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子どもたちに豊かな海を残したい!魚屋が日本の海の問題を学べる絵本をプロデュース

日本の海は今、史上最大のピンチ!世界中では健康志向で、魚介類を食べる人が増加しているのに、日本ではサンマやサケ、イカなどはどんどん不漁に。このままでは、美味しい魚が食べられなくなってしまうかもしれない緊急事態。だから、絵本を通して大人から子どもまでたくさんの人に海や魚の現状を知ってもらいたいのです。

現在の支援総額

2,129,280

133%

目標金額は1,600,000円

支援者数

293

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2020/02/12に募集を開始し、 293人の支援により 2,129,280円の資金を集め、 2020/04/08に募集を終了しました

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子どもたちに豊かな海を残したい!魚屋が日本の海の問題を学べる絵本をプロデュース

現在の支援総額

2,129,280

133%達成

終了

目標金額1,600,000

支援者数293

このプロジェクトは、2020/02/12に募集を開始し、 293人の支援により 2,129,280円の資金を集め、 2020/04/08に募集を終了しました

日本の海は今、史上最大のピンチ!世界中では健康志向で、魚介類を食べる人が増加しているのに、日本ではサンマやサケ、イカなどはどんどん不漁に。このままでは、美味しい魚が食べられなくなってしまうかもしれない緊急事態。だから、絵本を通して大人から子どもまでたくさんの人に海や魚の現状を知ってもらいたいのです。

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3月12日追記:たくさんの応援ありがとうございました。さらに多くの方に海の問題を知って欲しい、一緒に考えて欲しいから、ネクストゴール250万円に挑戦します。
さらに集まった資金は、より多くの子どもたちに絵本を届ける費用になります。

はじめまして! 津田祐樹です。私は宮城県石巻市で鮮魚の仲卸として、魚市場や漁師たちから毎日魚の買い付けを行い、仙台や首都圏の飲食店に卸しています。


漁師は朝早くから出航しますが、私たちも朝4時半には起きて、魚の注文をまとめ、魚市場や漁師たちから買付けをし、その日に売る魚を買い集めます。昼までに仙台の飲食店向けに梱包・配達し、東京など遠方は夕方の集荷に間に合わせます。


毎日の仕事の中で、どんどん魚は小さくなり、あるいは獲れない現状を見ることが多くなってきました。報道でご存知の方もいらっしゃるでしょうが、イカやサケ、サンマの記録的な不漁をはじめ、昨春は春の訪れを告げる小女子(コウナゴ)も2年前を100とすると1ぐらいの不漁でした。



また、2011年の東日本大震災以降、3月11日まで獲れていた魚と、震災後に漁を再開した半年後では獲れる魚が全然違ってしまいました。当日まですごく獲れたホッケを見かけなくなってしまったのです。本当は半年近く休漁していたのだから、その分たくさん獲れるようにならないとおかしいのに、いなくなったのです。



逆に、熱帯・温帯地域に生息するシイラという魚があがるようになりました。ハワイではマヒマヒと呼ばれ、フライやソテーで調理されている魚です。




小女子、ホッケ、シイラの他にも、サンマやスルメイカも水揚量が大きく変化しています。

このままでは、これまでのように魚をいつでもお店に並べることは難しくなってしまいます



宮城県石巻十三浜で、ワカメやコンブ、ホタテの養殖をしている阿部勝太です。海はここ数年で大きく変わりました。


ホタテは2−3割しか育たないことが続き、産地である宮城、岩手、青森、北海道のすべての産地で育たず死んでしまう割合が増えています。海水温の変化や栄養素の不足、病気など、原因は今も不明です。

天然資源に限らず養殖業も、種さえ付ければ無限にできるものではないことを、漁師である私たちもこの数年、強く実感しています。水産物が育つ環境は確実に悪くなっています


食べ物には限りがあることをみなさんにも現実として改めて知ってほしいと思います。

天然資源はもちろん、人の手でつくられる養殖の海産物でさえ、育てるのが難しい状況です。日本には豊かな自然があって、その中で食べ物を獲り、育てる人がいて、はじめてみなさんの前に食べ物が届いています。

この先、今まで普通に食べることができた食べ物の選択肢が、ひとつふたつと減っていく世の中になることも想像できます。


今、私たちが食事を楽しみにしているように、子や孫やその先の世代も食べ物が自由に選べる世の中であって欲しいと願っています。


これまで消費者はできるだけ安い魚を求め、小売りや市場は安く売るためにたくさんの魚を求め、漁師は他者よりも大量に魚を捕獲してしまっていたのではないでしょうか。

たくさん獲ろうとするあまりたまごをもっている魚も、これから大人になる子どもの魚も獲れるだけ獲ってしまっていました。

それでは、海の魚たちもたまったものじゃありません。



そこで、水産業の現場では網の目を大きくして小さな魚を獲らないルールをつくったり、獲った魚の場所から消費者までのルートを辿ることができるトレーサビリティという考え方を進めたりしています。

いつ誰が、どういう思いで獲ったのかというところまで見せることで、消費者側もそれを理解し、正当な価格でも買ってもらえるようになりました。


以前はとにかく安いものを、という考え方でしたが、消費者も変化しています。高い理由がしっかりわかれば、その価値にお金を払う人も多くなってきました。レジ袋も有料が当たり前になってきましたが、こうしたエコの動きも20年が経過し、ようやく市民権を得ました。


日本の水産業をみなさんに理解してもらうのも、エコと同じように時間はかかると思います。

だからこそ今、小学校低学年の子どもたちが消費の主役になっていく20年後に向けて、日本の海を取り巻く環境について理解を深められるような絵本を制作していきます。


ご支援いただいたリターンとして、絵本の提供やさらに絵本を全国の子どもたちにお届けする支援プラン、絵本に加え環境に配慮した海産物を実際に食べることができるプラン、学校や職場で水産業にかかわる専門家から直接講義を受けることができるプランもご用意しています。

ぜひ、みなさまのご協力、ご支援をよろしくお願いいたします。




自然環境や資源の問題は一人のチカラだけで解決できるものではありません。これまで、できるだけ安い食品を求めていた消費者と、安く売るために大量に仕入れてきた小売や流通業者、それに応えるために獲れるだけ獲ってきた漁業関係者、それぞれみんなで解決していかなければならない問題です。

子どものための絵本ですが、子どもと一緒に親御さんも読んでいただくことで、海の問題や課題を知ることができると思います。



魚がたくさん獲れると価格も安くなるので、お財布片手に料理を考える身としては助かります。

でも、待ってください。漁師さんがとにかくたくさん獲ろう、スーパーが安く売ろう、消費者が安く買おうを求めた結果が、近い将来、さかながいなくなっちゃうかも⁉︎、という今の状況を生んだと言えます。

だから、もっと海のことを、魚のことを一緒に考えて欲しいと思います。そして魚や海のことがたくさん知りたくなったら、漁師さんのお話も聞いてみてください。きっと、もっと、魚が「おいしい‼︎」って思うこと間違いなしです。



『さかなが いなくなっちゃうって!?』は、多くの人と海を取り巻く問題を一緒に考えたくて、クラウドファンディングの形で制作することにしました。

みなさまのご支援・応援をよろしくお願いします。


大きく分けて4つプランをご用意。海のことを絵本で学ぶプラン、絵本をもっとみんなに広めたい人のためのプラン、絵本を読むだけでは物足りない食いしん坊な方へのプラン、この際ガッツリ海のことを知りたい人への講義付きプランを設定。それぞれ参加しやすい価格帯をご用意しています。

まずは海や漁師さんのことを子どもと一緒に学びたい人や、海産物が好きな友だちに紹介したい人におススメ

¥3,000  絵本1冊お届け
¥30,000  まとめて絵本10冊お届け

自分の手元には一冊、そのほか学校やサークルなど子どもたちの集まる施設へ絵本提供を支援するあしながおじさんにおススメ

¥10,000  絵本1冊お届け+あしながおじさん
¥100,000  絵本1冊お届け+あしながおじさん

環境を配慮して獲ったり育てたりした海産物を実際に食べてみたい食通にオススメ

¥8,500   絵本+魚谷屋お食事券5,000円分
¥100,000  絵本+魚谷屋店主がいく、子供たちと一緒に楽しめる魚料理ケータリング


絵本だけでなく、もっと深く今の水産業の実態を知りたい実践派にオススメ

¥150,000  本物の漁師に出会おう。絵本30冊のお届けとフィッシャーマン・ジャパンのメンバーが全国の幼稚園や保育園、小学校へ、海のお話をしに行きます。
¥300,000  海について学ぶ企業研修。絵本10冊のお届けとフィッシャーマン・ジャパンのメンバーがSDGs(持続可能な開発目標)に関心のある企業への研修を行います。



今回、海の問題を多くの人にわかりやすく伝えるために絵本というカタチを取りました。みなさんから頂いた資金は、絵本の制作費の一部(作画作家への費用、取材費、印刷費など)や、クラウドファウンディングの運営資金、絵本お披露目のイベント費用などにあてさせていただきます。



また、フィッシャーマン・ジャパンでは、激減する漁師を増やし育てる担い手育成事業や、水産高校との授業連携、子ども漁業体験を通じて、人と海の関係を深める活動を行っています。ご支援いただいた資金は、絵本はもちろん、これから次世代にも誇れる日本の水産業をつくる活動にも活用させていただきます。


フィッシャーマン・ジャパン

漁業のイメージをカッコよくて、稼げて、革新的な「新3K」に変え、次世代へと続く未来の水産業の形を提案していく若手漁師集団。2024年までに三陸に多様な能力をもつ新しい職種「フィッシャーマン」を1000人増やすというビジョンを掲げ、新しい働き方の提案や業種を超えた関わりによって水産業に変革を起こすことを目指す。
公式ホームページ


宮城漁師酒場 魚谷屋

「生産者の思いをダイレクトに伝えるためのライブステージが欲しい」という夢を叶える、東京都中野区にあるフィッシャーマン・ジャパン直営店。環境に配慮した海産物のトレーサビリティーを守るために、環境に優しい海産物を扱う許可(CoC認証)取得店。

東京都中野区中野2-12-9 高田ビル B1F(JR中野駅より徒歩2分)
ホームページはこちら


絵本の制作メンバー

企画 一般社団法人 フィッシャーマン・ジャパン
監修 G1 海洋環境研究会
協力 株式会社 セブン&アイ・ホールディングス、株式会社 絵本ナビ
絵 セキ・ウサコ
執筆・編集・アートディレクション 株式会社 A-Create
印刷 図書印刷株式会社



大人から子どもまで、たくさんの人に海や魚の現状を知ってもらいたくて作った絵本です。

ぜひ、たくさんの人に読んでほしいと思います。

子どもたちが大人になった時にも、豊かな海の幸が食べられる環境でありますように……。


最新の活動報告

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  • みなさまのご支援をいただき完成した絵本「さかなが いなくなっちゃうって!?」を全国の子どもたちにお届けする企画の第一弾として、石巻市へ50冊寄贈させてもらいました。これから市内全ての保育所・幼稚園に行き渡る予定です。見本を手にした亀山市長からは「子どもたちに読み聞かせるのにちょうどいい内容ですね。魚の街・石巻の子どもたちが、地元で捕れる魚を大切においしく食べることから始める。そのきっかけになるのではないか」とコメントをもらいました。コロナウイルス感染拡大防止措置で休園中のため、寄贈時期が遅れてしましたが、無事にお届けすることができました。石巻市に続き、全国各地の施設へもお届けの準備を進めています。 もっと見る

  • クラウドファンディング「子どもたちに豊かな海を残したい!魚屋が日本の海の問題を学べる絵本をプロデュース」を応援してくださりありがとうございます。製作中の絵本のレビューが届きました。購入を検討している方、ご参考にぜひ。<埼玉県Kさん 40代パパ、7歳娘>娘のコメントお寿司、天ぷら、シャケおにぎり…魚がいなくなったらさかな料理がなくなって、私の好きなあさりのお味噌汁もなくなってしまう。そこで2018年に漁業法を変えたとこの絵本『さかなが いなくなっちゃうって!?』で知りました。私は漁業法があって良かったと思いました。どうしてかというと、なんでもかんでもとりすぎると、海が空っぽになっちゃうからです。みんなで守れば、海は平和になるでしょう!パパのコメント 私は魚が好きだった。観るのはもちろん、食べるのも、釣るのも。釣りに明け暮れた小学生の頃、釣った魚を図鑑で調べ、身近だった日本の淡水魚の知識はさかなクンみたいに詳しくなった。今は閉館してしまったが、かつて東京タワーの1階にあった淡水専門水族館で日常は見られない魚たちに出会えて感動したのを覚えている。魚好きが高じて、熱帯魚を飼育、水草に凝ったりして、実家の玄関はさながらアクアリウムのように、来客をもてなしていた。 常日頃、魚のことを考えていたせいもあり、魚がいなくなるのではという危惧は子供のころから漠然としてあった。天然記念物である魚群は、絶滅危惧種と呼ばれるのが普通になり、それらが、自然に回復することは、二度とないだろうなと思った。その理由は環境の悪化、生態系の変化、必要以上の乱獲。それが食卓の大衆魚にまで拡大するのは時間の問題だと。 この絵本『さかなが いなくなっちゃうって!?』を読んで、さかながいなくなってしまうこと、もうその段階が差し迫っていることが分かった。魚介類という海の恵みは有限であり、大切にしていかなければ、未来永劫に失われてしまう。それを防ぐためには根こそぎ乱獲してしまうような漁業を改めなければならない。乱獲がいけないことは頭では理解できるが、漁業関係者ではない生活者が、どうすれば、水産資源の枯渇防止に協力できるのか? この絵本をつうじて「海のエコラベル」MSCの存在や、新しい漁業の取り組みがスタートしていることを知った。MSCラベルは水産資源を持続させるために卵や稚魚を守りながら、決められた漁獲量や環境に配慮したルールで獲られた水産物であることを証明している。 人間のせいで陥った水産資源の減少、それを回復、持続させるのも人間がするしかないのだ。未来の子供たちがおいしい魚が食べられるように、MSC活動を支持することで持続する新しい水産業に協力ができる。持続する社会のために自分たちの消費生活を見直すターニングポイントは今なのだろう。先日目標達成しましたが、さらに多くの子どもたちに絵本を届けるためにネクストゴールに挑戦中です。引き続き応援よろしくおねがいします。https://camp-fire.jp/projects/view/229119 もっと見る

  • クラウドファンディング「子どもたちに豊かな海を残したい!魚屋が日本の海の問題を学べる絵本をプロデュース」を応援してくださりありがとうございます。製作中の絵本のレビューが届きました。購入を検討している方、ご参考にぜひ。<東京都Yさん、40歳代ママ(子供:5歳娘)> 実家が海沿いの町なので母がしょっちゅう魚料理を作ってくれて、食卓にいつも並んでいた記憶があります。子どもですから当時は「お肉がいいなあ」と思っていましたが、今では母の味付けを参考にして煮魚をよく作っています。そのせいか5歳の娘も魚が大好きです。 娘とこの絵本『さかなが いなくなっちゃうって!?』を読んだ時、魚肉ソーセージもない、回転ずしのお魚もない、娘の大好きな食べ物がなくなってしまうシーンに「やだー」と、さとしとまったく同じリアクションをしていたのが面白かった半面、魚を食べる文化や家族の味が途絶えてしまう悲しさも感じました。子どもとは魚がいなくなったら他にはどんなことが起きるかなあ~?と想像しながらお話しました。うちの子にはまだまだピンとはきていないみたいですが、難しい社会の問題も絵本ならば子どもとも話がしやすいので、こういう取り組みはありがたいです。私が母の味付けで魚を調理するのと同じように、娘にもそうしてほしいから、今夜も煮魚を作って子どもと絵本の話をまたしてみようと思います。先日目標達成しましたが、さらに多くの子どもたちに絵本を届けるためにネクストゴールに挑戦中です。引き続き応援よろしくおねがいします。https://camp-fire.jp/projects/view/229119 もっと見る

コメント

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  1. 2020/02/26 17:12

    応援しています!絵本楽しみにしています!


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