シリーズでお伝えしている「リターン品紹介」のコーナー、本日はペアでのお食事券を提供して頂いた、大洗の名店「味処 大森」さんのご紹介です!
この冬も「あんこう鍋」で大盛況の人気店!
先日も掲載させて頂きました通り、リターン品のご提供のみならず、5万円の協賛コースにもお申し込み頂き、心より御礼申し上げます。
今回は板長の大森さんに、お店の事や料理のオススメを伺いました!
■味処 大森
http://www.ajidokoro-oomori.com/
ーこの度は、ご協賛も頂き、本当にありがとうございました!本日はお店の事など、色々伺っていきたいと思いますので、宜しくお願い致します。お店はオープンしてからどのくらい経つのですか?
私が2代目で、お店の開業から今年で40年になります。開業するきっかけとしては、当時「大洗にイワシがいっぱい上がっちゃった」という所からスタートしました(笑)。
―いっぱい上がっちゃったんですか(笑)
はい。当時はイワシ料理を扱うお店が大洗にはほとんど無くて、水産加工業の方から「こんなに新鮮なイワシが沢山上がってくるのに、どうにかならないか」という相談をウチの親父が受けた事で、じゃあイワシ料理のお店を作ろう、という事になりました。
そうしました所、やってきました『第1次イワシブーム』が!TVなどで「イワシが健康に良い」というように報道されたタイミングがあったんですね。それでお店も軌道に乗りまして、しっかり「イワシ料理」の看板でやって行こうとなった訳です。
ー先代は先見の明があったのですね。
開業当時は、イワシ料理だけで提供する料理の80%程度ありました。今ですと冬は、あんこうを中心に鍋料理を積極的に出しているので、比率は下がっているんですけどね。それでも「イワシ料理」の看板は変えずに、開業当時から提供している「イワシのフルコース」はずっと変わらない看板料理です。
ーちなみに、今もイワシって大洗で良く獲れるんですか?
はい、基本は取れます。ただ、イワシの漁獲量はあまり一定せず、3年~5年周期で取れたり取れなかったりするんですよね。それで、ここ最近聞いた話ですけど、サンマが豊漁の時はイワシが余り獲れず、イワシがの豊漁の時はサンマは少ないんだよね、ここ何年かずっと、と。言われてみれば、サンマがない時はイワシイワシイワシイワシ…。
―(笑)
最近サンマが獲れないって話も出ていますが、逆にイワシは真冬でも問題なく獲れますね。
―これ、素人の私の舌の感想で恐縮なんですけど、大森さんで頂くイワシには、とにかくイワシに臭みがないと感じます。やはり新鮮だから、みたいな所は大きいでしょうか。
そうですね。当然ながら市場に出回ってスーパーなどで売られているイワシは、獲れてから食べるまで2~3日は経ってしまっている可能性が高いですから。イワシに限らず、現地で食べて頂いた方が美味しいとは思います。これは余談ですが、私が京都で修行していた時の話になりますけど、その時に親方が「イワシも3度洗えば鯛の味だ」と言ってました(笑)。タイもイワシもサンマも3回洗えば、みんな美味しくなるという事なのか、洗ってしまえば皆同じ、という意味なのか、今でも定かではありませんが、その言葉はよく覚えてます。
―(笑)なるほど。
まあ40年近く前の話なので、今と衛生観念が全然違いますからね(笑)。
―貴重な(?)お話、ありがとうございます。それではお店の話に戻りたいと思うのですが、告知文に「夏は岩牡蠣、冬はアンコウ、1年を通じてイワシが美味しく食べられる」と書かせて頂いているのですが、先日TVでも特集されていました通り、冬は「あんこう鍋」が良く出ますか?
それはもう。基本ウチはイワシ屋さんなんだけど、あんこう鍋屋さんになっちゃってます(笑)。
―私も先日家族を連れてどぶ汁を頂きましたけど、いやー絶品でした!で、夏は「岩牡蠣」ってことなんですが、今回のリターン品の対象が6月以降になっていまして、その頃には岩牡蠣が美味しく食べられる感じでしょうか。
ええ。6月に入ってから開始するのですが、つまり「入梅」の時、梅雨時からなんです。6月~7月の始めにかけて雨がいっぱい降るじゃないですか。この辺で言うと栃木とかで。そうすると、山からのミネラルを含んだの水が海に流れてきて、それを吸った岩牡蠣はミネラルが豊富でふっくらして、美味しくなるんですよ。
―なるほど。
ですから「梅雨上がり」が、一番、身がふっくらして、身が大きくて。7月半ばくらいが一番美味しいと言われています。なのでもし「美味しい岩牡蠣を食べたい」という場合は、7月半ばくらいにご予約頂くと良いかと思いますよ。
―良い話を聞きました。ありがとうございます。
ちなみにイワシも「入梅イワシ」と言って、梅雨時のイワシが脂がのって美味しいです。
―そうなんですね!では是非ダブルで味わって頂きたいです。他にオススメはありますか?
6月っていうと暖かくなってくるので、「特選海鮮丼」がオススメです。その時期はお刺身が欲しくなる時期でしょうから。「特選海鮮丼」はネタが10種類入っていて、色々な味を楽しめますよ。
―そんなに入っているんですか!
はい。ちなみに普通の海鮮丼は、ちょっと値段も安くなりますけど7種類。ネタの大きさも変えてます。
―良いですね。
また「特選天丼」も人気が高いです。大名椀でネタも10種類入れます。
―天丼で、10種類ですか?それは、多いですね。天丼で聞いたことがない。
まあ野菜や魚を入れての話ですけど。量も多いですが、若い方はペロッと食べちゃいますね。そして勿論、海の町・大洗という事で「特選刺身定食」もオススメです。これは去年から出しておりまして、普通の「刺身定食」のランクアップ版です。
―お刺身は、もう間違いないっていう印象がありますよね、この町は。
そして7月・8月頃は、ここ4~5年やっているんですが「葛切り」が大人気です!
―くずきり、ですか?
はい。知らない方も多いと思うんですけど「甘味」です。冬は「おしるこ」、夏は「葛切り」みたいな。黒蜜で食べるんですけど。
―ジャンルとしてはデザートですか?
いや和菓子ですね。
―和菓子なんですね。それは不勉強で。
ウチの「葛切り」は自家製で、「吉野葛」という本場の物を使って作っています。手前味噌ですが、これがまた絶品で、それを目当てにくるお客さんも多いですよ。この時期の前になると「まだやってないの?」と良く聞かれるくらいです。「今度転勤する事になってしまったので、最後に葛切りを思いっきり食べようと思って来ました!」という方もいらっしゃいましたよ。
―そうなんですか!葛切り、凄いんですね。
吉野葛って、本当のくず、食べた事ありますか?
―すいませんちょっと不勉強で、「葛切り」というもの自体初めて認識しました。
ぺらぺらのおそばみたいなのを、黒蜜のタレを付けて食べる。ところてんよりも、もっと柔らかい感じです。お客さんには「賞味期限25秒です」と言って出してます。
―(笑)早い!
写真撮ってる間に、過ぎてるだろうっていう(笑)。透き通ってるんですけど、水につけておくと逆に白茶けちゃって、くすんできちゃうんです。なのでお早めに、と。時期的には6月くらいから開始しますので、今回の企画で来て頂く方もお召し上がり頂けると思います。食べた人から「これ400円は安いよ」なんてよく言われます。夏が過ぎて時期が終わってしまった後も、「終わっちゃったんですか?」と頻繁に聞かれる人気商品ですね。「ここのが一番うまいよ」なんて言って頂けますね。
―めちゃくちゃ気になります!私も絶対食べに来ます!!
では、最後にメッセージをお願い致します。
6月は入梅で、ちょっとジメジメしていますけど、岩牡蠣と葛切り、そしてイワシ。ぜひ、ご来店ください、お待ちしています!
―ありがとうございました。
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という事で、このインタビューを聞いて、絶対夏場に「葛切り」を食べに来ようと誓った私・廣岡でした!「あんこう鍋」の時期は3月で終わってしまいますが、現在のコロナウイルスの喧騒が収束した際には是非、「味処 大森」さんへ食べに来て下さいね!
☆味処 大森
茨城県東茨城郡大洗町磯浜町3152-1
TEL:029‐267‐4060
営業:11:30~14:30/17:00~20:00 月曜日定休 ※但し祭日は営業し火曜日が代休
地図:https://goo.gl/maps/MMLenJ6KZX7zdavW8
☆大洗の名店!味処 大森 ペアお食事券
¥36,000
☆味処 大森 ペアお食事券(2人で10,000円)/✰ARISE CO-WORKING 1日利用券
夏は岩牡蠣、冬はあんこう、1年通じていわしが美味しく楽しめる大洗の名店「味処 大森」から、「2人で10,000円」のお食事券をペアでご用意しました!初夏の美味しい大洗の地魚を是非ご堪能下さい。※事前にお客様からお店に予約の連絡をお願いします。