このプロジェクトのことを考えている内に、なんだかもう一日があっという間に過ぎていきます。
クラウドファンディング!おかげ様で、残り7日となり、現在55%まで到達。
皆様のおかげです。ありがとうございます!
あと45%!達成に向けて粉骨砕身です。
今日は下北沢での演劇活動をご報告します。
一昨日、下北沢カレーフェスティバル真っ只中の下北沢で「路上演劇祭3」が行われました。
これに劇団フルタ丸として初参戦させて頂き、やったことのない形で作品を上演して来ました。
ポエトリーリーディングを軸にした『下北沢2019』という新作。
25分くらいの短編なんですが、僕はこれを「ポエトリーオペラ」と勝手に名付けました。
(個人的にとても気に入っている呼び名、劇団員がどう思っているかは分からん)
自分達に前例のない表現方法はどうなるのか予測不能だ。
楽しんでもらえなければ負け。オナニーを見せるためにステージに上がるわけにはいかない。
ドキドキだったけれど、結果としては非常に好評だった。
安堵した、ニヤニヤもした。
フルタ丸の表現方法として大きなものが一つ見つかったかもしれないという手ごたえがあった。
劇団は続ければ続けるほど、得意なやり方が固まって来たりもする。同じ方法は打率が高い。しかも、楽な部分がある。大きな発明が要らないから。
長年掛けて築いた方程式を壊すのは、勇気が要る。
「おい、壊さないと新しいものは見つからねぇぞ」
二十歳くらいのイキっていた自分に言われたような気分になり、やってみることにした。
それを受容してくれたのが、下北沢という街に他ならなかった。
ここは吸い込んでくれる気がする。街が表現を受け止めてくれるというか。
そこに対する信頼がある。
だから、思いっきりできる。だから、好きなんです、下北沢。
そんな街で『梟の服』を映像化する。これ、興奮しないわけがないんです。
夜は、下北沢の空き地で、唐組の『ビニールの城』を観劇した。
僕と山田伊久磨さんは、明治大学文学部演劇学専攻の出身なんですが、その直系の大先輩が唐十郎さん。こんな方が先輩であることが、ただただ誇らしくなるような時間を過ごした。往復ビンタをくらった後に、雪崩式のブレンバスターでマットに激しく叩きつけられたような気分になった。自分で書いていてもよく分からないが、とにかく良かった。この日に見られたことが全てだ。僕と唐さんが下北沢で繋がった日だ。そう、勝手に言ってる。唐さん、ごめんなさい。そして、本当にありがとうございました。
下北沢のことを語り出せば、演劇に繋がってしまう。演劇のことを語り出せば人生に繋がってしまう。下北沢、演劇、人生は三権分立。
今週は稽古も始まる。もう待ったなしだよ。