2015/05/21 07:21
「博多帯締め、筑前しぼり、歩む姿が柳腰」と正調博多節に歌われている博多織は福岡を代表する伝統的工芸品[博多織」
それは約800年の昔から多くの人々を魅了し、現在へ受け継がれています。
その博多織ができるまでの工程を紹介したいと思います。
整経(せいけい)
経糸に心を込めて
製織の準備工程で、経糸の必要な本数・長さ・張力などを揃えることです。
糸繰りによってボビン(糸枠)に巻かれた糸をたくさん並べ数十本単位でドラムに巻きとっていきます。
足元にアクセルやブレーキがあり、ドラムの回転するスピードを調節し、回転数を決めて、何度も繰り返し巻きながら数千本から数万本の経糸を作ります。
経糸は細く切れやすいので、指先に最大の神経を集中させなければなりません。
(博多織工業組合HPより)