いよいよ、クラウドファンディングの募集期間も残り1日となってきました。
現在、17人のパトロン様にご支援いただいています!
こんなにたくさんのご支援をいただき、スタジオゲイズ一同驚きを隠せないと共に、感謝の気持ちでいっぱいとなっております!
さて、今回も活動報告を更新していきたいと思います!
今回は制作裏話ということで、色彩設計とルックのお話をさせていただければと思います。
▼色彩設計とルック
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色彩設計とは、アニメに登場するキャラクター等のベースとなるカラーを指定するものとなります。
言葉で説明しても分かりづらいかと思いますので、画像を交えながら説明したいと思います。
▲デザイン画でのマルム(決定稿)
こちらのイラストは、デザインを決める際のイラストとなっており、細かい色指定などはございません。
アニメにするには原画を描く人たち(以下原画マン)が描きやすいように絵柄を試行錯誤しなければいけません。
絵柄を統一するために、キャラクターデザインを上記のイラストをベースにして考える必要があるのです。
絵柄を決める、つまりこういう絵柄で行こう!というルックを決める、という工程があります。
アニメのエンディングロールなどにキャラクターデザインという役職があるのに気づきましたか?
アニメにおけるキャラクターデザインの仕事とは、アニメ用に動かしやすい、描きやすいようにデザインしなおすということなんですね。
そして、アニメ用にデザインしなおされたものがこちら!
元のデザイン画とは比率が異なっていますよね。元のデザイン画より幼くなった印象です。
▲そしてこれが色彩設計。
ルックが決まれば色も考えられるというもの!
こちらが本編に使われる色を指定した設定資料となります。
たくさんの色パレットが画像の中に見られますよね。
この色パレットにも法則があるのです。
まず、ベースとなるカラーを置き、その右上や左上にハイライトのカラーを配置。
そして、影色はベースカラーの下へ必要な影の色の数分増えていきます。
今回、プエラドラコでは影を二色使わないため一つとなっています。
こちらを彩色(さいしき)班に渡し、スポイトなどで色を拾ってもらい着色作業をしてもらいます。
この設定資料を作らないことには色を塗ってもらうことが出来ません!とっても大事!
どの作業にも大切なことですが、後の工程を考えて作業を進めていくんですね。
アニメ作りは人がいてこそ出来るというもの!
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今回の制作裏話は以上となります。
キャラクターのみのご紹介となってしまいましたが、背景の場合でも色や光源の設定
今は朝なのか昼なのか夕方、夜といった場面設定などがあるため色の指示は手を抜けないのもとなっています。
いよいよクラウドファンディングも終了間近となってきましたが、スタジオゲイズ一同気を抜かずにアニメ制作を続けたいと思います!
応援のほど、よろしくお願いいたします!