四方僧伽の事務局員として一緒に活動している佐和田謙正さんに書いて戴きました。佐和田さんとは、池上の本門寺の随身として2年後輩として入寮。2年間一緒に苦楽を共にしました。ユニークなキャラクターで皆から愛される存在です。四方僧伽の集まりに誘ったところ、快く参加してくれました。現在は会計として会をささえてくれています。
お寺の法務が忙しい中、バングラデシュにも渡航し、活動の幅を広げています。
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四方僧伽では会計を担当しています佐和田謙正と申します。
岡山県で日蓮宗松林寺の住職をしています。
代表の上川氏とは学生時代、池上の本門寺の随身として同じ釜の飯を食べた仲間でした。
2007年、上川氏に誘われ、初めての海外渡航で台北での世界同時平和に参加して、修行時代の仲間が立ち上げた四方僧伽の活動を初めて目の当たりにしました。
アジア各国の仏教徒が集まり、政治レベルでは取り上げられない貧困や差別に手を取り合って取り組むそのエネルギーに圧倒されました。
その場を独特の雰囲気を醸し出して写真におさめていたのが伊勢祥延氏。
世界各国を旅して特にアジアの貧困をよく知る伊勢氏の存在はそれ以降、
四方僧伽の活動に欠かせなくなりました。
10年前に単身、バングラデシュのチッタゴン丘陵地へ飛び込み、現地の人たちとのコネクションを深めて仏陀バンクを立ち上げ、現在約70ヶ村に広がっています。
この『仏陀バンクの挑戦』は伊勢氏の目を通しての四方僧伽の活動の歴史、殆ど知られていないバングラデシュの“ジュマ”の現状、そして仏陀バンクによる未来が書かれています。
私自身、伊勢氏の熱意に動かされて、出会いから10年目の2017年に初めて現地を訪れ、現地の人達の現状と仏陀バンクの意義を理解できました。
キーワードは「持続可能な自立支援」
支援する側の自己満足でなく、現地の人達が無理なく続けれて最終的にはそこから新たな支援ができる…
それが仏陀バンクです。
この書籍『仏陀バンクの挑戦』を通して多くの人達と想いを共有したいです。