2019/09/19 00:00

クラファン日記_12

クラウドファンディングの達成により「無料化(投げ銭制)」を考えている、2020年3月24〜29日(CPK GALLERY/東京・浅草橋)の公演について書かせていただきます。

本公演は「青木尚哉グループワークプロジェクト」、これまでの3年間の集大成となります。

プロジェクトは2017年のスタート以来「ダンス」と「身体」、それぞれの「社会」との関わり方をリサーチしてきました。昨年10月には、ここで生まれた身体メソッド「ポイントワーク」をベースとする作品『atlas』を発表し、好評を頂いています。

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①舞台美術に、建築家の長谷川匠さんを起用。

次回の公演では、ポイントワークをさらに発展させるため、舞台美術に建築家の長谷川匠さんを起用。青木尚哉と長谷川匠の「身体×空間」のタッグを実現いたします。

建築界では若手ながら、実績を重ねて注目を集めている長谷川さん。アーティストとしても活動されていて、世界各地で「TAKUMI」名義で個展を開催しています。

公演の会場は、ポイントワークに彼なりのアイディアをプラスした空間に仕上げていただけそうです(写真は、彼によるコラボレーションイメージです)。



②劇場ではなく、ギャラリー「CPK GALLERY」(東京・浅草橋)で開催。

公演の会場は劇場ではなく、東京・浅草橋の「CPK GALLERY」をお借りすることになりました。

ディスプレイ製品を製造販売する日本コパック株式会社が、「服の見せ方を考えるギャラリー」として去年スタートしたばかりの展示空間です。隅田川沿いの魅力的な立地から、情熱を発信しています。

「社会の中でのダンスの置き方・見せ方を考える」という僕たちのリサーチ活動とも、相通じる部分を感じています。


③城崎国際アートセンターでのレジデンス(合宿製作)。

公演直前の2月には、城崎国際アートセンターでのレジデンス(合宿製作)で仕上げを行います。2017年度の立ち上げから、今回で三度目のレジデンスとなります。3年間のリサーチの集成として、もってこいの環境が準備できています。

城崎国際レジデンスセンター
http://kiac.jp/jp/

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公演は、プレビュー込みで1週間連続7〜8公演を見込んでいます。1公演の入場収容者数は80~100人前後、トータルで600~800人程度。

クラウドファンディングが目標に届けば、このチケット代を無料にできます。一度体験して気に入っていただければ、何度でもリピートできます。

僕自身も若い頃、衝撃を受けた公演に翌日もリピートしたことがありました。が、3日目はさすがに財布が追いつきませんでした(アルバイトの身では、その2回が本当のギリギリでした……)。チケット代の制限をなくして、見たいと思う人に存分に見ていただける場を作りたい。


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芸術は、交換制だと思っています。

誰かからもらい、誰かに渡せれば、支払いはいつでも良い。金額でもない。不器用な言い方ですが、そのように感じています。

若い頃から、お金に代えられない恩をたくさんもらったことで、今の自分があります。この恩を返したいのです。

さらには、このプロジェクトで、また恩をいただくことになります。それをまた返してゆく。

いただいた方に、直接は届かないのかもしれません。

それでも、ただ返します。

もっと循環させたい。

滞らない世界に興味を持っています。

金銭的な支援でなくとも構いません。こうした話に興味を持っていただけたら、ご家族やお友達と話題にしてみてください。それが循環の一歩となります。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

青木尚哉


ダンス公演チケット無料(投げ銭制)「気軽さ」から始まる未来の鑑賞スタイルへ挑戦!

https://camp-fire.jp/projects/view/180263

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