随時お伝えしているリターン品紹介、本日は創業190年を誇る「吉田屋」さんのご紹介です!
とっても濃厚なインタビューになりましたので、今回は2回に分けてお伝え致します!
■吉田屋
※写真は、吉田屋が運営する日本初の梅専門カフェ「ume cafe WAON」
大洗に来てから知ったのですが、実は代表の大山さんは、私の大学の先輩(学部も一緒)で、2年被っていた事がわかり、大学近隣の土地の話などで盛り上がったりしている間柄です!
そんな大山さんですが、今回のクラファンと連動させて頂いている、新しい「大洗 観光ビジョン」を策定したプロジェクトチームのリーダーでもあります。その辺りも含めてお伺いしたロングインタビューです。まずは前編、是非ご覧下さい!
―まずは、ご提供頂いている「大洗潮風の梅干し」が入った「大洗発 ご飯がすすむ!セレクション」ですが、現在全体の申込の30%を超える1番人気です!改めまして、商品の特徴を教えて頂けますか。
「茨城産の梅をPRしよう!」と、茨城の梅農家さんと一緒に立ち上げた梅ブランド 「常陸乃梅」というプロジェクトがありまして、その中から3品種特色があるものをピックアップし、そのうちの一つ「石川一号」という品種が、今回のリターン品の梅干しになっています。
この梅干しは商品名としては「茨城の賜 石川一号」っていう名前なんですけども、まず一番の特徴は「塩分10パーセント無添加漬け込み」という点です。「梅干し」って実は2種類あって、「梅干し」「調味梅干し」という2種類に分類されます。まず「調味梅干し」は、味が付いて、脱塩したり、梅のちょっと酸っぱさを弱めながら「はちみつ」などを足して作ります。今回の「石川一号」は「梅干し」という分野で、塩だけで漬けたものになります。その「塩分10%漬け込み」というのは、全国でも僕くらいしかやってない漬け込み方で、作るのが非常に難しいんです。
ーえ、そんなに難しいんですか?
すごく丁寧に漬け込まないといけないですし、少ロットでしか漬けられず、とにかく手間がかかるんです。なので梅業者さんはやりたがらないんですけど、ウチでは色々な研究を繰り返し拘って作った結果、これが功を奏しまして、2年前に「マツコの知らない世界(TBS系の番組)」の「梅干しの世界」というテーマの時に、この製法と商品を紹介して頂きました。そんな梅干しです。
ーそれは知りませんでした。味はどのような感じでしょうか?
とても簡単に言うと「旨みが増す」という感じでしょうか。
まず塩分10%にしている理由ですが、「梅干し」って基本は15~18%で漬けるんですよ。そうすると一番最初に食べた口当たりがまず「しょっぱい」んです。最初が「しょっぱい」となると、どんな梅でも全部口の中が同じ「しょっぱさ・酸っぱさ」になってしまうんです。梅の品種って凄く沢山あって、美味しい品種も沢山あるんですけど、梅の「品種の良さ」って、一般的にはあんまり感じて頂けないんですよね。
塩分10%まで落とすと、その梅本来の、品種本来の「味わい」みたいなものが一番最初に口の中に、舌に来るんですよ。今ウチで塩分10%の無添加漬け込みの商品は3品種あり、「石川一号」「加賀地蔵」。もう一つは南高梅。これは「8代目」という商品で展開しています。
―弊社が選定させて頂いた「ガールズ&パンツァー」の通販キャンペーンで扱ってますよね。すいません、選定しておきながら、そこまでの拘りだとは露知らず…。
「大洗町×ガールズ&パンツァー」舞台めぐりショッピング 通販キャンペーン実施中!
この3種類も、それぞれやっぱり味わいが全然違います。
ー今のお話を聞いて、改めて食べてみます!!基本我が家には吉田屋さんの梅が常にある状態なんですけど、今日から味わいが変わるかもしれません(笑)。美味しいのは間違いなくて、一口目を意識したいなと。
無添加の梅干しなので、食べたら「酸っぱい」んですよ。なんですけど、「梅の味わい」はそれぞれ全然違いますよ!今回の商品に使っている塩は、沖縄の天然海水から作っている「シママース」を使用しています。そういったこだわりが詰まった梅干しですね。
ー今回選ばせて頂いた「大洗潮風の梅干し」 は、春夏秋冬と4種類ある中の「夏」なんですけど、それぞれ味付けが変わっているんですよね。
そうですね。春がはちみつ味、夏が無添加、塩だけ。秋がかつお味で、冬が無添加の酸っぱい干し梅の4種類で展開してるものなんです。
ー大洗まいわい市場にも置いてありまして、お土産に最適ですね!
ありがとうございます。そんな「一口目」に注目して頂き、ぜひ味わいながら食べて頂きたいと思います!
ーそして吉田屋さんは、「ume cafe WAON」という梅専門カフェを運営されていますよね。この店をやろうと思ったきっかけを教えて頂けますでしょうか?
お店のオープン前は、元々今のお店の4分の1くらいのスペースで、品物だけ並べて販売していたんです。地元の人が客層のメインだったんですけど、2012年に「ガールズ&パンツァー」の放送が始まって、ファンの方を中心に大洗に目を向けてくれ始め、ファンの方以外でも来るようになってきたのを感じていました。
せっかく来て頂いているので、お土産品屋さんというか「立ち寄って頂ける場所」になりたいなという想いで、お店の改装を考えました。その中で「梅」をPRするにあたって、どうやったらお客様にとっつきやすいか、という事を考えました。梅って色んな食べ方とか色んな品種があるんだよ、と伝えたい時に、ただ試食をして頂くだけじゃなくて「こういう風なアレンジで食べたら美味しいよ」みたいなものをお客様に提案できないかな、と。その上で、せっかく提案するんだったら、茨城に沢山ある農作物・美味しいものとコラボして、何か提案できるようなものが出せないかなと思った時に、その「色んなもの」が集まれる場所として、カフェをやったら面白いんじゃないかと。そんな想いでカフェを作りました。
ちなみに店名は、音楽の「和音」から取りました。単音じゃなくて和音。「一緒にいい音を出そう」ということで、WAONという名前にして、2014年にカフェをオープンしました。
―私が2012年に大洗に来始めて以来、「オシャレなカフェがオープンしたぜ!」と話を伺ったのをすごく覚えています。
オープン前、ブルーシートがかかって工事中だった時に、大洗に来るたびに写真を撮って行かれる方がいて、随時ツイッターでアップしながら、状況報告されていた方もいらっしゃいましたね(笑)。
ー今それを大洗駅でやっている方もいますよね。駅の工事、ここまで進んだ、みたいな(笑)。
当時いらっしゃった方は、今の店の裏のプレハブで店舗をやっていたので、それを今でも覚えてる方々も結構いらっしゃいますね。
ーここで先ほどの「コラボ」の話に戻りたいと思うんですけど、先日「梅こしょう」という商品を高校生と一緒に開発されたと、ニュースで拝見しました。
はい、大成女子高校の生徒さんと共同開発した商品です。高校の授業の中で「地域デザイン」という専攻があって、その一環で作ったものです。
ー高校に「地域デザイン」の科目があるんですか?凄いですね。
大成女子高校さんは女性の「キャリア教育」を重視しているんですけど、そこで地域の特産品を掘り下げるところから研究して、その特産品をイノベーションする、というような授業を行っているんです。一年前は「カリウメヤキ」っていう梅の柔らかい食感を「カリッ」という風に変えようというイノベーションからできた、カリカリしたお菓子を作りました。そして今回は「しょっぱい」を「すっぱ辛い」にしようというイノベーションからできた「梅こしょう」という商品を発売しています。ちなみにカフェで働いている者で、昨年「カリウメヤキ」を考案したメンバーもいますよ。
ーそうなんですねぇ!それはご縁ですね。
いやー、本当にそうですね。
ー後編へ続く
【追記】後編:https://camp-fire.jp/projects/236327/activities/121827
ume cafe WAON
〒311-1301 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町546
定休日:水曜日(臨時休業あり)
営業時間: 10:00-18:00(L.O. 17:00)
地図:https://g.page/umecafewaon?share
■大洗発 ご飯が進む!セレクション
7,000円
✰大洗潮風の梅干し(100g・吉田屋)/☆浜のラー油(110g・藤乃屋)/☆ホッキ味噌(130g・お弁当の万年屋)/☆メッセージTシャツ(サイズ4種選択可能)
大洗ブランド認証品「アライッペのこれだっぺ」より、ご飯のお供にピッタリな商品をラインナップ!