プロジェクトご支援者へのリターン品の目玉の品「登山安全のお守り」デザインは何度も校正を重ねて、「キャラグッズ」の枠に留まらない、かなり本格的な出来栄えに仕上がっています!しかし、ガワだけ本格的でも仕方がありません。このお守りは、実際に登山安全のご祈祷をいただいて、本当の「お守り」に仕上げます。通常、お守りは中を開けて見ることは無いと思いますが、お守りの中には願い札や縁起物など、「中身」が入っています。この中身に関しても、見えないところだからと手を抜かずに作っています。外側には「願い札」という文字とともに、お守り袋と同じヤクちゃんのイラストが。バックの山が「常念岳」なのが、お守り袋と違う所ですね。そして内側には、ご祈祷いただくお坊さま《中込義孝氏》により「祈願文句」がしたためられております。ここの文言は、義孝氏と僕とでウンウン悩んで相談し合いながら決めました。【安全祈願】これは分かりやすく直球ですね。最初は「山行安全」とかが登山らしいかなという案だったんですが、登山は登山口に着くまでの交通や、体力づくりの為の下界でのトレーニングなども含めて安全であって欲しいため、あえて広く「安全祈願」とだけにしました。【山水報謝】「報謝」は恩に報い、徳に感謝すること。山々に感謝する、といった意味合いです。最初は「岳恩報謝」という案だったのですが、「岳」は一般的には霊山や高山に使われる呼称であり、低山・里山などは岳とは呼ばれないことが多いことから、こちらもあらゆる山を含めるために「山」の字に。「水」の字を入れたのは、山の恵みの中で水は欠かせないものであること。山あり谷ありという通り、山と渓谷(そして沢、川)は切っても切り離せない存在であること。そして、「山水」という熟語には自然そのもの、といった意味合いが含まれることからです。「恩」の字を外してもらったのは、山は恩や恵みばかりを与えてくれる存在ではなく、人間にとって厳しい場所でもあること。そして、その厳しい環境から受け取るものも多いことから、「山からの恩に対してだけではなく、ただあるようにある山そのものに対して感謝する」といった意味合いにしたかったためです。皆さんの目に直接触れることもない願い札ですが、このお守りを持って登山に行かれる方の安全をほんとうにお祈りし、言葉の一文字一文字をかなり吟味して選びました。もちろん、心は込めているものの、この状態の願い札はまだハリボテです。ここから実際にご祈祷していただいて、はじめてお守りはお守りになります。ご祈祷は2月頃を予定しています。その様子も、動画などで皆様にお届けすることになると思います。