新潟県アメリカンフットボール協会 髙橋です。
台風19号が心配ですね・・・
暴風域にお住いの皆様、くれぐれもお気をつけてお備えください。
新潟も暴風域に入るとのことで、気を付けましょう。
さて、新潟BOWLのクラウドファウンディング終了まで残り3日となりました!
昨日は一日で沢山の支援を頂きまして、ご協力・ご支援いただいた皆様、どうもありがとうございました!
「新潟とアメリカンフットボールの親和性」
について書きたいと思います。
新潟には「米百俵の精神」という言葉があります。
これは、戊辰戦争で敗れ、経済的に困窮していた長岡藩(現在の長岡市)の話です。
長岡藩が日々の食料確保にも苦労していたことを見かねた三根山藩(現在の新潟市西蒲区あたり)が米を百俵を送りました。
以下Wikipediaからの引用です。
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藩士たちは、これで生活が少しでも楽になると喜んだが、藩の大参事小林虎三郎は、贈られた米を藩士に分け与えず、売却の上で学校設立の費用(学校設備の費用とも)とすることを決定する。藩士たちはこの通達に驚き反発して虎三郎のもとへと押しかけ抗議するが、それに対し虎三郎は、
「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」
と諭し、自らの政策を押しきった。
この米百俵の売却金によって開校したのが「国漢学校」であり、洋学局と医学局が設置された。この学校は士族によって建てられた学校であるが、一定の学力に達した庶民の入学も許可された。国漢学校は、現在の長岡市立阪之上小学校、新潟県立長岡高等学校の前身となった。
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目先の利益ではなく、将来を担う教育へ投資すべきである、というエピソードです。
この米百俵の精神は現在まで受け継がれ、新潟は教育を大事にする価値観が根付いています。
一方でアメリカンフットボールには「フットボール綱領」なるものがあります。
フットボール綱領はアメリカンフットボールをプレーする者が絶対に守らなければならない心得であり、指導者が肝に銘じなければならないことです。
フットボール綱領はルールブックの一番最初に記載され、以下の文から始まります。
「伝統的に、フットボールは教育活動の重要な一環を担っている。フットボールは激しく、力に満ちた、身体をぶつけ合うスポーツである。それゆえ、プレーヤー、コーチ、その他の試合関係者に対しては、最高のスポーツマンシップと行動が要求される。不正な戦術、スポーツマンらしからぬ行為、故意に相手を傷つけることは絶対に許されない」
昨年、日本大学の悪質タックル事件があり、アメリカンフットボールが危険で野蛮なスポーツという印象が広まってしまいましたが、本来のアメリカンフットボールは、教育活動の一環として高潔であることが公式に定められているのです。
全文はこちらを参照。
このように教育活動であることを明確に定めているアメリカンフットボールは、教育を大事にする米百俵の精神が根付く新潟との親和性は非常に高くぴったりではないかと思っています。
新潟でアメリカンフットボール&フラッグフットボールを盛り上げるための新潟BOWLの趣旨に共感頂けた方、是非ご支援をお願いいたします。
すでにご支援くださった皆様も、何卒SNSでのシェア等、情報拡散にご協力いただけますと幸いです。
よろしくお願いいたします。