現在開催中の「あいちトリエンナーレ2019」では、企画展「表現の不自由時代展・その後」に対する誹謗中傷やテロの予告により僅か3日で展示中止に追込まれ、それに抗議して多数のアーティストが展示を取りやめ、参加アーティストによる全ての展示の再開を求める「ReFreedom_Aichi 」のアクションなど、今も様々な動きや議論が続いており、改めてわが国において表現の自由が危機的な状況に置かれていることが浮き彫りになっています。今日の表現の自由の危機的な状況は、決してアーティストだけの問題ではありません。私たちが自分らしく生きていくためにも、表現の自由は私たち1人1人のかけがえのない権利です。そして、表現の自由を次世代に繋げる責任が私たちにはあります。2017年、沖縄県の伊計島で開催された「イチハナリアートプロジェクト」にて、展示開始直前にベニヤ板で封印された、岡本光博の作品《落米のおそれあり》イデオロギーや立場の違いによる対立と分断の言葉ばかりが行き交う現在、今こそ、相手のことを想像してみる、相手と立場を入れ替えてみる、そんな想像力を培う、アートや文化の力が必要不可欠です。この機会に、我が国の表現の自由が直面している状況を見つめ直し、様々な事例や意見を通して、そのあり方を考える、『表現の不自由時代本』の刊行に皆さまのご支援をお願い致します。2015年、東京都現代美術館で開催された「おとなもこどもも考える ここはだれの場所? 」展にて、市民からの抗議を受けて、美術館側から撤去の要請があった、会田誠の家族3人による会田家《檄》2015 展示風景 2015 撮影:宮島径 (c) AIDA Family Courtesy Mizuma Art Gallery
Chim↑Pom の付いた活動報告
自分らしく生きていくために、かけがえのない表現の自由を守ろう!今が表現の自由の分岐点。『表現の不自由時代本』の発刊にご協力ください(拝)
2019/09/21 17:30