最高のカフェオレのミルクを探す旅
〜東京ドーム3個分に、30頭の乳牛が自由に動き回る牧場とは?!〜
暑い日が続いていますが、みなさんお盆休みはゆっくりできましたか?
わたし(山田敏夫)は、カフェオープンに向けて最高の素材を探しています。
今回のテーマは、「ミルク」です!!
うなるような暑さの中、熊本県・北部にある玉名駅にやってきました。
ファクトリエのメンバーであり、私の高校の同級生南の地元です。
(駅前、なんにもない・・・)
ここから車で山道を登ること20分。
お目当の「玉名牧場」さんに着きます。
狭くて急な山道を抜けると、牧場が現れました。
素敵なロッジ!
(ここでは普段、ピザなども食べられるそうです)
こちらの売りは、
「東京ドーム3個分の広さに乳牛30頭を放し飼いにしている」こと。
また餌は、「穀物」ではなく、自然に生えている「牧草(青草)」を食べさせています。
※海外では、グラスフェッド(grass=牧草、fed=食物)と言われる育て方です。
(玉名牧場の矢野希実さん)
乳牛が少し痩せているのを心配しましたが、むしろこちらが健康体とのこと。
(多くの酪農家は、脂肪分の多い穀物で敢えて太らせているそうです)
それ以外にも色々な違いが。
1.牛乳がとれる量
玉名牧場:(一日10リットル/頭)
一般の牧場:(一日30リットル/頭)
2.お産
玉名牧場:生涯で多産(13回)自然交配、人の手を借りず、仔牛は生まれる
普通の乳牛:生涯でお産回数は3-4回、人工授精、人が仔牛を母牛から引っ張り出す
ただ飼っている牛を放牧すればうまく行くかというとそうではない。
放牧しても、穀物を与えられていることに慣れている牛は、牧草を食べないそうだ。
少なくとも10年かかるので、少しずつ青草に慣れさせていく必要がある。
矢野さん「ほら、これうんちだよ!触ってみて!!」
山田「え・・・・・(ぜったい嫌です)」
矢野さん「これは食物繊維だから、汚くないよ。この草は、燃料にも使える」
山田「は、、はい・・・(おそるおそるタッチ)」
これらは、5-6年前の野菜たち。
窒素が入っていないので、「腐らず、枯れる」のだそうです。
矢野さん「いまの食事は(窒素など)悪いものが多く入っているからほとんどが腐っちゃんだよな」
昔の人はミイラになっても、現代人は腐ってしまうと言います。
なるほど、そういう原理なんですね。
「牛は本来、18年くらいは生きるもの」と矢野さんは言っていました。
現在の牛舎というストレス環境で、穀物を食べさせている限り、3-4回しかお産ができない体になり、早めに殺されてしまうそうです。
私自身、最近は霜降り肉の脂がきつく感じていましたが、注射や餌による肥育について改めて考えさせられます。
さて、健康な乳牛からつくられる玉名牧場さんの牛乳は、クリーム?ヨーグルト?のような塊がゴロゴロと入っていて、濃厚で、後味はすっきりと、とっても美味しかったです。
これは牛乳か?!というほどで、牛乳というジャンルでは語りきれないほど。
少し高くても、「語れるミルク」として、ぜひ取り入れたいと思います!
ぜひ、楽しみにしていてください。
\\ファクトリエ&コーヒーは、10/1(火)オープン予定です!//
クラウドファンディング支援者のプレオープニングイベントは、9月21日(土)15時〜17時です。
まだチケットがございますので、ぜひご参加ください。