建築家・菊竹清訓氏が設計した「旧都城市民会館」のありのままの姿をデジタルデータとして記録に残すため、クモノスコーポレーションにご協力頂き、距離を正確に測ることができる3Dレーザースキャナー4台を使って計測を行ってきました。
そして、ようやく350地点から計測したデータの合成が終わり、旧都城市民会館の点群データが完成いたしました!
先日8月29日(木)に開催されたリターンイベント第一弾『建築のデジタルアーカイブ』のトークセッションで、生成した点群データをお披露目してきました。
3次元スキャンによる実測に基づくリアル断面。 断面を見ることで、予算がない中でホールとしての機能を担保・実現した菊竹清訓氏の設計者としての凄みを感じられます。
真っ暗だった屋根裏の部分も3次元スキャンで記録に残すことができました。緞帳がそのまま降りてくる構造になっており、その分の高さが屋根裏に確保されています。建築を作る形、音響を作る形、テクニカルな部分がうまく納まるように計画されていたことが断面からよくわかります!
高密度・超高解像度の点群データは5万円コースの支援者様限定となりますが、汎用版の点群データは、研究や教材としての活用や、クリエーターによる自由な創作活動に繋がるようオープンソースとして公開しております。
>ダウンロードはこちら。
※こちらの点群データを使って作成した作品については是非ハッシュタグ「#3DDA #旧都城市民会館」 で投稿いただければと思います。