【イベントのお知らせ】
シリーズ〈暮らしの街で本と本屋を考える〉
本屋はかつて、暮らしの一部でした。
週刊誌や月刊誌を買うために、または話題の書籍やコミックを買いに、どこの街にも一軒は営業していた「まちの本屋」へ、多くの人が定期的に足を運んでいました。
しかし、ネットとスマホが普及したことで、雑誌や本を本屋で買う人は少なくなりました。営業を継続してほしいという多くの声は、けして後押しになることはなく、私たちの生活から、本屋は徐々に消えつつあります。
私たち石堂書店もまた、「まちの本屋」です。暮らしの街・妙蓮寺で70年間、地道に営業を続けてきました。
しかし、時代が急速に変わりゆくなか、私たちにもそろそろ変化が求められています。地元のお客さんにとってあるべき「まちの本屋」の姿とはどんなものか。
自分たちの役割を定義しなおそうと、地域のひとたちと様々な取り組みをはじめています
その取組のひとつとして、〈暮らしの街で本と本屋を考える〉という連続トークイベントを企画しました。
「本」「本屋」「街」というテーマで毎回著者や関係者をお呼びして登壇いただき、トーク・セッションやディスカッションをおこないます。
あなたの街の、あなたの本屋。
その記念すべき第1回として、先日7月末に『街灯りとしての本屋』(雷鳥社)を上梓されたライターの田中佳祐さんと、構成を担当された双子のライオン堂の店主・竹田信弥さんをお招きし、「あなたの街の、あなたの本屋。」と題してトークイベントを開催します。