飲食業の持つ課題とシェアキッチン
食べ歩きが趣味だったこともあり、多くの飲食店関係者の方々と知り合う事ができました。
その様な中で感じたことは、飲食業をスタートする場合、新規参入者にとって、改装費等の資金、集客、立地など様々なハードルがあり、継続性を担保することが困難な業界であると感じていました。
その様な事からも、出店リスクを減らし、より継続できる仕組みづくりが必要ではないかと考え始め、出会ったのがシェアキッチンでした。
シェアキッチンとは、飲食店 営業許可の施設基準をみたし食品衛生責任者が設置されている、キッチン付きの店舗のことです。店舗を複数の店主でシェアすることで、初期費用やランニングコストを大幅に軽減し、飲食業をはじめることが出来ます。
「ゑり卯」のある元町5丁目には「シェアキッチン ヒトトバ」というシェアキッチンがあり、そこでは日替わりの店長が様々な料理で腕を振るっていたのでした。
また、シェアキッチンの利用者の特徴として、「何かをやってみたい!」「何かを表現したい!」「人を喜ばせたい!」など、非常にアクティブで能動的な人が多く、シェアキッチンが地域に埋まっている活動人口を掘り起こし、地域活性化の一端を担う役割があると感じたのです。