ナマステ
はじめまして。古屋と申します。
今日の活動報告は古屋が書かせていただきます。
え?古屋って誰だよ??って思った人も多いかと思います。
私は今、ネパールで暮らして生活をしています。
ネパールでは柔道の普及の活動をしており、
今までに孤児院やエベレストなどに柔道場を作り、
柔道を通して心が育って欲しいなと思い活動しています。
日本から道着を集めて、ネパールに届けたり、
また日本の柔道家をネパールに呼んで指導をしてもらったりなどしています。
今回の「聴覚障がい者寮にスポーツコミュニティセンター建設プロジェクト」は、
SKET代表庄司が中心となり、日本で資金面の調達及び広報活動などを含め全面的な活動をしています。
私は現地ネパールでスポーツコミュニティセンター建設に向けて
庄司の活動に関わる全ての意向を伝えるために、
ネパールの柔道協会、柔道をする予定の聴覚障がい者寮関係者とミーティングを重ね、
日本とネパールの橋渡しのような役目と合わせ現場監督のような働きをしています。
日本のSKETのメンバーとは毎週、電話ミーティングをしてお互いの近況など相談しあっています。
実は私とSKETの代表の庄司とは、深い縁があるのです。
私は以前、日本では教員をしていたのですが、 SKET代表の庄司はその学校の卒業生なんです。
庄司は自分の担当学年ではないので、学校での面識はないのですが、
やはり教師と生徒の立場とはいえ同じ学校にいたという繋がりは
同郷のよしみ以上のものがあります。
そんな庄司とは去年、ネパールでたまたま出会いました。
ネパールの日本食レストランに行ったら庄司がいて、そこで話をしたのが始まりです。
話しをすると卒業生である事が分かり、さらになんと高校時代に柔道をやっているではないですか。
そこでお互いの考えが通じ合い、共にネパールの柔道のためにできることをしようと握手を交わしました。
去年の12月にネパールでジュニア柔道大会が開催されました。
その時にアジア10カ国・3ヶ月・1000人と柔道を共通言語とした国際交流の旅を実施中だった庄司に招待選手として出場してもらいました。
そこでは日本の圧倒的技術を見せつけて見事金メダルをとってくれました。
そして大会後はネパールの柔道家たちの指導に尽力してくれ、
あの時の庄司はネパールの柔道家にとって日本から来たヒーローのような存在でした。
とある日の私のtwitter。
ネパールのろう者に柔道をできればと思いつつも取り敢えず柔道着だけを渡したんです。
できたらいいなぁという願望だけを流した発信だったのですが・・・
神様はいるもんです。
Twitterを見た庄司が「僕が恩送りをしたい!」と気持ちを伝えてくれたんです。
そして庄司自身が同志を募り、SKETというプロジェクトチームを作り、
スポーツコミュニティセンターの建設はもちろん、
完成後の運営方法などの企画・立案、
そして資金調達するための本クラウドファンディング、
日本での助成金や奨学金の申請など全てを行っています。
おかげで私はネパール現地でのスポーツコミュニティセンター建設に向けての現場監督の仕事に専念することができています
今はSKETが来られた時に会話ができるようにネパール手話の勉強中。
ネパール手話を勉強始めて5ヶ月、ネパール手話でも最低限の会話はできるようになりました。
次回はまた現地の進捗状況、ネパールの手話についてなど報告したいと思います。
ネパールの現地でSKETの活動、頑張りをしっかりと形にすべく頑張ります。
古屋