旧絵鞆小活用プロジェクトの三木です。
先日、パトロンの皆様にお伝えした通り、体育館棟の保存に向けて関係者の皆様に納得していただけるような調整を行っておりますが、24日、市長、教育長に私たちの計画を説明する機会をいただきました。
具体的には当面の安全性を確保する具体的な屋根板金・壁の工事見積もりや、寄付では賄えない部分の資金確保についてなどを中心に私たちの計画を説明させていただきました。
体育館棟の耐震工事までは手を付けられないため、当面活用できませんが、まずは「歴史文化を守り、それを地域活性化につなげる」ことを第一に私たちは活動してきました。
その目的を同じとする非営利型の一般社団法人「むろらん100年建造物保存活用会」が皆様からの寄付を管理し、体育館棟を取得する形にさせていただきたいと提案いたしました。
そもそも旧絵鞆小活用プロジェクトは「むろらん100年」と「蘭歴建見会」の合同プロジェクトですし、むろらん100年は緑町の「旧三菱合資会社室蘭出張所」の建物を取得・保存している実績もあります。私も理事として参画しておりますので、このような形で進めたいということを皆様にもご理解いただければ幸いです。
ただし、私たちが市側にそのような説明をしたからと言って売却(=保存)が決まったわけではありません。27日の市議会総務常任委員会、そして3月の議会での議論を経て決められます。
本日の新聞にもう決定したかのような記事がありましたが、正確ではない報道が先行することには、当事者として困惑しております。
どうぞ今後の「正式な決定」をお待ちください。
ここまで私たちの想いを受け止める姿勢をみせていただいた市側の皆様には感謝の気持ちしかありません。
今後も関係者間のコミュニケーションを密にし、体育館棟の保存を実現できるよう努力して参りますので、今しばらく見守っていただけますようお願い申し上げます。