「XMT40+5」には背面サイズ展開がありません。
だから背面長が合わないともうダメ、なのか?
いえ、そんなことはありません!
背面長がバックパックのフィット感の全てではないのです。
まだ知られていない「XMT40+5」のスゴさをお教えします。
先日「XMT40+5」の試用に登りに行きました。いざ歩き出そうと背負ったら、背中に気になる「当たり」がある。だからバックパネルを外したんです。
いつの頃からか、登山用バックパックに背面長サイズというのが出てきました。
しかしフィット感を出すのに、背面長よりもっと核心的なポイントがあります。
それが背面型。
「XMT40+5」の取り外し可能なバックパネルには、
背面シェイプの骨格をつくっている「T」字のフレームがあります。
実はこれ、あなたの背中の形に合わせて調整ができるのです。
比較的厚めのフレームなので、調整作業には少し力が必要ですが、堅い針金のような感覚でかなり微妙なところまで調整可能です。
空荷で背負っても微妙なフィット感はほとんどわかりません。
調整するときは、必ず荷物を入れた状態で背負って、
「当たり」の確認をしてください。
フィット感最高の場合はそのまま。
もし「当たり」がある場合は、
この「T」字フレームを引き抜いて調整します。
バックパネルを入れて使うなら、
本チャン前には必ず荷物を詰めた状態で「当たり」のチェックをしてみてください。
これだけで驚くほど快適に背負えます。
試用登山でもギアの不調に悩まされることなく、これで一日快適に背負うことができました。
「ULTIMATE 38」や「TRIOLET」なども、この内蔵フレームの調整が可能です。
ちょっとこれ、人に教えたくなりませんか?