梨ばろっこ2018「我らがイエスの四肢」
8月5日(日)19時より北日本新聞ホールにて開催です。以下 チラシの裏面です。
多くの方々のご支援を頂いたバッハミサ曲ロ短調全曲演奏会から1年と数ヶ月。この大曲の次に私たちが取り組むべき曲は、とすぐに浮かんだのがブクステフーデの「我らがイエスの四肢」でした。
この作品には実は苦い思い出があります。アンサンブル30では2012年からご存知のとおり「梨ばろっこ」、結成した当初2004年から2009年にかけては「Oneコイン教会コンサート」を開催しておりました。ほぼ5年をかけて10回開催し、2007年に取り上げた曲がこの曲でした。
当時オリジナルの編成で演奏するには古楽器が揃わなかったことや、音の高低、タイミングはわかってのその他は一切書かれていないこの時代の楽譜を前に、皆で悪戦苦闘をし、全曲演奏は叶わず半分ほどに留まってしまいました。
あれから11年がたち、古楽器ヴィオローネ、ヴィオラ・ダ・ガンバ4挺、アーチリュート、ポジティフオルガン、バロックヴァイオリン2挺。ブクステフーデが望んだ通りの楽器編成となり、この1年間、宗教曲のスペシャリスト青木洋也氏に徹底的に指導を受けた16名の合唱、ヴォーカルアンサンブル30とともに、全曲を演奏する日を迎えることができました。本当に嬉しく思っております。
梨ばろっこ2018「我らがイエスの四肢」では指揮と、ローゼンミュラーの宗教曲「O dives omnium」を披露してくださるカウンターテナー青木洋也氏をはじめとし、オルガン通奏低音 岡田龍之介氏、ヴィオローネ、ヴィオラ・ダ・ガンバの櫻井茂氏。アートリュート奏者高本一郎氏。バロックヴァイオリン奏者 小池はるみ氏。など、昨年のミサ曲ロ短調全曲演奏会で協力してくださった方々が引き続き、梨ばろっこに協力してくださいます。
コンサートまで1ヶ月を切りました。順調に準備は進んでいます。8月5日をどうぞお楽しみに。
しかし、ひどい暑さです。。。どうぞ皆様くれぐれも熱中症にはお気をつけてお過ごしください。