◆はじめに・ご挨拶
はじめまして、私たちは人口最少県の鳥取県東部八頭若桜谷で地域再生に取り組んでいる一般社団法人SENROです。
私たちSENROは鳥取県東部の若桜鉄道沿線の八頭若桜谷で古民家を暮らしの文化・農の文化をテーマに活用することで、コミュティーを再構築し、地域再生を行うことを目的に平成26年12月に設立いたしました。その中では八頭若桜谷の暮らしの文化、農の文化、自然風景をテーマにしたまちあるきなどの八頭若桜谷里山リトリートなどを実施し地域内外の方と交流を続けています。
【SENRO】への思い
八頭若桜谷は若桜鉄道と共に歩んできました。若桜鉄道は地域の皆さんの喜びや悲しみを静かに見守り、また、線路が続くことで地域の人の夢を運んできました。そこで私たちは人と人、人と地域をつなげることで豊かな社会を実現したいとの思いからこの社名を考えました。
毎朝、学生の皆さんで賑わっていたころの若桜鉄道。でも、八頭町では小学校は8校が4校に!中学校は3校が1校に!統廃合され、若桜町では小中一貫校が1校のみで、今は乗る小学生や中学生や高校生も大きく減ってしまいました。今は「昭和号」「八頭号」という観光列車が走っています。
この画像は「SATOGAERI プロジェクト」の一つの拠点「おばあちゃんち 雄太郎邸」がある下日下部集落空撮画像です。
◆このプロジェクトで実現したいこと
このプロジェクトは弊社事業である交流人口の増加を目標とした「暮らしのツーリズム 八頭若桜谷里山リトリート」や「ふるさとワーキングホリデー」などを通じつながりのできた地域外の住民が「関り人」になり、新しい形の地域コミュニティーを再構築することで、持続可能な地域再生を目的とします。
(1)事業コンセプト
昔から地域で行われる総事や夏祭り、おひまちなどの行事を里帰りのコンテンツとしてブラッシュアップし、帰りたくなる或いは関わりたくなる「コト・トキ」に価値転換を図り、「里帰り」の動機付けを行い、定期的に里帰りを行っていただくことで関係人口ネットワークを拡げ、地域コミュニティーの再構築を行います。
(2)クラウドファンディングの目的
昨年度から八頭町の旧八東町地域の「廃村 柿原集落」、「下日下部集落」を活動エリアとして八頭若桜谷の暮らしの文化や自然風景をテーマにした体験プログラムやワーキングホリデーの受入で少しづつですが交流人口が増え、その中から「関わり人」になっていただいた方もできました。今年度さらに多くの皆さんに関わっていただきたいので、それぞれの集落の拠点の整備を行いたいと考えています。(現在進行中です!!)また、クラウドファンディングを通じて、「関わり人」になっていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
【下日下部集落】
◆いつでも「ただいまー!」って里帰りできる「おばあちゃんち 雄太郎邸」の整備
里帰りの宿泊拠点です。民泊登録は完了していますが、基本的な部分の改修を行い、誰でも心が休まる場所にします。
◆おばあちゃんち 雄太郎邸 概要
所在地:〒680‐0526 鳥取県八頭郡八頭町日下部750
電 話:0858‐71‐0920(日中は080‐5904‐3488)
メール:senro@hal.ne.jp
~雄太郎邸へのアクセス~
【関東方面から】
・羽田空港→鳥取砂丘コナン空港→鳥取駅→郡家駅→若桜鉄道安部駅
・JR(新幹線、智頭線経由、特急「スーパーはくと」利用)→若桜鉄道安部駅
【関西方面から】
・JR(智頭線経由、特急「スーパーはくと」利用)→若桜鉄道安部駅
・高速バス
大阪(弁天町/なんば経由)→郡家
大阪(弁天町/梅田経由)→鳥取駅前
・自動車
大阪(中国自動車道)→佐用JCT→河原IC→R324→R482→雄太郎邸
大阪(中国自動車道)→山崎インター→R29→R482→雄太郎邸
【雄太郎邸の詳細地図】

~雄太郎邸のご紹介~
・一般民泊家主居住型ゲストハウス
・洋室6畳(11㎡)3部屋、和室8畳(15㎡)1部屋 最大宿泊人数5名
・素泊まり(宿泊のみ 食事なし)自炊・食材持ち込み可。
・WiFi完備
・トイレ・お風呂は共用
・寝具一式、ドライヤー、ボディソープ シャンプー コンディショナー付き一式です。
・タオル パジャマ 洗面道具などはご用意をお願いします。
・冷蔵庫、電子レンジ、調理道具ございます。
・ペットの持ち込みはできませんので、ご了承下さい。
・洗濯機はございます。
【柿原集落】
◆大人の隠れ家「保木本邸」の整備
里帰りの時の遊び場として活用をします。現在、空き家の状態で痛みがひどく、また廃村になってしまい、上下水道がありませんのでトイレなどの設置や傷んだところの修繕、五右衛門風呂の復活などで「暮らしのツーリズム 八頭若桜谷里山リトリート」の拠点とします。 
◆私たちの地域のご紹介

鳥取県東部にある八頭町と若桜町は通称「八頭若桜谷」と呼ばれています。山々に囲まれた町は、山間を縫うように集落が連なり、昔ながらの風景と共に人が暮らしています。人々の暮らしを繋ぐのは、1両列車が似合う「若桜鉄道」と昔地元で澤バスと呼ばれた「日本交通」の路線バス。
谷の四季はさまざまに移り変わり、私たちに美しい景色を見せてくれます。大地凍みる冬、厳しい寒さが美味しい作物を育て、雪が豊かな水を里にもたらす。雪解けの春、暖かい陽気に木々が芽吹き、かわいらしい草花が春を告げ、山々が、田園が美しい新緑できらきらと輝く。陽炎揺れる夏、ひとたび森へ足を踏み入れると、ひんやりとした空気、清流の流れ、生き物たちの息づかいが聞こえる。実りの秋、谷を囲む山々は赤く色付き、里に実った果実は見事なまでにその色で辺り一面を染めます。
城下町として栄えた若桜町、そして宿場町として賑わった八頭町。その歴史は谷に今も静かに息づいています。町のあちらこちらには、築100年もする伝統的な日本家屋が残り、古きなつかしき、どこかほっとする場所を与えてくれます。路地裏や家屋の前を流れる水路の水の音が、この谷に安らぎとさまざまな豊かさをもたらしてくれています。それは、今も昔も変わらない日本の原風景でしょう。
どこかに忘れてきた心の豊かさがここにあります。
美しい、日本のふるさと、八頭若桜谷。
◆プロジェクトを立ち上げた背景
八頭若桜谷は全国の中山間地域同様、少子高齢化・人口流出に歯止めがかからない状況です。もちろん、行政・企業・地域においても様々な移住定住施策を講じていますが、なかなか移住定住までつながらないのが実情です。そこで、県内外の住民を対象に交流人口及び関係人口の増加を目標とした「SATOGAERI」プロジェクトを構想しました。このプロジェクトの目的は弊社事業である交流人口の増加を目標とした「暮らしのツーリズム 八頭若桜谷里山リトリート」や「ふるさとワーキングホリデー」などを通じつながりのできた地域外の皆さんが八頭若桜谷の「関り人」になっていただき、新しい形の地域コミュニティーを再構築し、持続可能な地域再生を目的としています。


◆これまでの活動

【これまでの活動】
◆Reborn 柿原
平成18年に廃村になった柿原集落に再び人の営みの火をともす!というコンセプトでアートイベントや周辺の自然を活用したアウトドアアクティビティーを開催しています。また、柿原集落に関心がある人やかかわりのある人と一緒に集落の清掃や保木本邸の修繕を行ってきました。また、昨年から廃村に村祭りを復活させるため「柿原縁日」を開催しています。
◆八頭若桜谷里山リトリート
八頭若桜谷の暮らしの文化・自然風景などを活用した暮らしのツーリズム「八頭若桜谷里山リトリート」を昨年から毎月開催し、交流を通じてネットワークを拡げています。
◆ワーキングホリデー「とっとりワーホリ@やず」
昨年から取り組み始めたワーキングホリデー。昨年は8名の方と交流することができました。地域外からの目線で教わることがたくさんありました。また、地域の方にも普段高齢者ばかりなので、若い人が来てくれてにぎやかになったと喜んでいただき、また来てくれないだろうか?とも尋ねられて取り組んでよかった。と感じており、これが関係人口ネットワーク拡大の取組のきっかけとなりました。実際におふたりの方はことしも里帰りしていただいております。

◆リターンのご紹介
八頭若桜谷の農家の皆さんが丹精込めて育てたお米、野菜、果物をお送りいたします。お米は鳥取県では珍しいあきたこまち!柿原集落で栽培された柿原特選米「穂きもと」、八頭町のおばあさん達が丁寧に育てた野菜、八頭町特産の柿・梨などをお届けします。また、隣の若桜町で八頭若桜谷で駆除された鹿革を有効活用し、クリエイティブな革工房を営んでいる「Dear*Deer」さんの工芸品をお届けいたします。
柿原特選米「穂きもと」が育つ田んぼ。保木本さんが丹精込めて育てたお米です。
今は廃業されており、もう清酒「東明」は入手できません。ただ、建物などはその当時の痕跡が残っています。今回女将さんのご厚意により、保存されていた原酒を、復刻版のラベルとともに古酒として皆さまに進呈いたします。
【光澤寺&宿坊光澤寺】若桜鉄道丹比駅近くにある浄土真宗本願寺派のお寺です。宿坊も経営されており、全国からマインドフルネスなどの体験を目的に来訪されます。最近は本堂に永代供養の納骨堂を設置され宗派に関わらず、利用する方が増えています。
◆最後に
コミュニティーの崩壊が人口減少或いはライフスタイルの変化により進んでいます。そこで私たちSENROは交流を通してつながった地域外の皆さんに八頭若桜谷に関りを持っていただくことで、コミュニティーを再生しようと考えました。ふるさとに対する価値観は皆さんそれぞれですが、皆さんの多様な価値観や地元の方の価値観をつなげ、あたらしくてなつかしい新しいふるさとづくりに取り組んでいきたいと思います。ぜひ、関わり人になっていただき皆さんそれぞれのあたらしいふるさと八頭若桜谷を実現しませんか?八頭若桜谷は皆さまを必要としています!
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る
SATOGAERIプロジェクトを思い立った理由!
2019/10/13 14:54SATOGAERIプロジェクトを思い立った理由を簡単に説明します。(と言っても長文になります) そもそもSENROは八頭若桜谷にある古民家(伝統的建造物 概ね築100年以上)を活用し経済循環を伴ったコミュニティー再生・地域再生を目的にした事業に取り組んでいました。ところが地域を見回してみると古民家はたくさんあるのですが、コミュニティー再生をしようにも地域コミュニティーが風前の灯火状態で、祭りなどの地域行事は隔年開催或いは3年に一度に縮小され、中には祭り自体が担い手がなく軽トラに「榊神輿」(私たちの地域では榊を担ぎます)積んで、少数の男性が集落内を歩く形にまで簡素化されています。もちろんお囃子は人ではなく録音されたものを屋外スピーカーで流すだけです。 集落内の村仕事も担い手が減り、維持も大変になっています。その中で青年団、子供会などもどんどん縮小し、休眠状態になっている集落もあります。その中で地域内でコミュニティーを維持再生しようとしても、困難な状況を目の前にしどうしたものか?と考え込んでしまいました。 単に賑やかにするだけなら話題性のあるプレイヤーにお願いし、話題性のあるイベントなどを開催すればいいのですが、そうするとプレイヤーが主役になってしまうだけで、「そこで」「そのとき」「その人から」という私たちが考える地域再生の大切なコンセプトから外れてしまうように思います。 そして、地方の場合都市部と同じようなことを行っても必然性がなくなり、その地域特有の文化を包摂した形での新しい文化の創造ができなくなるので、地方での地域再生はやはりその地域特有の文化をもとにしたスキームが必要だと思います。そうするとその地域への思い入れが発生しそれがコミュニティー再生につながることになると思います。 そんな中、2018年にふるさとワーキングホリデー「とっとりワーホリ」事業の受入を行い参加してくださった都市部の方が集落行事や村仕事などに参加した結果、集落特に高齢者の方に喜んでいただき、ご近所に活気が出てきたことを経験し、移住定住の一歩手前の関係人口という形でのコミュニティー再生を考えました。あたらしいふるさとづくりを皆さんと一緒に実現することで毎年里帰りする場所を作ろうと! もっと見る




コメント
もっと見る