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オーストリアで捕虜たちの想いを届ける展示会とコンサートを開催します!

【ネクストゴール150万円に挑戦中!!】第1次世界大戦時、兵庫県加西市青野原捕虜収容所にはオーストリア=ハンガリー帝国の兵士を含め500人の捕虜たちが収容されていました。私たちは、彼らが収容所で暮らしていた証や、彼らが遠い祖国にいる家族や友人を思い演奏した音楽を、100年の時を越え、今届けます!

現在の支援総額

1,248,000

124%

目標金額は1,000,000円

支援者数

79

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2019/10/12に募集を開始し、 79人の支援により 1,248,000円の資金を集め、 2019/11/29に募集を終了しました

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オーストリアで捕虜たちの想いを届ける展示会とコンサートを開催します!

現在の支援総額

1,248,000

124%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数79

このプロジェクトは、2019/10/12に募集を開始し、 79人の支援により 1,248,000円の資金を集め、 2019/11/29に募集を終了しました

【ネクストゴール150万円に挑戦中!!】第1次世界大戦時、兵庫県加西市青野原捕虜収容所にはオーストリア=ハンガリー帝国の兵士を含め500人の捕虜たちが収容されていました。私たちは、彼らが収容所で暮らしていた証や、彼らが遠い祖国にいる家族や友人を思い演奏した音楽を、100年の時を越え、今届けます!

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【はじめに・ご挨拶】

 私たちは「青野原・オーストリア2019プロジェクト」です。
 このプロジェクトはハプスブルグ史の研究者である大津留厚神戸大学名誉教授を実行委員長に、国際親善の活動家、加西市職員、報道関係者、そして音楽家で構成されています。

【☆速報☆ NEXT GOAL に挑戦します!】

皆様の暖かいご支援のおかげさまで、11月14日に、無事目標金額を達成することができました。本当にありがとうございます。実行委員一同大変感謝しております。

しかしながら、今後のプロジェクト継続に必要な予算がは未だ調達できていないため、ネクストゴールを設定し挑戦することと致しました。今後も末長く日本とオーストリアの友好を深める事業を続けていくためにも、ご支援よろしくお願いいたします!


【実現したいこと】

 プロジェクトの目的は、100年前に兵庫県加西市の青野原収容所に収容されていた捕虜たち写真や手紙、生活用品や制作物などの遺留品、また彼らがそこで伝え、残した文化の一つである”音楽”をオーストリアへと運び、展示会とコンサートを開催することで、日本でオーストリア・ハンガリー帝国の捕虜たちが暮らしていたという歴史を広く世界へと伝え、日本とオーストリアのさらなる友好と相互理解を深めることです。

(青野原捕虜が描いた絵)


 (捕虜が製作したタバコ用具)


 展示会の開会記念式典では、日本から演奏家が6名が渡航し、当時捕虜たちが演奏していた音楽の再現演奏を行います。音楽には時を越えて人の思いに寄り添える力があり、捕虜の子孫の方も来場されるその会場で日本とオーストリアの生きた交流を生み出すのがこの演奏の役割です。

 またより多くの方に展示会のことや、プロジェクトの思いを届けるために、現地の音楽家との合同演奏を行うコンサートを11月26日に行います。

(11月26日にコンサートを行うウィーン15区のホール『フェストザール』)

 実は、第一次世界大戦の捕虜たちがいたことで、日本に西洋クラシック音楽が多く伝わってという事実もあります。そして、100年が経過した現在では多くの日本人音楽家が音楽の都ウィーンで学ぶようになりました。

 Thank you Austria concert では素晴らしい音楽文化を運んでくれた彼らとその祖国に、感謝を運ぶ会にしたいと行います。

 全ての実行委員と演奏家は有志のボランティアであり、これらの会を開催するためのご支援をお願いしたく、クラウドファンディングを立ち上げました。皆様の思い、お力を私たちに是非ともお貸ししてください。


【現地で開催するコンサートについて】

◆11月26日(水)日欧交流プログラム「Thank You Austria Concert」(ウィーン15区『フェストザール』)
青野原捕虜が演奏した楽曲やオーストリア・日本に関連する楽曲を演奏。
演奏家は日本から渡航する演奏家と、現地に住む日本人演奏家や現地音楽家との合同演奏になります。

◆11月28日(金)青野原捕虜収容所展開会式・記念コンサート(下オーストリア州 ザンクトペルテン)
青野原捕虜が演奏した楽曲を中心としたプログラムを演奏します。演奏者は日本から行く演奏家6名が中心となります。


プロジェクト実行委員より

大津留厚(神戸大学名誉教授・プロジェクト実行委員長)

 今からちょうど100年ほど前第一次世界大戦の時に、現在の加西市青野原に捕虜収容所が置かれ、500人ほどの捕虜が生活していました。その中に、オーストリア出身のカール・ラッツェンベルガーという人がいました。ラッツェンベルガーさんはオーストリア=ハンガリー海軍の巡洋艦皇妃エリーザベト号の乗組員として青島で日本軍と戦い捕虜になりましたが、同僚のヨハン・ドュケさんはその戦いで戦死しました。

 日本の捕虜収容所にいたラッツェンベルガーさんのもとにヨハン・ドュケの妹アンナさんから手紙が届きました。アンナさんは兄がどこに埋葬されたのかを知りたくて兄の戦友に便りを書いていたのです。カール・ラッツェンベルガーさんはアンナさんの希望を叶えてあげようと思いました。

 二人は頻繁に手紙をやり取りするようになりました。日本とオーストリア、遠く離れていましたが、二人は愛し合うようになっていました。ラッツェンベルガーさんは1919年に青野原収容所から解放されて帰国することになりました。

 そして、故郷のオーストリアで二人は結婚することになりました。二人の縁が取り持つ形で、青野原の捕虜たちが帰途についた1919年から100年を経過した2019年に下オーストリアの州都ザンクト・ペルテンで青野原収容所展を開催することになりました。

 2008年にウィーンの国立文書館で青野原収容所展を開いてから11年目になりますが、その間に得られた新たな知見を活かし、ラッツェンベルガーさんに見られるような人と人とのつながりを重視した展示にしたいと考えています。

 この戦争では捕虜になった兵士が1000万人に上ると考えられています。特に主戦場になったユーラシア大陸にはあたかも収容所群島のように収容所がつらなっていました。その収容所の中で、毎晩どこかで音楽の演奏や演劇の上演が行われたことは驚くべきことです。

 いくら人道的な処遇が行われても、閉鎖された空間での生活はつらいものがありました。どれだけの人が音楽や演劇の人を癒す力に助けられ、そして故郷を思う気持ちをそこで表現したのか、展示会開会式での演奏はそのごくごく一端を示すものでしかありませんが、その想像力は無限に広がるものと信じています。

 100年の時を経て不思議な縁で結ばれた二つの地域の共同作業がまたあらたな歴史を作り出すことを願っています。皆様是非とも趣旨に賛同していただき、ご支援をよろしくお願いいたします。


実行委員 有馬圭亮(左手のピアニスト・「左手のピアノ国際コンクール」実行委員)

 私は8年前より左手のピアノ音楽の普及・復興を行う「左手のアーカイブ」プロジェクトの一員として、この音楽分野の普及に努めています。左手のピアノの歴史で特に重要になってくる人物が、100年前のオーストリアのピアニスト、パウル・ウィトゲンシュタインです。

 彼は第1次世界大戦で従軍し、戦闘中に右手を負傷して、シベリアで捕虜生活を送りました。帰国後、彼は左手のピアニストとして生き、その演奏で人々に勇気を与えました。彼が作曲家に委嘱した作品は今日重要なレパートリーであり、彼の生き方や音楽に対する姿勢は、左手のピアニストとして生きる私に力強い指針を与えてくれます。

 パウルの意思や楽曲を受け継ぎ、未来へ繋げていくことは私の使命であります。2018年には彼の名前を冠した世界初の「左手のピアノ国際コンクール」の立ち上げも行いました。今回彼の故郷であるオーストリアで彼の関わった作品や、彼と同じオーストリア=ハンガリー帝国の捕虜たちが演奏した楽曲を再現できることは、時を越えて彼らと繋がる思いがするのです。

 私は音楽で、当時の捕虜たちの思いを子孫の方、現地の方に繋ぐ役目を果たしたいと思います。また100年前、西洋の音楽を日本に紹介してしてくれた彼らに、そして左手の音楽の礎を作ってくれたパウルへの感謝を示せたらと思っております。

左手のピアニスト・左手のピアノ国際コンクール実行委員 有馬圭亮
「左手のアーカイブ」プロジェクト 
ウィトゲンシュタイン記念 左手のピアノ国際コンクール


実行委員 静間佳佑 (指揮者・セレーノミュージックグループ代表)

 オーストリアは、西洋芸術音楽を学んできた私にとって非常に親しみがあり、また憧れでもある国です。何故ならば、かつて素晴らしい作品や功績を残してきた偉大な音楽家が多く活躍した国であり、現在も多くの音楽家仲間が活動している国であるからです。

 この度、今から100年前にオーストリア捕虜兵が4年以上も兵庫県に滞在し、そこで様々な文化交流が行われたという史実を知り、大変興味を抱きました。

 そして、世界的にほとんど知られることのなかった加西市青野原捕虜収容所の歴史や、そこで生活した捕虜たちの”生きた証”を広く世界に伝えていくことが、これから日本とオーストリアとの国際親交をさらに深めていくための鍵になると確信しました。

 当時の捕虜たちの様々な文化的活動の中で、音楽はなくてはならないものであったようです。また、徳島の板東収容所での第九初演に代表されるように、戦争捕虜であった彼らが、少なからず日本へ西洋芸術音楽を伝える役割を果たしたことは間違いありません。

 彼らは、母国から遠く離れた日本の地で、一体どのような想いで音を奏でていたのでしょうか。

 そんな彼らの心に想いを馳せ、また、現代を生きる我々が素晴らしい音楽作品に触れられることへの感謝も込めてこのプロジェクトを進めることで、音楽を通して、さらなる日本とオーストリアの親善を深めていきたいと考えております。

指揮者・セレーノミュージックグループ代表 静間佳佑
セレーノミュージックグループ公式ウェブサイト
静間佳佑公式ウェブサイト


【資金の使い道】

青野原オーストリア2019プロジェクト企画全体の合計予算は約1000万円です。
しかし、現状でそのうち約300万円の資金が不足しているため、ここで一部資金のご協力を募ることになりました。

このクラウドファンディングで頂いた支援金は、全額このプロジェクトの経費に当てさせていただきます。


・現在、確保できていない費用
実行委員と演奏家メンバー4名の渡航費と滞在費の一部: 140万円
「Thank You Austria Concert」の人件費: 30万
現地の演奏会場費と練習場の使用費: 20万円
現地広告・宣伝費用:10万
展示品の輸送費の一部:100万円


【リターンについて】

今回演奏家が参加するということになりましたので、彼らの演奏のリターンを幾つか準備しております。詳しくはリターンの欄をご覧ください。

その他、オーストリア関連の商品、このクラウドファンディングのために提供いただいた物品などもリターンに入れさせていただいております。リターンは順次更新されます。


実施スケジュールと関連イベント

◆2019年6月
13日 大津留厚名誉教授 講演会 (兵庫県神戸市 北野ガーデン)
17日(月)プロジェクト公式サイト公開 https://aonogaharaproject.org/

◆8月
9日(金) 記者会見(兵庫県加西市市役所)
17日(土) 加西市 アスティア加西にてコンサート

◆9月
実行委員 現地視察(ウィーン、ザンクトペルテン、他)
クラウドファンディング開始予定

◆10月
19日(日) LFECバザー チャリティコンサート(兵庫県芦屋市 ラ・モール芦屋エントランス10:00から15:30)
22日(火祝) 講演会コンサート(阪急グランドビル30F 14:00予定)
26日(土) 講演会(兵庫県神戸市 神戸大学内)
31日(木)    講演会コンサート (兵庫県神戸市 神戸大学音楽堂)

◆11月
17日(日) 加西市オーストリアツアー事前イベント「行ってきますオーストリアコンサート」(青野ヶ原)


【オーストリア滞在中の動き】
24日(日)日本×オーストリア修好150周年記念コンサート(ウィーン楽友協会)
26日(火)日墺交流プログラム「Thank You Austria Concert」(ウィーン15区 区役所ホール)
28日(木)青野原捕虜収容所展開会式・記念コンサート(ザンクトペルテン歴史博物館)
29日(金)レセプションパーティ(ウィーン市内)



本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最新の活動報告

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  • Thank you Austria Concert 終演しました!無事11/26のThank you Austria Concertが盛況の中終演致しましたので、ご報告いたします。11/25は、日本から来た音楽家と現地に住んでいる出演者が全員集まってのリハーサルでした。これは室内オーケストラのリハーサルの様子。他にも、アンサンブルのステージがありました。そして、11/26の本番は、こんな素敵なホールでした!青野原捕虜収容所楽団が100年前にコンサートで演奏していた作品を、ほとんど同じ編成で再現する演奏や、シベリアに捕虜として収容されていたオーストリアのピアニストが発展させた左手のピアノの作品、また、日本とオーストリアの祖国を想う音楽と題したテーマなどのプログラムをお送りしましたが、大変ご好評を頂き実行委員一同ほっとしております。さて、明日はいよいよ青野原捕虜収容所展の開会式です!このクラウドファンディングもいよいよ残すところあと2日です。実のところ、まだ足りていない資金もあります。150万円の目標に少しでも近づき、第一回目の本プロジェクトが成功し次世代につなげることができるよう、是非とも応援よろしくお願い致します。 もっと見る

  • プロジェクトメンバーがウィーンに無事到着いたしました。11/24は、ウィーン在住の実行委員で、ピアニストである木口雄人さんが出演する、ウィーン楽友協会で行われた日墺修好150周年記念のコンサートに、プロジェクトメンバー一同で鑑賞に行きました。ウィーン楽友協会といえば、ウィーンフィルハーモニー管弦楽団のニューイヤーコンサートも行われている、由緒正しいこんさーとほーるです。日本の歌とオーストリアの歌を交互に入れたプログラムで、素晴らしい歌手の皆さんによる、最高のコンサートでした。11/25は、いよいよThank you Austria Concertのリハーサルが始まります!引き続きどうぞ応援よろしくお願い致します。 もっと見る

  • 参加演奏家 田村賢一さんからのメッセージです!小学校から高校卒業まで徳島で育った私にとって、第一次世界大戦の捕虜の話は、鳴門の第九での何度かの演奏機会を通じて、少し身近な存在でありました。今回「青野原オーストリア2019プロジェクト」に参加させて頂くこととなり、捕虜収容所に因んだ演奏活動が出来る事に、改めて大きな縁を感じられずにはいられません。加西市青野原に収容されていたオーストリア=ハンガリー帝国の捕虜の方々が、東の最果ての地日本で、明日はどうなるか分からない状況にもかかわらず、想像以上に文化的で人間味溢れる暮らしをしていた事を知って、人生とか何か?祖国とはなにか?ということを改めて考えさせられました。そして音楽をはじめ芸術が、人の心を癒したり勇気づけたりして、生きてゆくのにとても大事な存在だということに、改めて気付かせられました。今回ウィーンでのプロジェクトでは、100年前に捕虜の方々が祖国への思いを馳せながら、実際に演奏された曲を幾つか演奏します。作曲されて半世紀程度の当時最先端のクラシックの名曲の数々が、期せずして西洋音楽黎明期の青野ケ原で捕虜方々によって演奏された事は、当時の日本人にとって貴重な体験だったに違いありません。今回私は、光栄にもこれら縁のあるクラシックの名曲のアレンジと、今回のために特別に書き下ろしました、当時日本で歌われていた唱歌の数々をモチーフにしました「日本の四季メドレー」を、作らせて頂きました。時代を越え、国境を越え、音楽がどんな時も繋がっていることを感じながら、作・編曲家そして演奏家として、今回のプロジェクトに関わる全ての方々に、心を込めて演奏したいと思っております。そして今回のプロジェクトが、日墺の文化交流と平和に少しでも役立ちますように、心から願っております。音楽家 | チェロ奏者 / 指揮者 / 作・編曲家 田村賢一 もっと見る

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