こんにちは。武田緑(左)・本川誠(真ん中)・中井まひる(右)です。
私たちは2016年から、大阪市東淀川区で「放課後スペースviva!-しゅくだいカフェ-」という場を運営してきました。「しゅくだいカフェ」は、宿題だけ終わらせたら、あとは自由に遊んでいいという、小学生なら誰でも来られるフリースペース型のこどもの居場所。今では1日10人〜多い日で40人を超えるの子どもたちがここに集い、思い思いに放課後の時間を過ごしてくれています。
この3年間で様々な子どもたちに出会ってきました。宿題に一人で取り組むのが難しい子、学校に行くのをしんどく感じている子、おうちでの家事を立派に担っている子、お腹が減ったと休日に電話をかけて来た子、友達関係がなかなかうまくいかなくて困っている子・・・。
いろんな子がやってくるこの場所は、地域の子どもたちのサードプレイス(家庭・学校以外の第3の居場所)として、また「宿題終わったの?!」というしんどいコミュニケーションを無くし、幸せな家族団らんの時間を生み出す「夜の2時間革命※」のはじめの一歩として、地域の中で「大切な場所」として定着してきていると感じています。
※働く親が平日の仕事の後、こどもと過ごせる時間は約2時間と言われています。
その2時間の「質を変える」ことを、私たちは夜の2時間革命と呼び、活動の1つの目標にしています。
今回、しゅくだいカフェの取り組みをさらに一歩発展させるべく、放課後スペースviva!に料理活動ができる『コドモキッチン』を併設したい!という思いで、クラウドファンディングに挑戦します!
❶こどもたちが料理を覚える「じぶんメシ・クエスト」を開催できる
「しゅくだいカフェ」は現在19時までオープンしていますが、ギリギリまで帰らない子の中には「帰ってもまだママが帰ってない。晩ごはんも帰って来てから作るので遅いねん」と話す子もいます。
しゅくだいカフェが休みの日に「父さんがお金を置いていくのを忘れて昼メシがない、おなか減った」と電話がかかってきたこともありました。
そんな子たちが、うちにあるものでちょっとしたご飯を自分でつくって食べることができたらこどもたちの「おなか減った」をどうにかできるのではないか。また、親が帰ってくる前に「お米炊いておいたよ」「味噌汁つくっておいたで」というようなことができたら、親の帰宅後の家族の時間は、もう一歩、ゆとりある楽しい時間に近づくのではないか。そう考えたのが今回のプロジェクトの発端です。
(※もちろんこどもにそれを強いるということはなく、あくまでこども自身が楽しく料理するということ、
料理ができることでひとつ自信を持てるようになる、ということを想定しています。)
「じぶんメシ・クエスト」は、1〜100までのレベルをつくり、ゲーム感覚で料理づくりを学んでいけるというもので、現在辻調理専門学校で料理を学ぶ学生さんたちとタイアップしてプログラムを開発中です!
(※辻調理師学校のプロの卵たちとのミーティングの様子)
「初級コース」では、レベル1~30で、ひたすらスキルを学びながら、簡単な料理の作り方を知る。「上級コース」では「冷蔵庫の中身で献立を立て、バランスの良い食事を作れること」を目標に、実際のレシピ名を30ほど用意して、初級編のスキルを使いながら、レパートリーを増やす、というイメージです。
いろんな事情で自分の食事を自分でつくったり、家事を担っている子どもたちはすでにいます。そのことが、単にネガティブに見られるのではなく、「ピアノを弾けてすごい」「サッカーが上手くてかっこいい」と同じように見られるようになってもいいじゃないか、という思いもあります。この取り組みを通して、
「え、〇〇ちゃん、昨日”じぶんメシ”やったん?すごいなあ」
「おれ、昨日、家族みんなの分、パスタつくってん(どや)」
「さすがレベル70!ボクまだレベル40やからカレーぐらいやわ・・・」
というような会話が、viva!で交わされるようになったら面白いな、と夢が膨らみます。
❷お菓子づくりやたこ焼きパーティーなど楽しい活動が充実する!
子どもにとって料理をすることは楽しい「遊び」です。
楽しくつくったお菓子を誰かにプレゼントしたり、一緒につくったものをみんなで囲んで食べたりすることはうれしい「経験」にもなります。
今はviva!の環境では簡易な調理しかできず、なかなか日常的に料理活動をすることは難しいです。
しゅくだいカフェに「コドモキッチン」を併設できれば、子どもたちがもっと普段から料理に親しみ、生活のためのスキルを身につけると同時に、食を通した人の関わり合いを豊かにすることができます。
❸こども食堂のメニューをもっと豊かにできる!
2018年からは月に1回「こどもカレー食卓」という、こども食堂の取り組みもスタートしました。
今は簡易な調理スペースしかないため、毎回カレーを出している状況ですが、コドモキッチンができれば、もっと多様なメニューを提供することができるようになります。手の混んだものは難しいですが、例えばうどんやおそば、オムライス、スパゲティ、など・・・子どもたちの喜ぶものを出したいと思っています。もちろん子どもたちと一緒に調理をすることもできます。
_______________________________________________________
▼子どもにとって・・・
「しゅくだいカフェ」を子どもたちが駄菓子だけでなく「ごはん」にアクセスできる場所にしたい。
どんな家庭環境でも、必要な生活スキルを身につけられる、生活経験を獲得できる場所に。
みんなでごはんをつくる・食べる。自分でごはんをつくる力を身につける。そして、誰かをごはんで笑顔にできる。こどもたちにとってそんな価値が生まれる場所にこのキッチンをしていきたいです。
▼親にとって・・・
日中は忙しい家族が集い、至福の団らん時間であるはずの夕食タイム。その時間がせわしなく、余裕のないものだと必要なコミュニケーションが取れずにストレスが翌日に持ち越されます。こどもたちが家族の一員として「食事づくり」に参加してくれたらとっても助かりますよね。
(もちろん、片付けまでが料理だよ、ということもきちんと伝えていきます^^)
保護者の方のゆとりが、結果的に子どもの安心や元気にもつながっていきます。コドモキッチンを活かした取り組みを通じて、働く保護者の皆さんの笑顔にも貢献したいです。
< 本川 誠 >
1976年、大阪府堺市生まれ。2008年より(株)Snailtrack 代表取締役社長。朝日塾塾長。ASA淡路・豊里にて新聞販売店を経営。高い販売実績を維持しながらも、地域が抱える社会問題を解決する一助となるような新しいアイディアに挑戦しつづけ、「ただの新聞屋さん」ではなく、地域から必要とされる唯一無二の存在になる。4人の娘を育てる中で気付いたことや考えたことを綴ったお便り(「ほんさんの手紙」)が地域の子育て層を中心に深い共感を呼び、絶大な人気を獲得。なかなか人には相談しづらい子育ての悩みを気軽に相談できる「子育てアドバイザー」としても活躍。
また、学校の先生など身近な大人との信頼関係を形成できなかった自身の経験をもとに、学校でも家でもない第三の居場所=サードプレイスとして「しゅくだいカフェ」を立ち上げる。地域の子どもたちが安心して学び、遊ぶことのできる安全地帯をつくるとともに、信頼できる大人との出会いを通して10年後の社会をアップデートするべく、日々奮闘している。
< 中井 まひる >
1980年、大阪市東淀川区生まれ。20代で建築・介護分野で数々の資格を取得し、2014年34歳で女性建築士がバリアフリーのリフォームを手掛けるリフォーム会社(株)ソレイユを設立、代表取締役に就任。2015年には介護保険事業、2017年には保育事業、2019年には設計事務所を立ち上げ。
45名のスタッフは全員が子育て真っ最中のママ達で、東淀川区内4箇所の全ての拠点で「子連れ出勤」を推奨するなど、キャリアと子育ての両立を支援している。一方で自身は、20代で3人の息子を出産するものの仕事一筋で、貴重なこどもの成長をほとんど見られない・見ていない時期を経験。
そのときの後悔から、日々いちじるしく成長する我が子と少しでも一緒に過ごし、そのときどきにしか目に焼き付けられない姿を見届けてほしいと考えるようになり、「しゅくだいカフェ」の活動に参加、副運営委員長に就任。誰よりも共働きママの立場になって活動に鋭い助言をくれるアドバイザーとして活躍している。
東淀川区愛に溢れ、東淀川区最大の祭り「ひがよど祭り」の実行委員長でもある。
< 武田 緑 >
1985年、大阪市東淀川生まれ。Demo主宰。マイノリティの多い地域で生まれ育ったことから、多様性が尊重され、誰もが自分らしく生きられる社会の基盤をつくりたいと教育に携わり始める。
一人ひとりのこどもたちが、多様な生き方や考え方に触れながら学び育つ環境を整えることで「社会は変わる」という信念のもと、全国で教育関係者向けの研修の企画運営、現場の課題解決のための伴走サポート、教材の開発・提案などに取り組んでいる。大阪市東淀川区では行政から依頼を受けて2017-2019年の間に「子どもの居場所づくりアドバイザー」として、子ども食堂や学習支援などを行う地域団体やNPOなどのサポートを行う。「しゅくだいカフェ」では、さまざまな背景を持つ子どもたちが居やすい場づくりや、安心・安全な関係性づくりの観点から、本業を生かして活躍している。
●本川誠によるリターン
A:本川誠による「個人+会社のローカルブランディングコンサルティング」 / 10万円
そこはかとなくローカルブランディングがうまい本川が、あなたとあなたの会社を「どう見せるともっと地域に愛されるか」を真剣に考え3ヶ月間、訪問・zoomによるコンサルティングを行います。また、コンサルティングの中で必要性が出てくるツール(宣材写真や名刺、SNSのページやその文章のライティングなど)もトータルでサポートします。
※コンサルティング期間は3ヶ月間・限定3名
※交通費やその他実費が発生する場合は別途実費をいただきます
B:本川誠があなたの「他己紹介文」を書きます / 2万円
実は人の良いところを探して自然にブランディングできる本川が、電話かzoomで1時間程度ヒアリングさせていただいた上であなたの他己紹介文(他人が書く自己紹介文・プロフィール文)を書きます。
HPに推薦文として載せていただいたり、SNSで使っていただいたり、短くカットして名刺に使ったり、家族に無理やり読ませたりなど、ご自由にお使いください。
※限定5名
C:本川誠とご飯を食べるだけ / 1万円
予想通りよく食べる本川と食事をすることで、「自分は小食だ」と強くマインドセットすることができます。また、意外と聞き上手な本川に誰にも言えない悩みを相談することで、翌日には世間に自然な形で広めてもらうことができます。さらに、遠近法を全く使わずに小顔効果抜群の2ショット写真を撮ることも可能です。
※限定10名
※交通費がかかる場合は別途実費をいただきます。
※食事は本川がどれだけ食べようが、あなたがどれだけ小食だろうがワリカンです。
●中井まひるによるリターン
D:中井まひるによるDIYワークショップ開催権 / 2万円
中井まひるをゲストに、本格的な工具を使用した木工ワークショップを開催できる権利。 製作するものは、写真入れ、プランター、ペン立てなどなど応相談。材料費込みの値段ですので、その場で作った作品は持ち帰りいただけます。
※1回のワークショップの参加者は15名程度が目安です。
E:中井まひるによる「女性が活躍できる会社づくり」講演会・開催権 / 2万円
法人設立から4年で延べ60人の主婦を雇用。「子連れで仕事が出来る職場環境作り」を4箇所の支店すべてで実施。70%以上が0歳からの子どもを連れていきいきと主婦が働くコツやツールなどを包み隠さずお話します。
F:中井まひると行く東淀川ディープツアー / 2万円
ひがよど祭り実行委員長でもあり、区内に幅広い人脈と知見を持つ中井まひると東淀川を楽しむツアー。ex,面白い会社を訪問、美味しいランチ、東淀川区の歴史探索、楽しく飲み会などなど。
※実費は自己負担となります。
●武田緑によるリターン
G:武田緑から海外の教育の話をじっくり聞く会(北欧編)/ 1.5万円
EDUTRIP-海外の教育から学ぶ旅-を企画・運営し、これまでオランダ・デンマーク・韓国・フィジー・フィンランド・スウェーデン・タイなど様々な国の教育を視察してきた武田緑が、写真や映像を交えて各国の教育・社会事情をお伝えします。
※オンライン・限定10名・2時間半
H:武田緑から海外の教育の話をじっくり聞く会(北欧以外編)/ 1.5万円
EDUTRIP-海外の教育から学ぶ旅-を企画・運営し、これまでオランダ・デンマーク・韓国・フィジー・フィンランド・スウェーデン・タイなど様々な国の教育を視察してきた武田緑が、写真や映像を交えて各国の教育・社会事情をお伝えします。
※オンライン・限定10名・2時間半
I:武田緑から多様な教育の話をじっくり聞く会(国内編)/ 1.5万円
EDUTRIP-海外の教育から学ぶ旅-を企画・運営し、これまで海外の教育を多く視察してきた武田緑。ですが、EDUTRIPは国内の多様な教育現場を訪ねるところからスタートしました。写真や映像を交えて日本国内のユニークな教育や学校のかたちをお伝えします。
※オンライン・限定10名・2時間半
_______________________________________________________
資金の使い道
<改装工事費>
キッチン改装:140,000円
作業台×2:38000×2 76,000円
ルームエアコン:86,000円
間仕切り工事:120,000円
給排水工事:88,000円
床壁内装工事(防水):116,000円
電気工事:168,000円
(配線・照明・エアコン設置)
消費税:63,520円 ・・・計 857,520円
<クラウドファンディング手数料>
・GoodMorning
手数料 9% × 100万: 90,000円
・決済手数料
5% × 100万:50,000円 ・・・計140,000円
<雑費> 2,480円
合計 1,000,000円
実施スケジュール
8月前半 「じぶんメシ・クエスト」プログラム開発
8月後半 クラウドファンディングリリース
9月後半 クラウドファンディング成功(予定!)
10月前半 キッチン併設工事
10月後半 「じぶんメシ・クエスト(試行)」開始
2020年・1月後半 「じぶんメシ・クエスト」本格実施
最後に
現在、大阪・東淀川区で始まった「しゅくだいカフェ」は全国展開をスタートしています。
元祖・1号店である放課後スペースviva!で前例をつくり、コドモキッチンおよびじぶんメシ・クエストの活動も広げていくイメージを持っています。
まちの大人が子どもの放課後に関わり、こどもたちの遊びと暮らしを豊かにする取り組みの担い手となっていくことで、当たり前に、未来に希望を抱ける社会をつくっていきたいと考えています。
ぜひ、応援よろしくお願いします!
< メンバー3人が思いを語った動画も、ぜひご覧ください! >
※本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
コメント
もっと見る