2017/03/05 14:07

昨日までに準備をしてきた天候の読み、機材の強化、ローカルの協力を得たのもあり、打ち上げは成功!!

そして、現場を片付けていざ捜索開始となったが、初めの拠点から全く動かないGPS、、、
雲行きが怪しい中で落下予定地に向かう。

落下予定地に行くと、映画『マッドマックス』に出てくるような車両でないと入れないくらい荒れ果てている土地が広がっており、ミニバンレンタカーで行ってみるも砂に足を取られ進めない、有刺鉄線を木にしたような砂漠植物による通行止め、道が消えるなどのトラブルがまたもや登場。
ニッパーでトゲを取ったり、道を捜索したり、地面を平す作業を繰り返し行ったりしたが、そもそも砂漠に対応した改造をしていない車で行けるところではないと感じあえなく断念。

泣く泣く、別の捜索チームのジェレットと合流することに。
そして、合流した途端ジェレットの電話が鳴った。

「見つかったぞ!!」

想像以上の厳しい環境での捜索活動を目の当たりにして万事休す、かと。しかし僕たちは見捨てられてはいなかったようだ。

電話が来た理由も、前日に万が一の場合に用意しておいた機体表面にスペイン語と英語表記で書かれた手書きのHELP文を読んで電話をくれたという。

すぐさま拾ってくれた方のお家へ向かう。

車で30分、指定された土地の周辺に差し掛かった時、見慣れたオレンジ色の何かを発見。

そう、僕たちのパラシュート!!

発見したのはそこに住む子供であった。
子供は爆弾と思ってお母さんに報告したらしい。笑

そして、実際映像を確認を行い、6台のGoProカメラは全飛行工程の2時間の撮影ができていた。

機体はもしかしたら見つからないと思ったし、見つかっても映像が撮れていない可能性も頭をよぎっていた。こんなに綺麗すぎる結末は気持ち悪いぐらいで、いまだに現実味がないのが正直な気持ち。

「もしかしたらまだ何か起こるのでは??」

そんなことも言われるけど、僕の人生そんなもんのようです、、

仲間とともに無事に日本に帰れればそれだけで、良きです。

 

これは今回のプロジェクトのまだ途中。やっと素材をとってきたところ。
このあと、作品をつくり、皆さんの手元に届け、『世界初』の称号を得るまで走り続けます!!

 

近藤 憲