「アモデウス」がリターンに加わりました!
皆さん、お待たせしました!
リターンのラインナップに僧侶氏&タカノリ氏デザインのオリジナルモータースーツ「アモデウス」が加わりました!!
その複雑なデザインから金型製作用製品モデルのデータ作成に少しお時間を頂きましたが、この度ようやくデータ作成の目途がつきました。クラウドファンディングもあと8日を残すところとなりましたが、ギリギリの滑り込みでリターンに加えさせていただきます。
先行する「なっちん」「クレオパトラ」と比べるとやや高めの単価設定ではありますが、それだけ気合の入ったキットになると考えて頂ければと思います。
(写真は3Dプリンターによる出力見本です)
ところでこの「アモデウス」って一体何者なんですか?と思われる方も多いと思います。そもそもキャビコで扱うアイテムは基本的に個人クリエイターのオリジナル作品がメインなので、この手の質問はいつもついて回ります。そこで今回はこの「アモデウス」なるロボット?とそれを取り巻く世界観について、僧侶氏&タカノリ氏が既に発表している設定資料本を抜粋する形でご紹介させていただきます。
自治中立都市「アシッドシティ」を舞台に繰り広げられるモータースーツ同士の一騎打ち
世界の半分を巻き込んだ世界大戦が終わった後の時代。戦いの舞台は違法建築が建ち並ぶ「アシッドシティ」と呼ばれる自治中立都市に移っていた。そこは狭い路地が入り組んだ迷宮のような場所で、戦車等の大型戦闘車両が入り込めないことから思想犯や亡命者、更にはテロリストなどが流れ込む半ば無法地帯になっていた。
そんな極めて限定された環境下で大火力兵器を効率良く扱うために開発されたのが倍力機構搭載型強化装甲服-通称「モータースーツ」と呼ばれる機甲服であった。
中でもこの「アモデウス」は隣接する軍事独裁国家『クブラン共和国』から亡命した元秘密開発局のツァイ博士が、特級国家機密である『ニューロンシステム』を組み込んで造り上げたワンオフモデルであった。
『ニューロンシステム』奪還を目論む『クブラン共和国』は試作段階のモータースーツまでをも投入して、亡命したツァイ博士の追跡作戦を実施する。しかし違法増改築をくりかえして魔窟のように入り組んだアシッドシティでは、モータースーツですら大部隊での行動は適わず、勢い狭い路地で「一対一」の戦いを余儀なくされてしまう。これは逆に言えば、強力な機体があれば例え相手が大部隊を繰り出して来ても機体の性能差で各個にこれを撃破することが可能であり、こうした特殊な環境に特化するべく開発されたのがこの『アモデウス』なのであった。
パイロットはクブラン共和国の兵士であり、この機体への適正が見込まれて捕虜となったグルト族の少年、ハオである。パイロットと言ってもこのモータースーツはその名の通りこれに乗るのではなく、着ることで運用する一種のパワードスーツであった。
また特徴的な背中の装備はそれ全体がエンジンとなっており、場合によってはS型兵装なる強化アタッチメントの取り付けも可能であった。
壮大なストーリーを連想させるイメージイラスト
「アモデウス」のデザインを手掛けたのはプロの漫画家でもある僧侶氏である。これを氏の幼馴染でもあったタカノリ氏が立体化することで「アモデウス」の世界観が次第に形作られて行ったのだが、それらをまとめた設定本とコミックは現在ワンフェスやコミティアなどのイベント会場で発売されている。
以下のイラストはそれらの中に掲載されているものである。
「アモデウス」はキャビコ向きのアイテム?
造形的な面で言えば、キャビコのラインナップに「アモデウス」を加えるのは正直冒険ではありました。
しかしその一方で「なっちん」と「クレオパトラ」にも引けを取らない豊富なコンテンツとモデラーの感性をくすぐる世界観を持っているのも事実です。いやコンテンツの充実度で言えばむしろ一番かもしれません。作る人をその気にさせるコンテンツがあるのはオリジナルモデルを展開する上で何よりも大きな武器となります。
そう言った意味では「アモデウス」はキャビコのラインナップに最適のアイテムであると言えるでしょう。
それでは残り期間も少なくなって参りましたが、これからも「世界中でここにしかないオリジナルクリエイターの作品をインジェクションプラキットに!」プロジェクトをどうぞよろしくお願いします。