移住して1年。見知らぬこの土地で、こんな大きなプロジェクトを進めるには、どうしても仲間が必要です。
この改装工事の中心的人物は、吉野よりももっと山奥に住んでいる、ファミリーのお父さんです。この方、その穏やかな雰囲気とメガネをかけたらきっと「となりのト◯ロ」のお父さんに似ているということで、「草壁師匠」と呼ばせていただきます。
草壁師匠はノコギリさばき素晴らしく、設計もパパッとなんでも作れちゃう。
昨年11月に初マルシェ出店させていただいた「びしゅう産地の文化祭」で初お披露目しました、この↓屋台も作ってくださった方です。
無謀な私のアイディアを、カタチにしてくださる、神様のような方。(言いすぎかw)
草壁師匠と相談のもと、小屋の改装をスタートしました。
まずは、小屋内の物品の整理をしました。
↑この方は草壁師匠ではなく、「ネコ娘」さんです。強力なサポーターです!捨てる捨てる!断捨離女史。
多量に発生した不用品は、吉野町の国栖で古民家カフェ「くにす食堂」を営む糟谷さんが手伝ってくださいました。古民家改装の経験から、関係機関の活用の仕方を詳しく教えてくださる、スーパーマンです!後日、段取りよく粗大ゴミを処理できたのは、糟谷さんが町のクリーンセンターへ軽トラックで運搬して処分するのに付き添ってくださったおかげです。
そうして、モノが整理された後、次は、小屋の中を何もない状態にして建物の様子を探るべく、備え付けの棚を分解しました。すると、居間になる場所の床が、湿気でベコベコで穴あき寸前のような状態になっているとわかり、合板の床を全て取り除くことになりました。
とても丁寧に丈夫になるよう作られていて、細刻みな間隔で釘が打ち込まれていたり、湿気で釘が錆び付いていたりして、取り去るのに大苦戦しましたが、なんとか完了。
腐っていたのは合板のみ。骨組みは頑丈であることがわかりました◎
続いて、材料選びと、土間の作業に進んでいきます。土間は、薪ストーブという鉄の塊を置くので、頑丈にする必要がありますね。
ちなみに、「しだのこLabo」の改装作戦会議は、自家製ホットドッグで人気カフェのクロスポットで、よく行われています。(偶発的にも)クロスポットさんに行くと、コアな方々とお会い出来て、材木屋さんや、プロ級の大工さんとの出会いがあったり、物事がいつの間にか解決していることも。
師匠やスーパーマンや猫娘…。すごい登場人物!
とにかく、なにもかもが、ありがたいです。
木下
2020年2月6日