ナマステ!
初めまして。BEAM OBのみかこです。
BEAMでは団体設立初期〜2011年3月に活動しており、BEAMスクールの開校式にも参加しました。
今日は2011年2月に行われたBEAMスクールの開校式のことについてお話ししたいと思います。
9年も前ということが信じられないくらい、はっきりとあの日の光景や抱いた感情は覚えています。
(熱中症になりかけて開校式中に頭痛に苦しんだこともはっきりと…笑)
2011年2月、わたしは人生3回目のインドに渡航しました。
学生生活の締めくくりとして、どうしてもこの目でBEAMスクールの開校式を見届けたかったからです。
2011年2月22日。開校式当日。
BEAMスクールに向かう車の中で、これまでの2年間の出来事が走馬灯のように頭の中を駆け巡り、胸が熱くなりました。
うまくいったことよりも大変なことのほうが多かったけれど、それでも思い出すのは、何度も行なった街頭募金でたくさんの方々からご支援をいただいたこと、クラブイベントに何度も足を運んでくれた友人や、協賛していただいた社会人の方々のお顔。
支援する地域は違えど、国際協力団体として活動する他の学生仲間。そしてどんなときも自分の味方となり、応援してくれた家族の存在。
本当に多くの方々の力で、インドに学校が建ったんだと思うとこみ上げるものがありました。
BEAMスクールに到着すると、スクールの門には鮮やかな色の花で飾り付けがしてあり、校庭にはステージも設けられて開校式の準備が整っていました。
門をくぐった瞬間に、思わず涙があふれたことに自分でも驚きました。
嬉しくて涙が出るということが本当にあるんだと思った瞬間でした。
実は現役時代、わたしは活動しながらもずっとずっと迷っていました。
自分がしていることはただのエゴなんじゃないか。
ずっと現地の人たちが自分たちで暮らしていた空間に、
いきなり知らない日本人が来て学校建てます だなんて、おこがましいんじゃないかと。
でもその迷いが開校式の日に吹き飛びました。
開校式に参加してくれた子どもたちのキラキラした目。キラキラした笑顔。
学校に通ってお医者さんになりたい、っていう夢を話すときの表情。
その様子を後ろの方から見守るたくさんの大人たちの笑顔。
いまでも忘れられません。
やっぱり学校を作ると決めて良かった。
間違ってなかった。
そう思えた1日でした。
開校式の最後は日本人もインド人も大人も子どもも関係なく、インドミュージックが爆音で鳴り響く中、みんなで踊りました。
本当に幸せな空間でした。
あれから9年もの時が流れて、わたしは2人の子どもの母親となりました。
上の娘は幼稚園に通っています。
幼稚園で仲のいいお友達もできたし、大好きな先生たちがいるようです。
幼稚園であったできごとを話す娘の顔はいつもキラキラしています。
時に悔しいことや悲しいことで涙することもあるけれど、それでもその目はその先を見ていて、大人になってしまったわたしはハッとさせられることがあります。
娘にとって家族以外の居心地がいい場所ができているのだと思います。
ふと、学生時代にインドで出会った子どもたちを思い出しました。
今の娘の表情と同じ顔をしている。
そうか、学校は必要だったんだ。
改めて感じています。
学校では教育を受けることができる。
それ以上に、友だちとの時間というかけがえのないときを過ごせ、親以外の大人にも見守られて過ごすことができる。
それがどれだけ子どもたちの心の成長に役立つか。
子どもの表情を見ていればわかります。
自分の子どもと同じように、BEAMスクールに通う子どもたちがこれからも安心してスクールに通えますように。
家族と同じくらい大切な居場所がありつづけますように。
クラウドファンディング、目標達成に向けてまだまだ頑張ります。
どうか応援いただけると嬉しいです。
長文ご覧頂き、ありがとうございました。
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