私たちの気持ち
なぜ私たちが、インドネシアを選んだのか。
きっかけは、松田がインドネシアでのボランティアで知見してきたこと。と同時に、日本では当たり前のことがインドネシアではできていない。たとえば、ゴミ捨て。日本人は決められたとおりの日・時間に捨てる。あふれたら、まとめる。あるいは、業者に頼む。自分でどうにかしようとする。インドネシアの現状はどうだろうか。あふれたらそのまま。誰かが目にとめることもない。市街地から少し離れた郊外に行けば、道の端には、ゴミがある。しまいには、捨てるところがないから、川に捨てる。こんな現状があってもいいだろうか。
世界的に、環境問題が騒がれている現代社会にとって、インドネシアの現状は、解決すべき問題の一つである。では、この問題はどこから来たのだろうか。それは、教育であると私たちは考える。ごみについての教育を受けてきた日本人とは対照的に、今までゴミについての教育を受けてこなかったインドネシアの少年少女。しかしながら、彼らも自分たちの現状に気づき始めている。貧富の格差が激しいインドネシアの中で、私たちが触れ合ってきたインドネシア人は、海外に行けることから考えると、裕福である。そんな彼らは間違いなく気付いているだろう。一方で、貧困層に位置づけられてしまう人々は自分たちの当たり前が、世界のイレギュラーであることにすら気づいていない。
私たちがしたいこと。
それは、教育の改革という無謀なことではない。
私たちが学生であり、インドネシアに友達がいるからこそ、
彼らに、彼ら自身が変わろうと思えるような機会を提供したいのだ。
IZUMOプロジェクトを通して、世界の認識をインドネシアの人々に伝えたい。自分たちで変えようと思うからこそ、環境問題が改善されるのだと思う。