7月5日のMMJGrand にご支援頂きまして、誠に有難うございした。 開催後より随分と時間が経ってしまいました事お詫び申し上げます。
ご支援をいただいたみなさまのおかげを持ちまして、当日は300人を超える観客の前で、23人のモデルが堂々とランウェイを歩いてくれました。 各種新聞、雑誌にも掲載され、週刊文春には4ページにわたり掲載。女性のための運動施設として全国的に有名なカーブスの情報誌には表紙を含めて、4ページにわたり特集されました。
最高齢96歳のモデルが真っ白なウエディングドレスを着たり、着物風ドレスを身にまとい、日本舞踊の舞を見せるモデルがいたり、お一人お一人の表情が、イキイキと輝きました。 最初の一人のモデルが登壇したところから、観客の目には涙が浮かんでいました。
どうしてだか解らないのになぜだか、このショーを観る人は涙が出て仕方ないと仰います。 普通の生活をしている、普通の高齢者達が、こんなにも、美しくて、特別に輝き、満面の笑みで堂々と歩く姿に胸打たれるのだと思います。
ショーの成功の喜びをお伝えするとともに、悲しいお知らせをさせて頂きます。
MMJGrandのファウンダーである松尾俊二が10月9日に永眠いたしました。
松尾俊二さんは4年前よりMMJの活動を広げてまいりましたが、以前に緩解していた肝臓ガンが再発し、5月に手術を受けておりました。7月のMMJの舞台はなんとしても成功させたいとして主治医に相談、10数年間のシンガポール生活より、6月末に治療場所を日本に移し、MMJの舞台に備えました。 舞台への想いそのエネルギーが、驚くほどの回復を与え、舞台に立つ事も危ぶまれrていましたが、当日はすばらしいパフォーマンスで、舞台を成功に導いてくれました。
松尾俊二さんが種を蒔いてくれた「年齢を重ねる事は素晴らしい事、高齢者が美しくて輝く社会は幸せな社会」というメッセージがたくさんのひとに伝わりました。
舞台の成功から今後の活動にも意欲的で、来年の企画なども進めておりましたが、ガンの進行は余りにも早く、松尾氏はご自分の逝き方をご自身で決めて、静かにほんとうにに静かに神戸の御自宅にて永眠されました。 松尾さんが、MMJの活動を通じてやりたかった事。
それをこんなふうにいつも話してくれていました。
人には生まれてきた2つの使命がある。
ひとつは自分が幸せになる事
もう一つは 誰かが幸せになることを手助けすること。
松尾さんが、MMJを通じて、高齢者にもう一度光を与え、その生きてきた時間がどれだけ舞台の上で輝くのか、それを、見る観客が生きることに、もう一度勇気を貰える。 そんな活動を支えていただけた事を心より感謝いたします。
私自身、25年に渡り沢山の学びを下さった松尾俊二さんの死は、深い悲しみとなり、しばらく心ここにあらず、というような状況が続いておりました。
皆さまへのご報告がが遅れました事、大変申し訳ありません。
リターンの発送につきまして、 予定していました松尾さんのアート作品を使ったグッズの作製が出来ませんでした事をお詫びとともにご報告させてください。
その代わりに当たるものを、支援額に合わせまして、お送りさせていただきます。
最終的な集計はまだ終了しておらず、貧困児童への学習支援のための寄付については、また後日報告させて頂きます。
本当にご支援有難うございました。
MMJGrand 実行委員長
中原晴美