こんにちは、ライトノベル作家のお魚1号です!
『新魔王とダーキル姫・プロジェクト』へのご支援、本当にありがとうございました!
ライトノベル続編制作は、53人のパトロン様より1,017,580円。
コミカライズ制作企画は、20人のパトロン様より795,200円のご支援を頂きました。
これほどまで多くの支援をいただくことは、まったく予想をしていませんでした。
ライトノベルの1巻が打ち切りになり、落ち込んでいたときに「このまま終わらせては後悔する。せめてなにか爪痕を残したい」と立ち上げたプロジェクトでした。
プロジェクトページにも書きましたように、「新人賞は売れにくく、ライトノベル業界も不景気だから、1巻打ち切りの可能性は高い」と覚悟はしていましたが、打ち切りになったことへのショックは、たとえ覚悟をしていたとしても辛いものでした。
出版社様からは、また次の企画を出しましょうとお話を頂きましたが、これでこの作品を終わりとして、新しい作品を書こうというモチベーションがどうしても湧きませんでした。
作家に必要なことは、何がヒットをするのか誰にも分からないという前提で、出版社が投資をするに相応しい時流に合ったテーマの作品を多く書き続けることです。
それも頭では理解していたのですが、この作品での挑戦が終わりという事実を突きつけられてしまうと、なんとも言えない寂しい気持ちになってしまいました。
私は、ライトノベル作家として多筆なわけでもなく、特別な才能もありません。
それは編集者として多くの作家を見てきたという客観的な立場からも理解をしています。
毎日のように投稿サイトに連載を続けて、毎月のように新作をリリースするようなことは、能力的にも時間的にも不可能です。
作家であるということへの執着も、人一倍に強いというわけではありませんでした。
『新魔王とダーキル姫』についても、キャラクターが自分の頭の中で楽しそうに生きていてくれれば、わざわざ私がそれを原稿にする必要もないと思っていたくらいです。
そんな自分が、皆様からこれだけの支援をいただく資格があるのかと考えると、ふさわしくないように思っています。私よりも優秀な作家さんが何人もいて、命と情熱を燃やしながら、いまこの時も作品に向かい続けています。作品を書くこと、作家であることの誇りや情熱は、私はみなさんに到底及びません。
しかしそんな私でも、他の皆さんと違うチャレンジなら出来ると考えました。
商業出版の打ち切りからの、自費出版を目指したクラウドファンディングは例が少ないため、今後に私と同じようなことを考える作家さんの参考になれるかもしれないと思ったのです。
失敗をしたら、笑ってくれればいい。
もし私が成功をしたら、みなさんにも自信を持って挑戦してもらいたい。
今までお世話になった出版業界、ご縁のあった作家や編集者の皆様へのご恩に報いるには、これくらいのことしかできません。
そして、もし私の作品を応援してくれる方がいたら、次はその方たちに向けて、全力で作品を書こうと思いました。
今回のクラウドファンディングが大成功となった今、その気持ちを新たにしています。
面白い作品を作ることはもちろん、今後はクラウドファンディングに挑戦する作家さんたちを支援するような取り組みをしていきたいと考えています。
そしてそれが、私がパトロンの皆さまへのご恩に応える、もう一つの道だと思っています。
もし、クラウドファンディングをしようと考えている作家さんがいましたら、ご遠慮なくご相談ください。
もし、好きな作家さんを金銭的に支援をしたいというパトロンさんがいましたら、ご遠慮なくご相談ください。
どこまでお力になれるか分かりませんが、出来る限りのことをするとお約束いたします。
あらためまして、この度はご支援ありがとうございました。
プロジェクトの進捗につきましては、逐一にご報告をさせていただきます。
また、今回のクラウドファンディングで、100万円を超える支援をしてくださったパトロンの方へのインタビュー記事が、こちらに掲載されています。
よかったら読んで頂けるとうれしいです。
https://www.act-amuse-japan.co.jp/733/
引き続き、応援よろしくお願いいたします!
お魚1号