リターン紹介の8回目は「Ostium (オスティウム) Fuchsia」です。Ostiumとはラテン語で”入り口”という意味なのですが花の学名のような響きが気に入っています。花のような形のシルエットが開いて、放射線状に光り、夢の中、或いは別の世界への入り口へ誘うような状況をイメージしました。Ostiumシリーズの中でもこちらのフューシャ・ピンクは最初に描いた作品です。私にとって夢の入り口とはピンク色の霧のようなものなのです。入り口とは、自分が気付いていないだけで本当は出口なのかもしれません。だとすると、自分はどこにいるのでしょうか。自分がここにいる感覚は自分にしかないですが、自分一人しか感覚できないことは本当に確かなのでしょうか。今自分がここにいる感覚が薄い時など、本当にここがメインの空間(いわゆる現実、というのでしょうか)なのか、夢(サブ空間)なのか、ハッと目を覚ましたらメインの空間にいる自分に戻るのでは,,などという思いが頭の隅のどこかにあります。"入り口"という名の花、として頂いても良いです。コメントは気になさらず、インテリアとして作品を楽しんで頂けたら幸いです。・一点ものの原画です。・サイズ 35.4×25cm ・水彩紙にアクリル絵具、カラーインクを用いて描いた作品です。・2011年に制作。額装していませんが、そのまま棚の上などに立てかけるだけで 充分お部屋のアクセントになります。
#インテリア の付いた活動報告
こんにちは。今回のリターンご紹介は...「RANCHIKI」タイトルの通り、乱痴気騒ぎを絵にしました。春画を分解、再構成して制作した絵画です。1835年刊行の「源氏絵合せ(歌川国虎)」にある乱痴気騒ぎの中の人物のポーズ、構図を利用しました。人物が絡み縺れ合っています。誰もが持っている欲望、そのエネルギーの強さを表した作品になったと感じます。画面を極端に横長にすることで、横スクロールのゲームや絵巻物のようなストーリー性を付与しました。画面構成は、散りばめた色の彩度と明度、色の形の方向性で画面全体の視点を誘導し、目線の流れを作る仕掛けになっています(左から右、時計回り等)。色の強さは人物の行為の暴力性を想起させるかもしれません。しかし描かれた人物は平面的で、寄ってディテールを見ると抽象画のようで意味を成しません。引いて見ると描かれた人物達のカオスとも言える状況が判り、近くに寄るとポップで明るい抽象画のように見えます。ベタ塗りの色面、グラデーション、筆跡の重なり、ドットや輪郭線...などがパーツを切り貼りしたような浅い空間を作り、画面全体を模様のように見せています。・2013年制作。・一点ものの手描きの絵画です。・素材 木枠に張ったキャンバス、アクリル絵具。・サイズ 横260.6×縦89.4cm(キャンバス2枚1組です。同じサイズのキャンバスを並べて絵が繋がり左記のサイズになります。)※※※大型作品のため、お住いの地域によって、別途送料を頂戴しますことをご了承ください※※※送料は私と直接のやりとりとなります。送料ご入金の確認が取れ次第、発送スケジュールの調整に入ります。エアパッキンで梱包してのお届けです。【送料:①②は私が個展の際にお願いしている運送業者さんによる料金です。※税込】①東京都内 3万円②横浜市・さいたま市・千葉市 3万円【参考送料:③④⑤ヤマト運輸 美術品輸送による 見積もりです。土日、祝日は変わるとのことです。※税込・保険料10,000円含む】③札幌市・福岡市 62万円程④沖縄市 120万円~⑤大阪市 36万円程⑥その他 離島の場合はご相談ください。※備考欄に、送料についてご了承頂けたか記入して下さい。