【今日は特別な投稿です】
クラファンページのビデオを見てくれた人、そしてブランドの立ち上げの説明を読んでくださった方の中にはあれ?と不思議に思われた方もいるかもしれません。
ビデオの終わり方。どうしてコーキィが、「このプロジェクトは妹を忘れないための方法です。」と言ってビデオが終わるのか?
(妹のソフィアと兄のコーキィ)
そしてブランドの立ち上げの説明文でも、兄と妹で立ち上げたプロジェクトです。とご説明をして始めているのに、その後、妹であるソフィアについて触れていないのか?
今日はその事についてのお話です。
今日はクリスマスイブ、明日はクリスマスですね^^
ビーキーパーの生まれたオーストラリアではクリスマスは家族と時間を過ごす日です。
日本でもきっと大切な人と一緒にお時間を過ごされる方が多いかと思います。
クラウドファンディングをすることによってたくさんの人と繋がれたこと、良いご縁があった事をとても有難い事だと思っています。
(メルボルンにあるお店の様子)
昔からの知り合いだけれどなかなか再会をする機会がなかった人たち、そんな人たちからも支援をしたよ〜!応援しているよー!という温かい言葉をいただけて、とっても嬉しいです。
またクラウドファンディングをしていなければ繋がることのなかった人たち、初めて見たけれども素晴らしい活動をしているので応援しています!そう言った言葉が身に染みて本当に嬉しいです。
そして、そんな皆さんとの繋がりやご縁に感謝を感じているからこそ、皆さんにお伝えをしたいお話があります。
【ブランドを立ち上げた1人ソフィアのお話】
ビーキーパーパレードの原動力。それは兄と妹が交わした、たった一つの約束です。
ビーキーパーパレードは兄と妹が立ち上げたビジネスによって、世界をより良い場所にしていくソーシャルエンタープライズです。
ご支援をしていただいた方やいつも応援をしてくれる方々はご存知かもしれません。
ビーキーパーパレードの始まりは、カンボジア難民としてオーストラリアに移住しオーストラリアで育った兄と妹(コーキィとソフィア)が立ち上げた、カンボジアを支援する慈善プロジェクトでした。
そこから、カバン屋さんとなりました。
地球や人にやさしいプロジェクトとなるように2人で一生懸命に考えました。
そこから、現在のビーキーパーパレードと発展しました。
他のブランドによって使用されずに捨てられてしまう運命だった過剰な布を救い、美しいカバンにアップサイクル(価値を高めるリサイクル)ことで衣類による環境汚染を減らし、カンボジアの子ども達の教育サポートができるように運営をしています。
ビーキーパーパレードを立ち上げた2人のうちの1人、ソフィアはブランド立ち上げ当時、病院で子宮頸癌と診断を受け、闘病中の身でした。
(お茶目なソフィア)
そして、とても残念ながら彼女は、2012年8月15日に18か月の闘病生活の後に亡くなってしまいました。
ソフィアの喪失を経験した事は、ブランドにとってもコーキィにとっても過酷な経験でした。
彼女は遺言の中で彼女の車を兄のコーキィに譲り、「それを売ったお金で、未だに貧困に苦しむ人のいる故郷であるカンボジアをサポートし、私たちの生きる社会をより良い世界にするプロジェクトを継続して夢を諦めないで欲しい。そのためにそれを資金として使って欲しい。」とコーキィに言い遺しました。
(ソフィアの車・マックス)
その後、コーキィは毎日彼女との約束を叶えるために働き始め、周りの人のサポートがあったおかげで結局、彼はその車を売ることはありませんでした。たくさんの人に支えられながらコーキィはビーキーパーパレードで毎日働いています。全ては彼女との約束を守るために。
ソフィアが亡くなって以来、コーキィは妹との約束を守るために人生を捧げてきました。
そうして活動を続けていく中で、妹のソフィアの名前を冠した「ソフィア・サリースクール」は海近くの沿岸の村、ケップに建設されました。彼女の願い通り、カンボジアの子どもたちをサポートできるように。
(ソフィアの名前のついた学校)
ビーキーパーパレードとして活動をすることは、コーキィにとってもスタッフ全員にとっても、私たちなりのソフィアを忘れないための方法でもあります^^
最後まで読んでくださってありがとうございます。
当クラファン は残り28日です、皆さま最後まで応援をよろしくお願い致します。
どうか、皆様がご家族の皆さんやご友人と良いクリスマスと年末年始をお過ごしになられますように。
皆様に感謝すると同時にソフィアの事を想いながら
コーキィとケントより