人はそれぞれの役割があるのだな、と常々思います。私などは食にかかわるつもりがなかったにもかかわらず、20年間お料理を作って食べていただく仕事をしてきました。カンビオ鈴木さんよりちょっと上の同世代ですが、これからはもっと「土」に向かう働きがしたくて、こめはなやの飲食営業を閉じました。
さて、この混乱にむかう時代、新たに二階を人が集まり、飲食できる場所にするという鈴木さんの気概に驚き、感服しています。若いころから一貫して「食」、そして 「人と人とのつながり」をテーマにしてこられたのだと思います。この時代だからこそ、人が緩くあるいは強くつながることが救いになってゆくのだと私は思っています。きっとそれが鈴木さんの役割なんだろうなぁ、と。
「街を耕せ、穴を掘って泉を作れ」と30代で街の自然食レストランで働いていたころに言われました。まさに鈴木さんは街を耕してますよね。耕す=カルティベイトが、カルチャーの語源だそうです。カンビオの二階に小さな泉が湧き、様々な人たちが寄り集って喜びを分かち合えるような、そんな場所になったら本当に素敵です。方法は違うけど、私も同じ思いでいます。カンビオを交流点に何が生み出されてゆくのでしょう。わくわくですね。
鈴木さんの夢の実現にどうぞご協力ください。