足立さんから、みかん農園の最近の様子や作業について、みかんの木の成長報告をしていただきました!ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーこんにちは。足立農園の足立です。5月は畑の草もミカンも伸び盛り、段々と害虫もやってくる。そんな月です。ミカン自体は花が咲き、果実ができて来ます。その後、生理落下と言って、果実がある程度自然に落下する月です。作業内容としましては、防除、除草の2点となります。防除の方は害虫はダニ類、病気は灰色カビ病の対策となります。ダニ類には、ハーベストオイルと言ういわゆるマシン油のような物を散布しました。灰色カビ病は開花初期から花弁が落ちるまでの間におおよそ2回程度殺菌剤を散布しました。除草作業は草の伸び方に応じて程よくのびているくらいに行いました。【殺菌剤についての補足】植物に使う殺菌剤は植物がかかるウイルスに、対抗するためのものです。植物にかかるウイルスは、全く人には影響を与えませんが、植物にはとても大きな被害をもたらします。そこで、人間が考えたのは、マンガン、マグネシウム、硫黄、銅などを使った殺菌です。銅は、人にかかるウイルスにも効力を発揮すると知られていますが、植物にはマンガン、マグネシウムも効果があると言われています。『人への影響について』農薬として使用するには、国の審査があります。例えば、その審査というのはその農薬を規定の希釈倍率に薄めて、それを100匹のネズミに投与します。それを行ったときに、ネズミが死ぬ数が100分の1以下でないと審査が通りません。(100匹中1匹以下)したがって、人間にはほとんど害のないものを足立農園でも使用しています。