このプロジェクトは、ふるさと納税制度(個人)による税額控除の対象となります。寄附額のうち2,000円を超える部分の額が税額から控除されます。控除額は個人の収入等によって上限金額が決まっており、下記リンク先で目安金額が計算できます。正確な金額については、お住いの市区町村へお問い合わせください。
https://fbyg.jp/furusato-tax#simulation
本プロジェクトに寄附をすることで、実質2,000円で地域を応援しリターンを受け取ることができます。
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https://camp-fire.jp/channels/furusato
※税額控除を利用するには、ワンストップ特例の申請書の提出か、確定申告をすることが必要です。
※寄附(ふるさと納税)を行うと、11月頃に寄附した自治体から寄附金受領書(確定申告用)、ワンストップ特例申請書が届きますので、大切に保管し所定の手続きを実施してください。
近年、水がキレイな町として注目されている大阪府島本町。
そこに大きく貢献しているのが水無瀬(みなせ)神宮の御神水「離宮(りきゅう)の水」です。昭和60年に大阪府内で唯一、環境庁(現・環境省)選定の「全国名水百選」に選ばれ、水無瀬神宮の境内にある水汲み場には、連日早朝から多くの人が取水に訪れています。
2017年からは、「離宮の水」を使ったメニューを提供してくれるカフェやレストランなどの認定制度を導入し、「離宮の水」のブランディングも図っています。
しかし、この「離宮の水」を保全していくための活動費が少しずつ少しずつ、苦しい状況となってきてしまいました。ふるさと納税を通して、この現状を踏まえ、ご共感いただきご支援いただければ嬉しく思います。どうぞ、よろしくお願い致します。
「離宮の水」保全活動の現状
現在、「離宮の水」を守るための組織として「離宮の水保存会」があり、「離宮の水」の啓発やPR、施設の維持管理などに取り組んでいます。地元企業と行政、住民など約40人が、環境整備のための清掃奉仕などに励んでいます。
予算は島本町の補助金と保存会メンバーの会費で賄われています。数年前には、保全費が苦しくなって来たことをきっかけに会費の値上げを行いました。しかし財源確保は厳しく、設備に何か大きな故障が起こってしまった場合に「離宮の水」を提供できない状態になる可能性もあります。
冬温かくて、夏冷たい。自然の恵みがたくさん詰まった離宮の水
200立方メートルとは家庭用お風呂約1,000杯分。どれだけ美味しい水かということが分かります
「離宮の水」は、水無瀬神宮の境内にあります。朝の6時~17時まで無料で開放され、毎日水汲みの参拝客で賑わっています。平均して毎月約200立方メートルの水が汲まれており、他府県から毎月汲みに来る人、そして町外から移住してくる人もいるほど、おいしい水です。
実際にお水を汲んでおられた方にお話を伺ったところ、島本町のご出身で、結婚と同時に奈良に転居。でも毎月この水を汲みに来ているとのこと。
「奈良の水もおいしいですが、やはり何か違う気がする。ご飯もふっくら炊ける気がします。自分は離宮の水がおいしいと思うので、毎月友人に会う傍ら汲みに来ている」とおっしゃっていました。
大阪で名水百選に登録されているのは、ここ「離宮の水」だけ。自然の恵みが支えてくれている水です。
後鳥羽上皇も嗜んだ?御神水として用いられた神聖な水
水無瀬神宮の宮司、水無瀬忠成(みなせただしげ)さん
「年中水温が変わらない。そのため、夏はひんやり冷たく、冬はほんのり温かいと感じることのできる水です。100%地下水で、山で何年もかけてろ過された自然の恵みの水です。」と語るのは、水無瀬神宮の宮司、水無瀬さん。
当時「離宮の水」は、御神水として神様へのお供えとして用いられた水でしたが、茶道の歴史が始まるとともに、茶の湯としても利用されるようになったそうです。
現在でも4・10・11月にそれぞれ表・裏・武者小路の三千家が、毎年茶会を開催しており、これはとても稀なことなんだ。と水無瀬宮司。
これも「離宮の水」というおいしい水がきっかけになっているのだとしたら、とてもロマンチックです。
「離宮の水」をまちおこしの起爆剤に
ここ2~3年で「離宮の水」を知ってもらうためや、島本町活性化のための新しい活動も始まっています。それが、離宮の水ブランディングとみなせ野オーガニックマーケットです。
離宮の水ブランディング事業は島本町商工会によって始まった認証制度。
一定のブランド基準を満たした商品が認証を受け、専用のロゴの使用が認められます。2019年7月時点で、ゼリーやパン、バームクーヘンなど15の商品が認定されています。
みなせ野オーガニックマーケットは、2017年3月からスタート。毎月第2日曜日 10:00-15:00に水無瀬神宮の参道・駐車場でフリーマーケットが開催されています。毎月、多くの出店があり、お祭の時とは違った賑わいをみせるそうです。「離宮の水」を使ったお茶会「月釜」も同時開催され、認知度向上にも繋がっているようです。
ブランドを管理する、島本町商工会の小松さんは「住民に親しまれている離宮の水を使うことで商業価値を高め、まちを元気にしていきたい」と語ります。「離宮の水」はまちおこしの起爆剤として期待されています。
さいごに
「地下水100%である離宮の水は、何十年も染み渡ったできたものであり、自然のバロメーターでもあります。この水を守ってきてくださった先代に感謝し、島本の豊かな自然を後世に残していきたいです。」と水無瀬さん。
この水は、鎌倉時代から続く、とても神聖でおいしい水です。無料でどなたでも汲んでいただけるようにしています。
現在は、保存会のご厚意で、何とか守ることができている「離宮の水」ですが、今後はどうなるかがわかりません。有料にしたらどうか?というお声をいただくこともありますが、自然の恵みであるものを有料にするのは何か違う。
しかし同時に昔からあるものを末代まで引き継いでいきたいという想いは強く、また、この水をきっかけに島本町を知ってもらえれば、大変嬉しく思っております。
どうか、「離宮の水」を未来に引き継ぐための活動を応援ください。
どうぞよろしくお願い致します。
(このプロジェクトは、毎年継続して取り組んでいるものです)
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