いよいよキャンプファイヤー終了まであと少し、BORDER!本番まではあと一週間を切りました。今回はちょっと真面目に、BORDER!の理念について少しお話ししたいと思います。
*
今年のBORDER!のテーマは「アートに、あと一歩!」というテーマを掲げています。
どういう意味だろう?と思われるかもしれません。
イベントを運営するSHAKE ART!は、京都の美大生や芸大生を支援する学生団体です。メンバーも美大生が多く、作家や制作活動が身近にあるという環境の中で、最近一つ感じていることがあります。
SNSやギャラリーで、「原価がこれだけなんだからもっと安くして」「なんでプレゼント企画とかしないんですか?」というやりとりが最近目立つようになりました。
作品には作者のこだわり、経験、なによりも想いが詰まっているのに、それを見ない人の心ない発言によって作品作り自体をやめてしまう作家もいるという現状に、とても心を痛めています。
このような発言をしてしまう人が最近多くなってきているのは、ものを作る大変さや想いを知らない人なのかもしれないと私たちは考えました。「観る側」と「作る側」に越えられない大きな溝があるから、お互いのことを理解しあえず、傷つき、悲しむのだと。
今、私たちSHAKE ART!と画箋堂がBORDER!を通して出来ることは、その両者の間の境界線を交わらせることだと考えました。そのためにまず、ものを作る経験をしてほしい。BORDER!のワークショップやライブペイントで、あの素敵な作品の裏にある大変さ、技術、楽しさに気づいてもらえたら、もっと多くの人がものづくりを楽しめるのではないか。
そんな思いで今年のBORDER!は企画されています。「作る側」と「観る側」の境界を、自由に行き交えるイベントにするために。来場する全ての方に「アートに、あと一歩!」近づいていただくために。BORDER!ではワークショップや会場デザインを通して様々な挑戦をしたい。そのために皆様のお力をお借りしたいと、今回このプロジェクトを発足しました。
ご支援いただいた方々、またこのイベントを支えてくださった全てに方々への感謝の念を忘れずに、BORDER!は最後まで走り抜けて行きます!
どうか当日楽しみにしていてくださいね!