大変ご無沙汰しております。カンボジアのSvayChek Organic Farmの小島幸子です。いつも皆様のご支援や応援のお気持ちを本当にありがとうございます。
ファームの近況を長い間お知らせできずに申し訳ありません。昨年2020年4月に建設会社の資金問題で工場の建設がストップしてしまい、皆様に応援いただきながらもマンゴーワインの製造が頓挫してしまっており大変心苦しく思っております。建設会社からはあれ以来何も連絡はなく、自分たちで再度資金繰りをし工場の建設を再開しようと思っておりましたが、今もまだ建設再開はできていない状況です。
そんな中、今年もカンボジアのマンゴーの季節(3月〜5月)が近づいてきました。ファームのマンゴーの木にも花が咲き、小さな赤ちゃんマンゴーが実ってきました。
生きていると色々と試練もありますが、生命の誕生という自然の強さや美しさを感じると自分もまだまだやれると勇気をもらい、また一歩でも前に進もうという気持ちになります。
ファームには現在3000本以上のマンゴーの木がありますが、そのマンゴーをすべて収穫するためにはかなりのコストが必要なため資金繰りの厳しい今年はマンゴーを収穫しないという決断にいたりました。コロナがなかったら、ファームのサポーターである皆様にファームにいらっしゃっていただき、マンゴーを思う存分に食べていただきたかったです。
ファームの敷地は42ヘクタールありますので、その一部を売却して工場再建のための費用を捻出したいと思っていますが、このご時世のためなかなか購入者も見つかっておりません。少しでも何か進展があって皆様にご報告ができればと思っていたのですが、去年から何も変わらない状況でのご報告となり本当に申し訳ない気持ちです。
ただ、マンゴーワインプロジェクトは私の中では全く諦めていませんし、いつか必ず道を拓いていけると思っておりますので、マンゴーワインを飲む日を楽しみに待っていていただけたら幸いです。
コロナの影響で皆様大変な思いをされていると思いますが、どうぞくれぐれも健康に気を付けてお過ごしください。