2019/09/28 20:00

今、イベントでの協力パートナーとしてお話を進めているのは、草木染め染色家のMaja(マヤ)さん。マヤさんとtamaki niimeのワークショップを提案させていただいています。tamaki niimeが気になると言うMajaさんとtamaki niimeとの染色コラボができたらなんて素敵なんだろう!

今回は、マヤさんとのインタビューの報告をしたいと思います。以下、インタビューを元に、マヤさんからのお話をまとめてみました。ぜひ、お楽しみください。

私(マヤさん)は、自分の草木染めの世界を作りたいと思ってます。私は、自然の素材を使い、なるべくローカルの素材を使うことを信条としています。全く化学薬品を使わない方法は今の段階では難しいし、それにこだわっているわけではないけれども、できる限り自然にコネクトする方法を探したいと思ってるわ。都市に人が多く住む現在、自然にもっと触れることは求められていることだと思うし、ニーズが広がっていることを感じている。

例えば、いま、ユトランド半島にある素敵なホテルとコラボをして、そのホテルのベットのリネンや枕カバーを提供するプロジェクトに取りかかってます。使う素材はもちろん地元で取れる草花。出来上がる作品は、よりパーソナルでローカルでそのエリアの自然につながったものになりますよね。来週には、皆さんもよく知っている大きな航空会社が環境配慮の勉強ということで私の小さな工房に関心を持って、大勢でワークショップをしにくるの。今はその準備で忙しくしている。

今回は、声をかけてもらえてとても嬉しいわ。私は、実は日本との関係はとても強いの!最近は、日本の友人から和菓子が送られてきたの。私がお願いした大好きな染色家、志村ふくみさんの本を送ってくれて、ついでにお菓子も同封してくれたのよ。

そもそも私が草木染めを始めたきっかけは日本。2013年に初めて日本との出会いがあったこと。そこで、私は、知り合いのカチートファニチャーのオーナーを通じて、染物に出会った。そこがすべての始まりって言える。その後も何回か日本に行く機会があって、2017年には、今の工房に参加して同じように手作りの作品に取り組んでいる人たちと、場所を共有している。かっこいい今風の言い方ではシェアオフィスね。でも私たちのシェアオフィスは、70年代からあるのよ。2018年には、再度日本を訪問して東京と京都に行ったわ。藍染の小さな藍美術館には感動した。藍染はとても好きよ。次回機会があったら絶対にBuaisouに行きたいと思っているわ。

今、私は、先ほど話したホテルなどの顧客の方々と実際に製品を作ったり、ワークショップをしたり、アートインスタレーションをしたり、いろんなことに取り組んでいる。ウェブサイトをアップデートできていないんだけれども、最近は海藻を使って染めて、ランドスケープアーキテクトと、海の中の海藻の森の世界を地上に再現してみたわ。(Instagram参照

皆さんがやっているのはとても素敵なプロジェクトだと思う。tamaki niimeさんと一緒に何かできるのはとても嬉しいし、一緒にワークショップができたらと思うと夢が膨らむわ。そのほかにも、志村ふくみさんはもちろん藍染のShindo さんなど、一緒にコラボしてみたい日本のアーティストの方々はたくさんいるわ。そんなコラボを通して、私も日本の人たちに自分の世界を知ってほしいし、日本の染めのことをもっと知りたいって思ってる。

「日本のいいものを北欧へ届けよう!」メンバー:Mika