大街道のアーケードで路上ライブを頻繁にするようになった僕はお客さんも徐々に増え始めてきたたまに「お兄ちゃん頑張ってね」「これでなんかお食べね」と、ありがたいお言葉と共にチップをくださる方もいた。そしてある日、路上ライブに初めて来てくれた50代くらいのサラリーマン風の男性が僕にこう言った...「お兄ちゃん、今までもらったチップは大切に貯めておけよ!!!」「それはただのお金と思っちゃいけねぇみんなの魂が入った"生きた金"だから本当に大切な時に使え!!!と...」当時の僕にはこの言葉がとても刺さった。路上ライブで出会う人は僕に大切なことをたくさん教えてくれた考えさせてくれた。普段出会うことのない人に路上ライブというものは出会わせてくれる本当に不思議な場所だ。それから僕はいただいたチップを机の引き出しの封筒に貯めることにした。。。気づけば約半年で"300,000円"ほど貯まっていた。それを見るたびたくさんご縁をいただいているなと...何度も勇気をもらいました。"本当にありがとうございます"僕がこのチップを使おうと思ったモノそれは路上ライブの旅だった。路上ライブで皆さんにいただいたご縁を新たな場所で"挑戦"という形で僕は路上ライブの旅に出かけるのであった。続く
安藤エイム の付いた活動報告
やっぴ~時代の最初のCD"memory"僕は販売をすることが初めてで右も左もわからなかったため7~8曲入って500円という価格だった。ある曲は2番の途中でギターが消えたり(笑)また、ある曲は2番に声質が急に変わっていたり(レコーディング日が違っていたため)ジャケットデザインは大学時代の友達が描いてくれた。大学の友達の知り合いで餃子が好きなおじさんの自宅レコーディングスタジオで歌やギターを撮ったのを今でも覚えている。当時の僕には本当に"ありがたい環境 "だった。無事にCDは完成した。初めて作ったCDが嬉しすぎて路上ライブをたくさんした。たくさんの方に受け取ってもらった。喜んでもらえたことが嬉しかった。そして県外でもやりたい好奇心から僕は大阪で路上ライブをした。初めての県外での路上ライブ。たくさんの方が代わる代わる聴きに来てくれた。愛媛から大阪に来てくれた友達もいてとても嬉しかったのを今でも覚えている。そしてCDも無事にたくさん羽ばたいた。それから梅田駅へ移動すると初めての光景を目にすることになる。足に鈴をつけてリズムをとりながらギター弾き語りするおじさんお客さんのところにぶわぁぁって入っていって演奏していくお兄さん路上ライブを同じ場所で3組み交代で演奏するお兄さん・お姉さんお客さんが100人以上集まる路上ライバー路上ライブを初めて数ヶ月の僕には全てが刺激的だった。こんな世界があるんだって知った。この時の僕はまだまだ知らないことだらけ。僕もこんな風にどんどん自己表現をしていきたい!!!愛媛でもこんなことができるかも!!!希望に満ちた心と一緒にふるさと愛媛に帰るのであった。続く
近況報告は各SNSで随時更新しておりますのでこちらの活動報告では期間限定のブログとして公開させていただきます!!!今回プロジェクトを開催するにあたってたくさんの方のご協力をいただきみなさんがワクワクするようなリターン内容を何度も出し合って達成時のアルバム制作に必要なサポートの方々ライブの打ち合わせなどを重ねこのようなプロジェクトを立ち上げることが出来ました!!!本当にありがとうございます!!!そして"やっぴ〜 "時代も"安藤エイム"になっても応援をしてくださる方々いつも本当にありがとうございます!!!----------------------僕が音楽を始めたきっかけ...それは"挫折"でした。僕は中学・高校・大学とソフトテニス部に所属しソフトテニスに明け暮れる日々を過ごしていました。高校1年生の時、全身に突然、謎の斑点が出現お医者さんに聞くと"シェーンラインへノッホ紫斑病"と診断される。喉の溶連菌感染が原因で、血管の末端が裂け、胃潰瘍にもなりました。高校3年生の時には、腸に痛みを感じた後、腸からの大量の出血があり腸に穴が開く寸前と診断されました。その症状を治すため"ステロイド"を最大12錠ほど服用していました。「テニスを教えながら学校の先生になる」という夢を掲げ僕は国公立大学に進学しました。薬の副作用で苦しんだ高校生活が嘘みたいに"顔のむくみ"もすっかりとれ大学でもソフトテニス部に入り1年生でレギュラーに入ることができやっと元の生活を取り戻したと思っていました...大学1年生の秋頃、中四国大会に出場。膝に違和感を感じながら、試合に参加した僕は突如襲ってきた膝の激痛に前衛としての機能を全く果たせなかった。大会も終わってその後すぐ病院に行きました。診断結果は【両膝大腿骨 骨頭壊死】お医者さんから言われた言葉は「手術をしないといけない」「明日からテニスは出来ないよ」「ステロイドの副作用で骨粗鬆症になりやすい」急なことすぎて僕の頭の中は真っ白になりました。「手術をしないといけない?」「明日からテニスが出来ない?」「ステロイドの副作用の予防をもっとしておけばよかったの...?」誰が悪いわけでもないのに、自分を責めたこともありました。そうか、これが現実か。。。テニスを教えながら教師をするという"夢"が僕の中で大きく崩れた瞬間でした。大げさに聞こえるかもしれないけれど当時の僕にはとても大きな出来事でした。。。泣いた泣いた涙が枯れるくらい泣いた。。。戻るはずのない過去を羨んだりもっとこうしておけばと後悔したりいろんな思いが交差した。。。そんな時、ふと家の中でかかっていた曲があった。昔から母の影響でよく聴いていたスターダストレビューさんの"木蓮の涙"だった。何故だか分からないけれど、その時の僕の胸の奥に"すっと"音楽が入ってきた。そして僕はまた泣いた。だけどさっきの涙とは何か違った曲を聴き終えた後小さな光が見えた気がした。少し勇気をもらった気がした。少し気持ちが落ち着いた。何故だか分からないけれど、本当に救われた。それから僕は大学から始めたギターを持って街へと出かけるのであった。続く