細田です。
今回は首都カトマンズにある観光地「カトマンズ盆地」について書きたいと思います。
カトマンズ盆地は、首都カトマンズ周辺にある盆地一帯のことを指し、ユネスコの世界遺産には、1979年に文化遺産として登録されています。
カトマンズ市のほか、ラリトプル市(パタン)、バクタプル市を含み、この3つの主要都市の王宮や寺院といった建造物の数々が最大の魅力です。
そこでいくつかピックアップしてご紹介していこうと思います。
1. スワヤンブナート
カトマンズ中心部から西へ2キロに位置し、徒歩約30分で行くことができるネパール最古の仏教寺院です。仏塔は15mもの高さがあり、2000年の歴史を誇ると言われています。
チベット仏教の仏具である「マニ車」の側面には経文が刻まれており、手で回転させた数だけ経を唱えるのと同じ功徳があるとされています。
また、スワヤンブナートには非常にたくさんの猿がいることから、別名モンキーテンプルとも呼ばれています。訪れた際には、食べ物などの携帯品を取られないよう十分注意が必要です。
2.ボダナート
カトマンズ中心地から車で30分ほどで行くことができるネパール最大の仏塔であり、チベット仏教徒にとって聖地と言われる場所です。
最大の特徴は、36mもある仏塔の高さです。また、信者がマニ車を持って周囲を108回まわる光景は毎朝目にすることができたり、仏塔を囲むように360度に渡って土産物店が立ち並んでいて、観光地特有の賑わいを見せています。
3. パシュパティナート
タメル地区からタクシーで30分の距離にある、ネパール最大のヒンドゥー教寺院です。
シヴァ神が滞在したとの言い伝えがあるこの地は1500年以上も前から巡礼の地となっており、近年までヒンドゥー教が国教であったネパールでは聖地とされています。
バクマティ川に面しており、隣接した火葬場からは遺灰がこの川に流されており、ガンジス川の支流であるバクマティ川に流すことはネパールのヒンドゥー教徒にとって悲願とされています。
ヒンドゥー教徒以外の人は立ち入り禁止とされていますが、観光客は周囲から見るだけでも、十分に雰囲気を味わうことができます。
以上3つの代表される寺院を紹介しました。これらの寺院の他にも、カトマンズ盆地には多くの寺院や歴史ある建造物を見ることができます。ぜひネパール観光に来た際には訪れてみてください。