2020/03/19 19:46

実施中のクラウドファンディングは、本日で開始から丁度1か月を経過致しました。お陰様で目標額の300万円を突破し、現在支援額は3,342,633円(達成率111%)という状況です。引き続きネクストゴールの1,000万円に向けて、情報発信を行って参ります。

本日は昨日に引き続きまして、創業190年を誇る「吉田屋」の大山さんのインタビュー【後編】をお届け致します。

昨日は吉田屋さんの「梅の尋常ならざる拘り」についてお話を伺いましたが、本日は「大洗観光協会 事業戦略チーム」リーダーとして、町の新しい観光ビジョンについて詳しく伺いました!


■半端ではない拘りで作られる梅!吉田屋・大山さんロングインタビュー【前編】

https://camp-fire.jp/projects/236327/activities/121678


■「観光協会事業戦略チーム」リーダーの想いとは⁉ 
吉田屋・大山さんロングインタビュー【後編】


―それではちょっと話題を変えまして、新しい「大洗 観光ビジョン」についてお伺い致します。この新しいビジョンは、大里明・観光協会会長が就任したタイミングで、協会に所属する団体の中から30~40代の方でプロジェクトチームを組んで、フィールドワーク重ねて作り上げたものなんですよね?その上で大山さんはリーダーを務められた、と。

そうです。(大里)明さんからプロジェクト立ち上げにあたって「リーダーとしてやってほしい」と話を頂いて、務めさせて頂きました。

―このビジョンに決まった経緯を教えて頂けますか?

ビジョン策定にあたり色々な意見が出てくる中で、今回観光協会事業戦略チームとしては三本柱を打ち出しました。

①大洗磯前神社 神磯の鳥居
②初体験
③(ガルパンの経験で培った)おもてなしの強化

一つ目は、「神磯の鳥居」の突出したブランディングアップです。

―「神磯の鳥居」、近年メディアの露出も増えましたよね。

増えました!その調子でドンドン行きたいですね。あの場所に来たら「(気のような)何かを感じるよ」といった、世間一般的に言う「パワースポット」的な要素をもっと打ち出したいです。

そして2つ目は「初体験」。町中をフィールドワークして、色々な観光資源の素材を全部見直して、プロジェクトメンバーで改めて全部洗いだしたんです。そこで足を運んで感じた発見も沢山あって、もしかしたら色んな世代世代に合ったもので、大洗で「初めてやる事」って意外にあるんじゃない?っていう話から、じゃあその全部のライフステージに「初体験」を提示してみようよ、という話になりました。

例えばお子さんだけじゃなくても、青年期の方だったり、壮年期の方だったり、いろんな人が来て「こんなこと初めてやったわ」と言って頂ける素材が沢山あったので、であれば変に年齢層のターゲットに絞らないで、「コンテンツを押し出す」形で「初体験」と銘打っていったらどうかな、という発想です。

―なるほど、あえてターゲットを絞らないと。

子供が生まれて、大洗磯前神社にお宮参りに来る所からスタートして、ちょっと歩けるようになってきたら、海で「磯遊び」。もう少し大きくなってきたら「海水浴」。そのまま成長して、初めて彼氏彼女が出来て、一緒に水族館(アクアワールド大洗)で初デートをする、そういう区切り区切りでの「初体験」を、全部大洗でできちゃうんじゃないかという発想です。

―節目節目で大洗に来て頂く、と。

そして結婚して、子供ができたらまた大洗に来てくれて、子育てが一段落してもまた新しいことができる、みたいな、色んなシーンでの「初体験」を全部提案できるようなコンテンツを揃えて行けば、世代を超えて「循環」していく。そんな観光の町になれるんじゃないか、と思っています。

―子育てが一段落して、中年になって急にカメラにはまり出す方とかいますもんね。

そうそう。私も父が写真撮影が趣味だったので、当時の機材が残っているんですよ。そんな事もあって、私もやってみようと思い、自社の商品写真なんかも全部自分で撮影していたりします。じゃあ次は「風景」を撮ってみたいな、という想いも少し出てきまして、そうやって体験やモノって世代を超えられると思うんですよね。

―良いですね。私も「ARISE GIFT」が出来た後は、そういった「それぞれのストーリー」をコンテンツとして出していきたいな、と思っています。先ほどお宮参りの話がありましたが、「ここに来るとこんな写真が撮影できるよ」「こんな撮影をした方はこんな理由で大洗にきましたよ」みたいな事も発信していけたらいいなと思います!

良いですね。そして最後の「おもてなし」ですが、これは「ガールズ&パンツァー」のファンの方へ普段お店が自然とやっていることですよね。これを様々な世代の観光客にもやっていこう、という事です。

―ちなみに大山さんは、サッカーのクラブチームの代表も務めていますよね。バイタリティが凄いです!

※FCヴェレン大洗 http://www.fc-wellen.com/ 
大洗町を拠点とするクラブチームで、キッズ・ジュニアユースなど幅広い年齢層で活動。トップチームは今年「茨城県1部リーグ」を戦います。 Twitterはこちら
↑県1部リーグって、めちゃくちゃ凄いんですよ!!

ありがとうございます。本業がサッカーだと思ってる人もたくさんいるんですよ(笑)。祭事の時など「あれ?大山さんなんでこんなところに立っているんですか?」と、不思議そうに声をかけられたりしますね(笑)。町の為に、今後も様々な活動をがんばります!

―それでは最後に、支援を迷っている方へ、メッセージをお願いします。

今回廣岡さんが立ち上げようとしているもの(ポータルサイト)は、町に今までなかったものだと思います。町の人たちが連携したり協力したりしながら、微々たるものかもしれないですけど何か協力することによって、それが今度色々な「繋がり」に発展するのではないかと期待しています。僕らは自分ちの仕事をやっている中で、なかなかそこまで広い展開は正直できないですから。

例えば「梅干し」と「何か別のもの」の詰め合わせギフトを作ろうとするだけでも大変です。その普段扱わない「別のもの」を仕入れて管理して、更にパッケージングして送らなくてはならない。更に在庫リスクもある。やはり色々な問題が出てくるんですね。

例えば、近い所で「月の井酒造」さんのお酒でさえ梅干しと一緒のギフトにしたことないですからね。それくらい「自社商品以外のものとの連動」って難しいんですよね。既製品以外で、企画から展開できるのは、下手するとやれるのは百貨店くらいじゃないかと。そんな中、身近なところで、且つ「大洗」周辺に絞った形でパッケージングできるようになれば、今までなかった事なので非常にありがたいですし、やれるんじゃないかという期待もあります。廣岡さんには是非、商品企画から出来るようになる事を期待しています!

―そう言って頂けて嬉しいです。がんばります。

僕としても期待していますし、純粋に楽しみにしています。廣岡さんには、「お客様と商店のハブ」としてだけじゃなく、「商店と商店」のハブとしての役割も期待しています。結果、町の特産品などのPRに繋がる事を期待しています。

あ、支援を迷っている人へのメッセージじゃなくて、廣岡さんへのメッセージになってしまいましたね(笑)。私も期待している「ARISE GIFT」制作プロジェクトへのご支援、皆さんも是非宜しくお願いします。

―ありがとうございます。最後に余談ですが、来年度から弊社ハイド&ルークも、観光協会に加盟致しますので、よろしくお願いします先輩!

それは歓迎します!次の総会で会えるのを楽しみにしております。

ume cafe WAON

〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町546
定休日:水曜日(臨時休業あり)
営業時間: 10:00-18:00(L.O. 17:00)

地図:https://g.page/umecafewaon?share

■大洗発 ご飯が進む!セレクション

7,000円

✰大洗潮風の梅干し(100g・吉田屋)/☆浜のラー油(110g・藤乃屋)/☆ホッキ味噌(130g・お弁当の万年屋)/☆メッセージTシャツ(サイズ4種選択可能)
大洗ブランド認証品「アライッペのこれだっぺ」より、ご飯のお供にピッタリな商品をラインナップ!