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震災から8年経った福島の今を考える映像作品を作りたい

東京で活動するアートチーム anoが福島をテーマにした映像作品の制作のため、現地で取材する資金を募ります。

現在の支援総額

145,000

28%

目標金額は500,000円

支援者数

20

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/08/01に募集を開始し、 20人の支援により 145,000円の資金を集め、 2019/09/30に募集を終了しました

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現在の支援総額

145,000

28%達成

終了

目標金額500,000

支援者数20

このプロジェクトは、2019/08/01に募集を開始し、 20人の支援により 145,000円の資金を集め、 2019/09/30に募集を終了しました

東京で活動するアートチーム anoが福島をテーマにした映像作品の制作のため、現地で取材する資金を募ります。

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#デザイン の付いた活動報告

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インタビュー決行します!!!ページを見てくださりありがとうございます!来る9月21日にanoは映像作品のために東京でインタビューを行います。福島への取材には何度か行っていましたが、今回は東京編ということで現在も準備の真っ最中です。インタビューのテーマは「あの日の記憶を教えてください」。2011年3月11日の記憶はあのとき物心があった人はほとんど記憶していると思うのです。その体験を集めてみたいと思いました。どの人にも何かしら3.11の記憶があり、過ごしてきた時間があると僕らは思いました。それを多様な出身の人々が集まる東京で聞いてみることで、まず自分たちが思い描いている震災のイメージや感情が世間とズレているのかどうなのか検証になり、他方で被災を経験した方からすれば被害がなかった地域などでの認識を可視化できると考えました。現地に行ってみて僕らが思ったことの一つとして、外部は被災地の現状の認識が足らず、現地ではよその人への関心が薄いのではないか? というのがありました。僕らの見た現地はTVやネットだけを見ていたら知りえない情報で溢れていました。それが僕らにとっては刺激的で自分のこれまでの認識を揺さぶるモノでした。そして話を聞いていく内に、現地ではそれまでの自分たちや周りの人と同じように、自分たちの生活圏の外にある情報にアクセスする機会を意識的に作らなければ、外部の情報は得られないのだなと強く感じました。人間が知りえる情報はどうしても生きる環境に左右されてしまうところがあります。だからこそ環境を変えることで違う情報にアクセスし、違う価値観や認識を獲得できる。もちろん必要ない情報もありますが、双方向的な情報の交換がある程度必要なのではないかと思います。話がそれました。インタビューがそこまで大きな役割を担ってくれるわけではないと思いますが、そういった要素も入れながら作品作りを今回も、そしてこの先も進めていけたらなと思っています!とりあえず21日、インタビュー行ってきます!!!その報告も含め次回お楽しみに!ありがとうございました。


活動報告
2019/09/16 21:14

本日はリターンのブックカバーについての打ち合わせをしました。写真の中の素材は10月の撮影で改めて集めてくるのでお楽しみを!ここで、前回我々が作ったブックカバーの紹介です!↑写真は一般の文庫本に僕らの作ったブックカバーを巻いたものです。前回のanoの旗揚げ演劇公演『いたす』を行った時の公演の当日パンフレットをこのような形でブックカバーにしました!↑そして当日パンフレットなので、裏面にも作品への解説や情報がびっしりです!なぜブックカバーを作ったか。まず旗揚げ公演を打つにあたり一番考えたことは、自分たちが演劇を観にいった時のことを考えました。そして最もこだわったことは観劇中の作品の中身より(もちろん作品も妥協せずに制作しました)、観劇が終わり作品を見た後その作品がいかに鑑賞した人の日常につながっていくかということでした。これはうまく言葉では表現できないのですが、僕たちの間ではこれを「読後感」と呼んでいました。コーヒーを飲んだ後の後味を楽しむあのまったりした時間に近いのかもしれません。そこで、その読後感を最大限に楽しめるために何か工夫できないかと考えたのが「当日パンフレットにこだわる」ということでした。僕たちがいつも映画や舞台を見た時のチケットの半券やパンフレットって帰りがけに駅のゴミ箱に捨てたり、ポケットの中に入れてしまったのを忘れて洗濯した後にボロボロになって出てきて気付く、みたいなことが多いねという話になりました。そこで、せっかくお金と資源をかけて作るのだから無駄なゴミにしないようにしたいと、フライヤーをデザインしてくれたデザイナーのカネコモネさんに無茶な相談をしたことがきっかけでした!身近なものに組み込むことで日常生活と地続きに問題を可視化するそこでモネさんの中から飛び出てきたアイディアがブックカバーでした。当日パンフレットを平面ではなくブックカバーという立体的なものに変化させる固定概念を壊すその発想力には、僕らも正直驚かされました。しかし、このアイディアは一度の上演が終わると二度と形に残らず再現ができない(再演という形はまた別ですが)演劇というメディアを使っている僕らにとってうってつけでした。そこから3人でブックカバーに載せる文章やデザインを考えていきました。演劇は再現にはあまり向かないメディアですが、このように本棚に並べておき別の本を取るときに時についでに手に取ると、当時の記憶が少し蘇る装置となっています。これも、演劇の枠を飛び越えた上演しない演劇作品なのかもしれません。この「ふとしたときに蘇る記憶」は今回の作品にも生かすことができるのではないか? と思いリターンの1つに組み込まさせていただきました。確かに今回は演劇作品ではなく映像作品なので作品をそのまま残すことができます。しかし、人は忘れる生き物です。それは、テレビやネットなどのメディアを見ても顕著です。どんどん被災地の情報や露出は減り、今や自分からアクセスしないとほぼあの震災のことに触れる機会はありません。そこでこの「日常のふとしたときに思い出す忘れていた記憶」というものが大切なのではないか? と思ったのです。これも、長い時間をかけ被災地と向き合いたいという僕らのスタンスを表現する手段の1つになればと思います。少しでも支援していただいた方の楽しみになればと、リターンも精一杯がんばって制作していきますので引き続き応援よろしくお願いします!