青森ねぶたウルトラノ會 公開日記 3/8(水)
本日はお返し品(リターン品)の中から、30,000円以上のご支援に付いてくる「帆前掛け(ほまえかけ)」をご紹介いたしましょう。
◇ 歴史:帆前掛けは帆布(はんぷ)と呼ばれる、厚手の平織りの生地です。
文字通り、船の帆として使われていたり、職人たちの工具や釘を入れる腰袋や靴の素材として使われる、多様性の高い素材です。
帆前掛けとしてのルーツは明確ではなく、大正時代には現在の帆前掛けに近いものがあったようですが、現在の形になったのは昭和10年頃だそうです。
腰から下がる生地のスペースを宣伝に使うという行為は、当時の職人や商人たちにとって、最高に粋な”広告メディア"だったことでしょう。
現存する当時の帆前掛けは、貴重な大衆文化の資料として保管されていたり、収集家の間で高値で売買されていると聞いています。
◇ 魅力1:帆前掛けの魅力は男性にこそ似合う!という点です。帆前掛けを巻いた男の姿は鎧(よろい)や力士の化粧まわしに通じる戦う男の象徴!、はたまたNYのファッションリーダーを彷彿させる出で立ち!です。
いかがでしょう。この洗練されたCOOLなスタイリング、この観点からすればニューヨーカーたちも帆前掛けをきっと欲しがることと思います。(笑)
子どもたちにも「男なのにスカートつけてる!でもカッコいい!」と賞賛されること間違い無しです。(笑)
◇魅力2:次に私たちの帆前掛けを見てみましょう。デザイン提供は青森ねぶたご当地ブランド「怪獣跳人(はねと)」さんです。ベージュ色のラバープリントで力強くプリントされたデザインは、ウルトラマンの怪獣が13体!「青森」の文字と相まって、荒ぶる怪獣たちとねぶた祭りにぴったりな印象です。両サイドにあしらわれたメッセージは中国の思想家「荘子」の言葉から抜粋したものだそうです。
登場する怪獣:「スカイドン」「シーボーズ」「ザラブ星人」「ガヴァドンA」「ゼットン」「ジャミラ」「メフィラス星人」「ゴモラ」「バルタン星人」「ベムラー」「アントラー」「テレスドン」「ダダ」 計13体
いかがでしょうか。帆前掛けを巻いてみたくなりましたでしょうか。(笑)
酒屋さんが配達時に帆前掛けを愛用されているのを見かけます。帆前掛けの二重巻きの紐で腰をしっかり締めると腰痛防止になるのだそうです。 素晴らしいですね、帆前掛け…☆
以上、怪獣跳人「帆前掛け」を探れ!でした。
皆さまの周囲の方々に当プロジェクトをご紹介いただけますと幸いです。引き続き、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
青森ねぶたウルトラノ會
kiiro
画像引用元:Pinterest「世界中のおしゃれアイデアまとめ」より