はじめに・ご挨拶
はしかポリスと申します。
普段はTwitter上で感染症予防(麻疹と風疹)の啓蒙活動を行っております。
(このプロジェクトページをご覧になっている方は、私のフォロワーさんである可能性がとても高いと思います。改めてまして、初めまして!よろしくお願いします。)
このプロジェクトで実現したいこと
「風疹クーポン券」の利用を促すことです。
もうすぐ 40〜47歳の男性に"無料"で風疹の抗体検査と予防接種ができる「風疹クーポン券」が郵送されます。(東京都の場合、5月下旬〜6月上旬より発送)
そのクーポン券の存在の周知、利用を促すことがこのプロジェクトの目的です。
方法は、TwitterのTwitter広告を利用します。
40-49歳の男性にターゲットをしぼり、クーポン券の利用を促すツイート(広告)を配信します。
風疹について
まず「風疹」ついて簡単に説明します。
風疹に感染すると、潜伏期間14〜21日(平均16~18日)をへて、発疹と発熱(半数程度)を発症します。
症状は3日ほどつづき、発疹出現の約1週間前から周囲に感染します。
感染力が高く(インフルエンザの2〜5倍)、患者の咳やくしゃみなど吸い込むことによって感染します(飛沫感染)。
感染すると治療法はありませんが、2回ワクチン接種することでほぼ防ぐことができます。
一番の問題は、20週以内の妊婦に感染すると、胎盤から胎児へ感染し、
目や耳、心臓に障害をもつ「先天性風疹症候群(CRS)」の子供が生まれてくる可能性が高くなることです。
現在の風疹の流行の中心は、なんと40代男性!?
去年、風疹が大流行し まだ流行は続いています。
2018年は2,917人、2019年は5月15日までにすでに1,486人報告されています。
この流行で2人のCRSの赤ちゃんが生まれました。ワクチンで防げたにもかかわらずです。
ではどの世代で流行しているのでしょうか?
風疹は子供がかかるもの、というイメージがあるのではないでしょうか?
下は2019年5月19日までの東京都の年代性別別の風疹感染者のグラフです。
青色が男性です。成人男性にとても多いことが見てとれます。
これには理由があります。
実はこの世代の男性は風疹ワクチンが1度のみ接種、もしくは接種されなかったのです。
特に40歳〜57歳の男性は"一度も"ワクチンを接種する機会がなかったので、
ここがワクチン空白世代となり、一番のボリュームゾーンとなっています。
この「ワクチン空白世代」に今年、無料で風疹の抗体検査と予防接種ができるクーポン券が自治体から発送されることになりました。
風疹クーポン券の使い方
クーポン券は、40〜47歳の男性(昭和47年4月2日-昭和54年4月1日生)には、自治体から直接郵便で郵送されます。
47〜57歳の男性(昭和37年4月2日-昭和47年4月1日生)については、来年度に郵送、もしくは自治体に直接申請すれば発行してもらうことが可能です。
風疹クーポン券は、以下のリンク先に掲載されてる医療機関であればどこでも利用可能です。
厚生労働省 風しん抗体検査・風しん第5期定期接種受託医療機関
Googleマップ版
北海道・東北 / 関東 / 甲信越・北陸 / 東海 / 近畿 / 中国 / 四国 / 九州・沖縄
例えば「横浜在住で職場は東京」という場合、東京でも利用可能です。
まず抗体検査を行い、抗体が低い場合は、予防接種という流れになります。
もちろん抗体検査、予防接種どちらも無料です。
資金の使い道
支援金はこの風疹クーポン券の存在を周知するために全て「Twitter広告」に利用します。
Twitterには配信ターゲットを決めて広告を配信する機能があります。
ターゲットはこのクーポン券を受け取る「40-49歳 男性 日本」に設定します。
配信予算は1日1万円。自己資金として20万円を用意しました。
6月10日までは私が負担し、以降、1万円ごと(*注)に1日、配信日数を延長します。
5万円集まった場合・・・6月15日まで配信
10万円集まった場合・・・6月20日まで配信
つまり目標金額の22.8万円で6月30日まで広告配信できるということになります。
目標金額に満たない場合もリターンはお届けさせていただきます。
もし20万円以上集まるようであれば、1日の配信予算を増やします。
いずれにしても6月30日でこのプロジェクトは終了します。
*注 GoodMorningの手数料14%を引いた金額
リターンについて
支援者の名前一覧の大きな画像を作ります。
ご支援いただく際のご注意
支援ページの「備考欄」には
「お名前」か「ハンドルネーム」か「Twitterアカウント」かをご記入ください。
希望しない場合は「希望しない」とお書き下さい。(ややこしくてスイマセン)
支援していただいた方の一覧の大きな画像(希望者のみ)作成し、7月にツイートさせていただきます。
1000円以上支援いただいた方にはプロジェクトのレポートメールをお送りさせていただきます。
本当は500円でも5万円でも同じ内容をリターンに設定したかったのですが、CAMPFIREの規約上、設定することができません。苦肉の策として金額によりレポートの内容に差異をつけて設定いたしました。
(このレポートは後日支援者以外の方にも見れるようにする予定です)
最後に
このプロジェクトは「クーポンの封筒が40-47歳男性の手元にまだある間に利用を促す」ということにフォーカスした短期的なプロジェクトとなります。
長期的に活動されている風疹をなくそうの会「hand in hand」などにご支援の方も宜しくお願いいたします。
参照リンク先
以下参照先のソースを記載します。
国立感染症研究所 風疹
厚生労働省 風しんの追加的対策について
厚生労働省 風しんの追加的対策 Q&A(対象者向け)
風しんに関する特定感染症予防指針
東京都感染症情報センター 風疹
風疹をなくそうの会『hand in hand』
日本産婦人科医会 2019年“風疹ゼロ”プロジェクト宣言!!
NHK ストップ風疹
Twitter広告
最新の活動報告
もっと見る活動報告レポート
2019/07/19 15:57こんにちは。はしかポリスです。レポートが遅くなり申し訳ございません。皆様のおかげでプロジェクトを無事終了することができました。ありがとうございました!こちらの活動報告を持ってリターンのレポートとさせていただきます。支援金についてご支援いただいた金額265,500円から手数料を引いた金額224,932円をTwitter広告に利用させていただきました。ご支援ありがとうございました!手数料(14%)内訳広告掲載結果プロジェクト全体で以下の結果となりました。150万回を超える表示で9万回以上の反応を得ることができました。 広告掲載期間 2019年 5月22日〜7月1日 インプレッション(表示数) 1,528,275 利用金額 ¥407,490 エンゲージメント(反応) 91,358 エンゲージメント率(反応率) 5.98%(支援金は6月11日から7月1日までの広告掲載分に利用させていただきました)Twitter上の反応ネガポジ両方、様々な反応をいただきました。ツイートがきっかけでクーポンを利用された方も多く、Twitter上で直接報告いただいた方を目視で数えたところ113件のクーポン利用を確認できました。実際はもっと多くの利用があったと思われます。以下のようなご報告がありました。(うれしい。。)その他いただいたポジティブな反応は「いいね!」しておりましたので以下のURLからご確認いただけます。https://twitter.com/hashikapolice/likes各Tweetの結果広告向けにTweetを全部で8ツイート行いました。▼一番反応率(エンゲージメント率)が高かったのは以下のツイート▼一番自然拡散(オーガニック)が起きたのは以下のツイート下に反応(エンゲージメント率)が高い順に表にしました。ツイートIDをクリックすると該当ツイートにリンクします。表にある「オーガニック」というのは広告費のかからない自然拡散です。オーガニックでも拡散させるような施策を準備できていれば、もう少し広がったのでは?という点が反省点です。ツイートIDインプレッションオーガニックプロモーションエンゲージメント1139431155894083585201,778 26,957 (13.4%)174,821 (86.6%) 12,351 (6.1%)113433498219582668855917091,119 (16.3%)468,051 (83.7%)31,785 (5.7%)1139428791581736960187,63232,294 (17.2%)155,338 (82.8%)10,452 (5.6%)1134440720142438405484,10699,357 (20.5%)384,749 (79.5%)26,911 (5.6%)11343387844205527044232513,414 (31.7%)28,911 (68.3%)2,234 (5.3%)113334634837427404812656441,726 (33.0%)84,838 (67.0%)5,653 (4.5%)1130740772402188288313812117,191 (37.3%)196,621 (62.7%)11,819 (3.8%)削除済みツイート(強制停止)34,762--3,669 (10.6%)※表一番下の強制停止はツイート内に「おじさん」と表記し、ツイートの内容が差別的と判断され強制停止させられました。広告配信停止後も批判が相次いだため、ツイートを削除いたしました。(エンゲージメント率が高いのは批判が集まったため)風疹の流行状況(7/10現在)では実際に40代男性の報告数が減ったのでしょうか?下の表は2019年の1〜27週までの風疹報告数を男女別の表にしたものです。 赤が女性、青が男性です。男性30代40代を別途点線で表示しています。クーポン効果で男性報告数が「ガクンと減少!」を期待していたのですが、残念ながらまだ数字には現れていません。女性の数が一定のわりに、男性の報告数は多少減少といったところでしょうか。まだまだ風疹撲滅とは言えない状況です。国立感染症研究所発表の数値をグラフ化プロジェクトを終えてこのプロジェクトには一定の効果はあったと考えます。広告費用は全部で407,490円、直接のクーポン利用の報告が113名でしたので1クーポン利用あたり3,606円でクーポン利用を実施できたことになります。113名というのは「自主的に報告いただいた数」ですので実際はそれ以上の方がTwitterをきっかけにクーポンを利用されたと思われます。実はこのプロジェクトの前にワクチン自体を寄付できないか?と考えていました。『ここが変だよ「反ワクチン」徹底分析!』はしかポリス氏からは「ワクチン寄付したい、ワクチンギフトしをたいとの提案があった。https://rooftop.cc/report/2019/02/25122552.phpMRワクチンが1万円程度ですので、もしワクチンを配ったとすれば、今回は100万円以上の費用がかかったと思われます。それと比べれば、安価に、ターゲットである「40代男性」に抗体検査/ワクチン接種を促せたのは嬉しい結果となりました。今回のプロジェクトに限らず、今後もワクチン接種の啓蒙活動を続けていきたいと思います。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。 もっと見る
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