クラウドファンディングにご支援いただいた皆様へ
BACKPACKERS HOSTEL 燕之宿
大澤 康正
駄菓子ツバメ
大澤 裕香
いつも大変お世話になっております。
「蒲原宿の築200年の旧醤油醸造蔵を地域とゲストのコミュニティスペースにしたい!」
というクラウドファンディングにご支援いただき、本当にありがとうございます。
2020年3月31日に目標金額を達成し、ちょうど1年。
プロジェクトを始めたときとは全く違う世の中になってしまいました。想定していない状況に、プロジェクトも思うように進められず、随分時間がかかってしまいました。
ご支援いただいた皆様にはご心配をおかけし、本当に申し訳ございません。
大変お待たせしましたが、プロジェクトの完了のご報告と完成後の内覧のご案内です。
改めて、プロジェクトにご支援いただきありがとうございました。
旅館業を始めたばかりの私達にとって、この1年は本当に不思議な1年でした。本業が成り立たず事業継続はもちろん家族や生活のために、本業ではない仕事で収入を得なければならず、いろいろなところでお仕事をさせていただきました。それにより宿や醤油蔵に関わる時間が減ってしまい、思うようにプロジェクトを進められないジレンマが常にありました。
ただ、悪いことだけではありませんでした。いろいろなところでお仕事をさせていただいたことで、新しい世界を見ることもできました。宿にいるだけでは出会えなかったたくさんの人々とも出会うことができました。そして、様々な方々が声をかけてくださるようになり、この状況に合わせた宿の使い方を一緒に考えることもできました。
そしてようやく、蔵のプロジェクトも一歩一歩前に進むようになった、そんな1年でした。
この間、本来でしたらその状況含めて、ご報告すべきだったと今は本当に反省しております。申し訳ありません。
その時は気持ちが追いつかず、状況を報告する気になれなかったのが正直なところです。この点も含めて、より一層適時的確な情報発信の方法を勉強しなければと感じております。
旧醤油醸造蔵の利活用について
旧醤油醸造蔵は、ゲストと地域の皆さんとのコミュニティスペースとなるよう、このプロジェクトを始めました。しかし、コロナウイルスの感染拡大で、宿泊者の利用は大幅に減りました。また、遠方から来られる方々からの感染リスクのこともあり、地域の皆さんとの交流を積極的に行えなくなりました。
よって、これからはコミュニティスペースや貸しスペース(物販や音楽、セミナーやワークショップなど)だけでなく、コワーキングペース(仕事ができる)や勉強ができる場所として幅広く使っていただけるように準備しております。
内覧会についてのお知らせ
本来でしたらプロジェクト完了のご報告をかねて、内覧会を開こうと計画しておりましたが、コロナ禍ということもあり、大勢の方が一度に会してしまうことは避けたく、このお手紙を「期間を設けない無料内覧券」とさせていただきます。内覧をご希望の方は、事前にご連絡いただき、こちらをお持ちください。無料で内覧が可能です。
※人数制限をかける場合がありますので、ご注意くださいませ。
リターンについて
「千社札」のリターンでご支援いただいた皆様
千社札を手作りして、蔵の柱や梁に貼る予定でおりましたが、内装イメージやオーナーさんの意向もあり、大変申し訳ありませんが断念しました。
これについては、代わりのリターンとして「ポストカード型宿泊券」をお送りいたします。
つきましては、大変お手数ですが、郵便番号、ご住所、お名前をメールにてお知らせいただきたく思います。よろしくお願い致します。
「30年後の蒲原について」のトークイベントについて
プロジェクトリターンにもあるように、「30年後の蒲原について」のトークイベントを開催予定です。たくさんの人を集めてのオープニングイベントのようなことは難しいですが、少人数でオンライン配信できるような形にする予定です。今後はFacebookでお知らせいたしますので、そちらからご確認ください。(Facebookページ @TSUBAMENOYADO)
最後に。
このプロジェクトの目的は、蒲原の当たり前の風景にスポットを当て、蒲原らしい町の資源(歴史、町屋、古民家、文化や風土などなど)に価値を感じてくださる人が増えていくことです。この旧醤油醸造蔵が、皆さんのご支援とこれからの運営により、そのきっかけになっていくように、利活用を進めていこうと思います。
改めてこのプロジェクトを実施して、蒲原の皆さんの町に対する想いや愛着などを感じました。その気持ちに応える責任も感じ、果たせているのかも分かりませんが、これからも大好きな蒲原を自分なりに、少しずつおもしろくしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。