監督の大久保です。
観たい映画が続々と公開されていますが、この『Cosmetic DNA』の準備やらプレッシャーやらで全然観に行けてません。その代わりに自分の好きな映画を家で繰り返し繰り返し観ています。昨夜は救いを求めるようにサム・ライミ監督の『キャプテン・スーパーマーケット 』を観ていました。そうです、キャプテン・スーパーマーケットに救いを求めてしまうぐらい精神的に追い込まれているということです。
今日は『Cosmetic DNA』の主演・藤井愛稀さん(東条アヤカ役)の衣装合わせをしました。主役級の三人の中でも群を抜いて衣装数の多いアヤカ役、はっちゃめちゃにクールなガールズファッション、清楚系ワンピース、アイドル衣装、ゴテゴテ前衛アート衣装、喪服などなど、様々な衣装に着替えていく様はファッションショーのよう。そんな藤井さんの七変化は『Cosmetic DNA』劇中でのお楽しみ!!
映画を作るにあたってここまで衣装に拘ったことは今までありません。人望がないので衣装スタッフなども当然存在せず、ほぼ自力でメルカリ漁ったりセカンドストリート漁ったり……ファッションに造詣の深い花田さん(松井ユミ役)の助言も参考にしつつ。 きっとファッション面でもバチバチにクールな映画になることかと思います。完成した暁にはきっとファッション誌で『Cosmetic DNA』特集が組まれることでしょう。「最先端トレンドは東条アヤカに学べ!!」みたいな感じで。
藤井愛稀さんはこの『Cosmetic DNA』を通じて初めてお会いしたのですが、本当に役について真剣に前のめりに考えて理解してくれる、すっごい役者さんだと思います。藤井さん演じる東条アヤカというキャラクターは、社会不適合者で、性格が悪くて、倫理観も希薄、でも誰よりもおしゃれやメイクが大好きで、夜な夜なクラブに通っちゃうようなクールガール。きっと今まで誰も観たことない、新しい「役者・藤井愛稀」が観れることかと思います。っていうか撮影まだなので僕も楽しみです。
サスペンスフルな表情で何かを見つめる藤井愛稀さん。何か得体の知れない化け物を見つけてしまったのか、それとも自宅の冷房を切り忘れたことに気付いてしまったのか。謎は深まるばかりです。
今までご支援して頂いた方々、重ね重ねお礼を申し上げます。図々しいお願いになりますが、少しでも多くの方々にこのプロジェクトの存在を知ってもらうため、この記事や本プロジェクトのSNS等での拡散にご協力頂けますと、一同大変喜びます。
この映画は「フェミニズム」を謳っていますが、決して決して女がキモい男をぶちのめす!!だけに終始する映画ではありません。プロジェクトページに載っているあらすじの更に先に、未だ誰も観たことがない衝撃展開が待ち構えています。きっと賛否両論あることかと思いますが、僕自身、ずっとずっと前から考えてきたフェミニズム以外のもうひとつのテーマであり、今表現しなければならないと痛感しているものです。
『Cosmetic DNA』を通じて、世に生き辛さを感じている人がひとりでも救われますように。今後ともご支援・ご協力・ご意見・野次等、よろしくお願い致します。
大久保