2019年7月27日(土)は、南相馬市にとって大切な行事である「相馬野馬追」の開幕日です。野馬追は国指定重要無形民俗文化財にもなっているそうです。このおめでたい日に、このクラウドファンディングも目標金額30万円を達成することができました。皆様のご支援に心より感謝申し上げます。
個別に連絡いただいた方々だけでも、鹿児島、久留米、福岡、神戸、宝塚、名古屋、東京、埼玉そして福島と、全国の方々からご支援いただきました。
南相馬市の方々も、周知やいろいろな調べ事等たくさんご協力いただいています。本当にありがとうございます。
「困っている」と言葉にするのはとても勇気のいることです。ひきこもりの当事者の方と会って最初から「困ってます」という人に、私はほとんど会ったことがありません。直接本人と会えるまで1年以上かかることもあります。困っていると言おうが言うまいが、ひきこもりの当事者の皆さんが南相馬にいることを、気にかけている人たちが南相馬市にも市外にも、県外にもいるということ、そして今回こうして具体的に支援というかたちで関わってくださる方々がいるという事実を、ここで共有できることをとても嬉しく心強く思います。
クラウドファンディングのページは終了後も残ります。いつか時間差でここのページを知る当事者や家族もいらっしゃると思います。ひきこもりは長期化するほどに、家族にとってもそれが日常になっていきます。先日お会いしたひきこもりの人は、外に出られるのに普段極力出ないようにしていると言いました。どうして?と聞くと「世間体」「これ以上家族に迷惑をかけたくない」と言いました。ひきこもりになったら出ないほうがいっそいい。そう思わせてしまうのは、ご家族の問題というより、地域の課題だと思いました。そしてこういったことは全国の人口の少ない地域に起こっていることかもしれない、とも思いました。県単位ではなく、人口の多いエリアだけではなく、地域にひきこもり支援センターと名前のついた場所ができることの意味は大きいと思っています。
何も大きいことをしようとは思っていません。小さく、でも長く続けられるセンターを、皆さんと作っていきたいと思っています。
クラウドファンディングは8月末まで継続します。今後いただいた支援は、机や椅子などの備品や運営費として大切に使わせていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。