電凸でのテロ行為の脅迫により、
企画展「表現の不自由展・その後」が僅か3日で展示中止に追込まれた
開催中の「あいちトリエンナーレ2019」に対して、
文化庁は既に採択済みだった補助金の交付を全額停止することを決定しました。
これにより事態は、
公権力による検閲にも繋がる芸術空間への介入や表現の自由への侵害へと波及。
戦後、現在の憲法の施行により
この国で初めて表現の自由が認められてから72年を経て、
わが国の表現の自由はまさに今、分水嶺にあるとも言えます。
時の公権力がその意やイデオロギーに沿うままに
芸術や表現に介入し、助成の有無を判断する事態になれば、
まずは芸術への助成という政策自体のが形骸化し、
それは今回の判断を決定した文化庁の存在意義をも自ら無形化するものです。
まさに今が、私たちが自分らしく暮らしていくために欠かせない
表現の自由を守り続けられるかの分水嶺です!!
小社では、表現の自由が危機に瀕している現状が浮き彫りになったこの機会に、
アートを通じて人を思いやる想像力と難問を突破する創造力の構築を志す
ソーシャルアートメディアARTLOGUE(アートローグ)https://www.artlogue.org/と伴に、今回の「あいちトリエンナーレ」の件や、
過去にアートや音楽、映像などの表現の様々な現場で、検閲や自主規制、
あるいは組織や個人による誹謗中傷や脅迫により
表現の自由が浸食された事例を通して、
今一度、我が国の表現の自由が直面している現状を見つめ直し、
様々な議論を通して、そのあり方を考える機運を創り出したく、
『表現の不自由時代本』を発刊致します。
http://www.artlogue.org/node/4126
http://www.artlogue.org/node/4170
http://www.artlogue.org/node/4174
私たち1人1人が自分らしく暮らしていくために欠かすことのできない
表現の自由や芸術・文化が貶められつつある現在、
個々人で見つめ直して、
表現の自由や芸術、文化のあり方を考える機会を創出したいと考えております。
ご支援の募集期間も残すところ2日となりました。
皆様のご支援を改めてお願い申し上げます(拝)