皆さまの温かいご理解、ご協力のおかげをもちまして、目標額を超えることができました。本当にありがとうございました。
ご存じのように、国連が2030年までの人類の共通目標として掲げているSDGsでは、目標3の中にUHC(Universal Health Coverage:普遍的医療保障)が含まれています。これは、ある国に住むすべての人にとって、国籍や在留資格、人種などの差を越えて、基本的に認められるべき権利で、だからこそ「普遍的」と呼ばれるものとなっています。さらにUHCの3つの原則としてWHOが掲げているのが、1)公平性、2)医療の質の担保、3)医療費による家庭や個人の破産予防、です。
さまざまな社会サービス、公的補助へのアクセス権の保障や周知、通訳の派遣などで、外国人のお母さんたちはまだ、この3つの原則を十分に享受したとは言えない状態におかれています。その意味では、このクラウドファンディグの達成は、ほんの小さな一歩にしか過ぎず、私たちはまだまだ市民社会として、このお母さんたちや子どもたちとともにして成し遂げていくべき仕事をいっぱい抱えていることになります。皆さまの引き続きのご鞭撻とご支援をよろしくお願い申し上げます。
シェア=国際保健協力市民の会 共同代表
本田 徹