担当者の松田です。
先日の話ですが朝日新聞さんのデジタルニュース版で弊社の快適甚平が
ちょっとだけ取り上げられておりました。
せっかくなので引用させていただきます。
---以下引用----
富山県八尾町にある小さな輸出入会社「トモスメイカー合同会社」は、クラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」を通して
2019年8月16日18時からに公開した、夏でも熱中症対策に使える麻を多めに使い着物問屋と共に開発した快適甚平が、ネットでは1日100万以上の売り上げ、アクセス数は6,000PV越えを達成いたしました。
セット商品のいくつかは1日で売り切れになっており非常に人気を博しています。
~今回の販売について~
2019年8月16日18時から「Makuake(マクアケ)」を通して販売を開始。瞬く間にFacebook等、SNSで拡散され1日で6,000アクセス越え、1日100万円以上の売り上げになりました。元々の販売は売上20万円ほどを計画していましたが、販売してわずか54分で売上20万を達成。販売開始して4時間で上下1枚セットは売り切れ、22時間で上下2枚セットも売り切れて、今現在は在庫の補充待ちです。
今は多くのお客様に商品を待ってもらっている形で、在庫の補充をできる限り急いでもらっている形です。この甚平は着物問屋と共に開発した快適甚平で、夏場には最適な甚平です。
~販売の経緯について~
毎年、夏になると話題になる屋内でも熱中症に倒れる人がいるなど、蒸し暑さを増す日本の夏をどう乗り切るかは、人によっては命にもかかわる大問題です。そのため今回開発しようと思ったのが快適甚平です。特に素材は麻を多めに使って、汗の吸収率も増やすため綿も多めにした甚平です。甚平は日本特有の服ですが機能性が良く、甚平は簡単に着ることができ着心地も良いと、ここ最近は国内外で人気が高まっています。
しかしながら、ここ最近は麻はだんだん希少になってきており、なおかつ世界的にも人件費も上がってきているので、だんだん手に入りづらくなってきている素材です。そのため実際に日本では麻100%の甚平は3、4万円することはよくあります。また麻等の天然素材を使わずに、安価にするため化学繊維を使って甚平を作ることもよくあります。
弊社では、このような世界情勢がある中、あえて今回は麻を多めに使って、快適な甚平を作ってみました。
~麻について~
麻は夏に着るには非常に良いとされています。このことについてはデータもあって、横浜農林水産消費技術センターで書かれた、絹及び他の繊維素材布の熱伝導性というデータ論文があって、そこにはこのように麻について書かれています。
—以下論文より引用—
「ひんやり感じる」のは科学的にいうと「熱伝導が高い」素材だからですが、麻の熱伝導が高いことは証明されています。例えばこのような調査
「絹及び他の繊維素材布の熱伝導性」
この中に「布の熱伝導率は繊維体積率が増すと一般的に増加するが,その平均的な値を素材で比較すると,羊毛く絹くポリエステルく綿く麻の順に大きくなることがわかった。」
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こちらのデータを見る限り、ポリエステルや綿よりも麻が一番、熱伝導が高く「ひんやり感じる」ということがわかっており、体感温度的には2~3度ほど変わると言われています。
弊社の場合は、価格と実用性を兼ねて、綿と麻をまぜて甚平を作っておりますが、通常の綿だけ、化学繊維だけの甚平よりは体感的に涼しくなるよう作られているのが特徴です。
~今後はどうするのか?~
まず在庫の補充です。待っているお客様には申し訳ないので早目に補充できるように心がけていくつもりです。今回クラウドファンディングをやった理由が「量産体制」を作りたかったです。
こちらの甚平は工場で1つ1つ手作業で作っているのですが、人員もミシンも足りず、生産量に限りがあるものです。少々、新しいミシンを増やしてもう少し生産量を増やしたかったのでクラウドファンディングをやり始めたのが最初です。現状の生産工場での製作しているところですが、そのような形1枚1枚丁寧に作っています。こんな作り方では時間かかって当然ですが、せっかくの商品ですし1つ1つ丁寧に作ってご購入いただいた方に届けたいと思っています。
甚平以外にも作ってほしいというものがあるとお客様から連絡もいただいておりますので、今度はその商品企画・開発も進めていこうとも思っています。