2020/01/01 09:00

あけましておめでとうございます。今年はいい年になるといいですね。正月は三途の川への一里塚、なんてことにはならないようにしたいです。

ところで私は125のほかにもいろいろ乗ってきました。2st250も乗ったことがあります。でも、1年ちょっとで125に戻しました。理由はパワーがありすぎるのです。少し古いCR250でしたがトルクもパワーもありすぎて、ちょっと乗りこなせなかった記憶があります。身体がついていかないのが一番の理由でした。体力と気力があるうちはいいのですが、へろへろになってくるとバイクをホールドできなくなってしまいました。125のほうが楽に乗れることに気がつきました。

125でも250に混じって付いていくことができます。ヒルクライムで250と競争したことがありますが、タイム的にはそれほど変わりありませんでした。逆に山の中では125の軽さが際立ってきます。バイクを押すことの多い山では、軽さは武器です。助走ができないぬるぬるの丸太越えなども、バイクを抱えて向こう側に落としてやることが出来ます。125と250は約10kgちがいますが、この10kgが大きな差なのです。

また、乗っていてアクセルを思う存分開けることが出来る125は、正直気持ちいいです。友人が250に乗っていますが、林道ではアクセルを閉じることしか考えない、と言っていました。確かに250の暴力的パワーを全開にできる場所は日本にはほとんどありません。

とはいっても、125を買って林道を全開走行しろとはいいません。この作業道はどこに行くんだろう? あそこの尾根に出る道はあるかな? とか、地図を見ながらあれこれ考えるのも楽しみのひとつです。あるとき、春先に残雪を超えて登山道の入り口まで行ってみました。これ以上行けないという場所で、バイクをすぽっと崖に落としてしまったのです。幸い、なんとか引き上げることが出来て帰ってきましたが、これが市販の250だとあきらめなければいけなかったでしょう。130kgを超えるバイクで山に入ったら、バイクを倒しただけで戻れなくなってしまいます。90kgならなんとか起こして、引っ張り上げることも出来ます。軽いバイクは行動範囲を広げてくれるのです。まあ、崖に落とさないのが一番ですけど。